2016年1月26日(火)
発売後大きな反響を呼び、たちまち重版出来! それを記念して、鷲宮だいじん先生が執筆する電撃文庫『エルフ嫁と始める異世界領主生活 ―俺の住む島に異世界が来ちゃったんだが―』の紹介記事をお届けします。
正月休み明けで気分が沈んでいる。冬休みが終わってショックだ!!仕事も学校も忘れて、楽しい気分に浸りたい……。みなさんの気持ちは十分にわかっておりますよ♪
沈んだ気持ちをアッパーにしてくれる存在、それは嫁(断言)。
今月はとびっきりかわいいエルフ嫁が異世界からやってくるお話を読んで、とことん現実逃……ゲフ、ゲフン!!もとい、ハッピーオーラ全開になっちゃいましょう☆
東京湾から南へ約900㎞――小笠原諸島の北辺。そこに本作の舞台となる青根村があります。
人口200人ほどのこの小さな村の海辺に、異世界からリリガルドという国がまるごと転移してきたのは夏休みのころ。事情を聞くと、リリカルドの王族と民は異世界で迫害されており、安住の地を求めて魔法の力で引っ越してきたのだとか。
それだけでも大事件なのに、島の高校1年生・漆原由太がふいに取った行動が、かの地の風習では求婚の証だったから大変!!
「わたくし、ユウタ様のために一生懸命尽くします!」と、領主の娘・アクセリアが妻になってしまったのです♪
愛らしくてピュアなエルフ娘に添い寝されたり、身を捧げられたりしたら、誰だって悪い気はしません。これは人生、勝ったも当然!! でも、領主の娘と結婚した由太には、食糧問題や衛生問題、200海里や領土問題までさまざまな困難が降りかかります。
で、日本政府がとった行動は、由太を地方公務員扱いにしてリリカルドの領主にすること。お姫様が妻だし、そういう扱いになっても仕方ないのかも?
高校生で異世界領を治めることになった由太の夏休みは、平穏とは無縁! 青根島の村民たちの協力を得て、かわいい嫁&幼なじみに励まされながら、領主として奮闘する姿をぜひ応援してあげてくださいね!
また、由太がエクスカリバー(コスプレ用の模造刀)で本物のドラゴンにトドメを刺すシーンは、いい意味でくだらなくて笑えます。知恵と勇気と機転で困難を切り開いていく主人公、みなさんもきっと気に入るはず♪
色白で金髪でお耳の長いエルフ妻は真底愛らしい!! それは夜になったら陽が沈むというくらい確実なこと。なので、あえて詳しく紹介はしません。ぜひ、小説本編を実際に読んでその天衣無縫な愛らしさを体感してください♪
ここでアピールしたいのは、エルフ娘のアクセリアに仕える従者・ベルベリンデです。長い髪をポニーテールに結い、黙っていればクールな顔立ちにナイスバディーの女騎士なのですが……。実は本作でも1、2を争うオモシロキャラ枠なのです。
彼女の主な仕事内容をベルベリンデの言葉を借りて説明すると、「暗殺、警護から姫様の下着の洗濯、姫様の夜のご本の朗読まで、幅広くこなします」。……これって幅広いのか、狭いのか(笑)。ツッコミどころ満載です!
由太を曲者と間違って両刃の剣で攻撃した時は、姫様へ堂々と「峰打ちです」と報告していました。この無責任な言動、剣以上の特技を持っていそうな気がします。
そう、ベルベリンデが登場するシーンに、名言アリ(迷言かもしれませんが……)。読み終わった時、もう一度ペラペラとページをめくって彼女の行動を読み直したい衝動に駆られるのはどうしてでしょうか。
スルメのように味のある美少女というべきかも!? 一度読んだら、あなたも彼女なしの体には戻れないかもしれませんよ♪
(C)鷲宮だいじん/ KADOKAWA CORPORATION 2016
イラスト:Nardack
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