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2016年1月14日(木)

『バイオハザード0 HDリマスター』レベッカの新エクストラコスチューム2着が公開。クリーチャーの情報も

文:るやま

 カプコンは、1月21日に発売するPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360用ソフト『バイオハザード0 HDリマスター』の新情報を公開しました。

『バイオハザード0 HDリマスター』

 本作は、2002年に同社からゲームキューブ用ソフトとして発売された『バイオハザード0』を、HDリマスターしたもの。『バイオハザード』で舞台となった“洋館事件”の直前が描かれています。

 公開された情報は、新たに追加されたエクストラコスチュームとクリーチャーに関するものです。

新エクストラコスチュームを紹介

 今作で追加された数々のエクストラコスチュームの中から、“S.T.A.R.S.1996”と“S.T.A.R.S.Prototype”が新公開。本編に登場するS.T.A.R.S.制式コスチュームと比較するのも楽しい2着となっています。

◆S.T.A.R.S. 1996

 “S.T.A.R.S. 1996”は、1996年に発売されたPS版第1作『バイオハザード』に登場したレベッカのコスチュームをモチーフにしたもの。バンダナに目がいきがちですが、制服そのもののデザインや素材感が標準のコスチュームとは異なっており、バックルなどの細部に目を凝らすほど違いがハッキリとわかります。

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』

◆S.T.A.R.S. Prototype

 “S.T.A.R.S. Prototype”は、2002年に発売されたオリジナル版『バイオハザード0』に先立って制作された、プロトタイプ版『バイオハザード0』でのレベッカの制服をモチーフにしたもの。ベレー帽に加えて、『バイオハザード』登場時のジルのような厚めのショルダーパッドが印象的。

 プロトタイプ版『バイオハザード0』の開発は中止され、オリジナル版『バイオハザード0』へと生まれ変わりましたが、プロトタイプ版の映像は公式サイトで公開中の“デベロッパーダイアリーPART2”で確認できます。

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』

 さらに、これまでに公開されているエクストラコスチュームもまとめて紹介。これらのコスチュームはすべて、『バイオハザード0 HDリマスター』に丸ごと収録されています(国内版のみ)。

▼チアリーダー

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲『バイオハザード Deadly Silence』で初登場した、チアリーダー姿のコスチューム。

▼ナース

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲『バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D』で初登場したコスチューム。

▼S.T.A.R.S.1997

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲『バイオハザード ディレクターズカット』に収録されている、“アレンジモード”登場時のレベッカのコスチュームがモチーフ。

▼スポーツウェア

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲『バイオハザード2』でウェスカーのデスクを50回調べることで入手できるレベッカのポートレートがモチーフ。

▼コーディー

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲『ストリートファイターZERO3』登場時のコーディーの囚人服をモチーフにしたコスチュームは、やっぱり手錠がアクセント。

▼ウルフフォース

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲『戦場の狼II』をモチーフにしたコスチューム。重火器を持たせて暴れるのがよく似合いますね。

本作に登場するクリーチャーを紹介

 HD化により、さらにおぞましい姿となったクリーチャーを紹介。人間を含む脊椎動物へと移行していった、アンブレラ社のB.O.W.(有機生命体兵器)研究の一部を垣間見ることができます。

▼ラーカー

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲近接距離で舌攻撃を受け、ラーカーに呑みこまれてしまうと援護なしでは脱出できず、単独行時には即死してしまいます。

◆ラーカー

 t-ウィルス研究の初期段階では投与に最適な生物種を選別するため、さまざまな種がサンプルに用いられた。ラーカーはその際に両生類のサンプルとして選ばれたカエルをベースとした試験的B.O.W.で、人間を丸呑みにできるほどの巨大な体躯と捕食用の強靭な舌を獲得している。

 明度によって機能が左右される視覚は退化し、眼球の存在したスペースまでもが中耳腔となり、獲物の接近を察知する鋭敏な聴覚へと発達させている。

 t-ウィルスによる変異が単純な巨大化に止まるケースの多い節足類に比べ、カエルへの投与では巨大化に加えて索敵機能と捕食機能の向上が見られた点が評価された。

しかし、脳が原始的過ぎるため制御は不可能で、特に近づいたあらゆる物体を見境なく捕食対象とする点が致命的欠陥とみなされ、実用化研究は見送られた。

▼エリミネーター

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲攻撃力こそ大型B.O.W.に一歩譲るものの、俊敏性を生かした攻撃と、獲物への執着は侮れません。

◆エリミネーター

 多数の哺乳類にt-ウィルス投与実験を重ねて選別し、造り上げられたB.O.W.。知能の高い大型の真猿類を素体としているため、簡素な命令であれば指示通りに遂行することができる。

 知能が残存していることから、単純にウィルス感染した人間(=ゾンビ)とは異なり、ウイルス侵食下でも脳の神経伝達がほとんど阻害されることなく安定しているものとみられる。

 身体、筋力の面でもウィルスの代謝促進機能が有効に働いており、裂けた外皮から覗く剥き出しの筋組織は、それが信じがたいレベルで急激に増強されたことを示している。

 一定以上の完成度を示したエリミネーターだが、それでも量産化に踏み切るには能力が不足しているとの判断が下された。この後、B.O.W.開発はさらなる発展、性能を求めて、ついには人間をベースとした非人道的な研究へと移行していくこととなる。

▼ハンター

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲耐久力と敏捷性、攻撃力を兼ね備えたハンターは、鋭い爪によるひと薙ぎが脅威。

◆ハンター

 アンブレラが開発したB.O.W.としては、性能とコストの両面でもっとも成功したと思われるモデル。競合社による類似モデルも含め、さまざまな派生型も存在する。

 硬いウロコ状の皮膚と鋭い爪、そして人間をはるかに超える運動性能と命令遂行に最低限必要な知能を備えており、コンセプトであった“対ウィルス装備を備えた兵士との戦闘”への要求スペックを十分以上に満たしている。

 B.O.W.研究において、人間を素体にした場合にはt-ウィルスによる過度の大脳新皮質侵食により知能を失ってしまうことが課題であった。

 しかしハンターは、ウイルス投与による形質変化の後、本能的旧脳しか持たない下等生物(外見から爬虫類と推察される)の異種遺伝子を組み合わせることで脳機能を補い、制御性を高めているものと思われる。

▼プロトタイラント

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲プロトタイラントは、禍々しい外見にふさわしい攻撃力と凶暴性。

◆プロトタイラント

 究極のB.O.W.を目指して開発が進められたタイラント。タイラントは圧倒的な戦闘能力と命令を遂行する知能を兼ね備え、人間ベースのB.O.W.の完成形として洋館事件以降には量産にも成功することとなる。

 レベッカが遭遇するプロトタイラントは、思考能力の発達不全から完成を目前にしながら育成中止が決定されており(t-ウィルスの作用が強すぎたものと考えられる)、廃棄処分を受けた個体である。

 脊椎が露出するほどに外皮の腐敗が進んでいる箇所もあるが、身体機能や耐久力では実用化に至ったタイラントに遜色ないようだ。槍のように巨大な右腕の爪に加えて、左手にも形状変化の兆候が見られ、量産型タイラントが生命危機に瀕した際に移行する暴走モード(スーパー化)に近い、不安定な状態ながら非常に高い攻撃力を有する。

 プロトタイラントは完成品以上にタイラント=暴君の名にふさわしい“むき出しの凶暴性”を有している。

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