2016年2月23日(火)
スクウェア・エニックスが贈るPS4/PS3/PS Vita用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』。本作は歴代シリーズのキャラクターとともに、大軍勢のモンスターとの攻防が楽しめる『ドラゴンクエストヒーローズ』シリーズの2作目で、『DQ』シリーズ30周年の記念日でもある5月27日に発売される大注目タイトルだ。
今回は、本作で男主人公“ラゼル”役の声優を務める森山未來さんへ行ったインタビューをお届けする。
▲森山未來さん。 |
▲男主人公“ラゼル” |
――森山さんの演じる本作の主人公“ラゼル”は、どのようなキャラクターですか?
とにかくテンションが高いキャラクターですね(笑)。年齢も若いですし、演じるには気合が必要でした。でも、元気があって演じていて楽しかったですね。
――本作の声優をやると聞いたときの感想はどういうものでしたか?
気持ちが異常に昂ぶりましたね。仕事じゃないというか、これは仕事ということになるのか? 自分がなんの気なく触れてきた大好きなドラクエの作品に自分が関わることになるのか? 仕事として? それは一体どういうことになるんだ? と、自分の中でパラダイムシフトみたいなものが起こりそうな気分になりました。
――実際にゲームのキャラクターの声優に挑戦されてみてのご感想はいかがですか?
難しかったですね。とくにストーリー部分以外の、武器を振るときの「ハッ!」や「トゥ!」といった発声や、特技や呪文使用時の発声などに音を当てていくのが難しかったです。“ルカナン”の発音も初めて知ることにもなりました(笑)。もちろん、これまで楽しんできた『DQ』シリーズに出演できるなんて考えたこともなかったですし、まさか“ライデイン”をこんなにも人前で叫ぶ日がくるとは! といった幸福感に満たされていました。
――堀井雄二さんから直々に呪文の発音などの指導を受けていましたが、初めて会ったときの印象はいかがでしたか?
もう僕のなかでは神ですからね! 『DQ』シリーズを作った三賢者のうちの1人ですよ。緊張とかそういう次元ではなかったです。今もそうなんですが(笑)。
――“ラゼル”のビジュアルが森山さんに似ているという印象がありますが、いかがでしょうか?
鳥山明先生は、自分を見て描いたわけではないと聞いていますが、偶然とはいえそういっていただけるのはうれしいですね。自分はラゼルほどテンションが高くありませんが、向こう見ずなところなどは似ているかもしれませんね。
――もう1人の主人公“テレシア”についての印象はいかがですか? テレシアは学級委員長のようなお姉さん的なタイプのキャラクターですが、お姉さんがいらっしゃる森山さんは親近感などがわいたりしましたでしょうか?
自分と姉はそれほど年が近くないので、親近感がわくという感じはありませんでしたが、あれぐらいフレンドリーに会話できる仲っていいですよね。あと、自分はラゼルと同様に、放蕩な性格も持ち合わせているので、ああいうしっかりした人が隣にいればいいなあと思いましたね。
――前作『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』をプレイされてみた印象はいかがでしたか?
マーニャが喋った! といった驚きはありましたが(笑)、とくに違和感なくプレイできました。アクションという、これまでプレイしてきたRPGの『DQ』ではありませんでしたが、『DQ』シリーズらしいストーリーがふんだんに盛り込まれているので、いつもどおり楽しくプレイさせていただきました。
――『DQ』シリーズを初めてプレイしたのはどの作品ですか?
ファミコン版の『DQIII』ですね。自分が5歳か6歳の頃だったかと思います。姉がすごい好きで、一緒にプレイしていました。姉は攻略本などを読んで着実にプレイをしていくタイプでしたが、自分はそういうものは使わずにドンドン進めていくタイプでしたね。シリーズのなかでも一番思い入れが強いタイトルで、ファミコン版、スーパーファミコン版、ゲームボーイカラー版と3機種でプレイしました。
――最近プレイした『DQ』シリーズはどの作品ですか?
昨年は仕事でイスラエルにいたんですが、そこでは『ドラゴンクエスト モンスターパレード』をプレイしていました。今はまさに『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』をプレイしています。また、『DQVIII』もプレイしていますよ。
――シリーズのなかで一番好きなキャラクターはどれですか?
しいていうなら『DQIV』の“アリーナ”ですかね。2章の“アリーナ”、“ブライ”、“クリフト”の3人トリオが好きなんです。『DQIII』の職業“遊び人”もいいですね。『DQIII』では、初めのうちは“勇者”、“戦士”、“魔法使い”、“僧侶”のパーティでプレイしていましたが、遊びの要素も入れたくなって、“遊び人”をパーティに加えることもありました。
――シリーズのなかでこのモンスターが好き! というモンスターはいますか?
“あやしいかげ”ですかね。フォルムもいいですし、能力がわからないっていう点がいいんですよね。もちろんほかのモンスターも好きですよ。今、玄関には“スライム”、トイレには“マドハンド”といった感じで、購入したグッズを家中で風水的に配置しています(笑)。
――『DQ』シリーズで印象深い思い出や苦労した思い出を教えていただけますか?
『DQVII』の石版探しですね(笑)。見つけるのが難しかったな~。『DQIII』のオーブ探しも苦労しましたね。ただ、『DQ』シリーズは、難しそうなクエストを提示されても何かしらのヒントを与えてもらえるので、必ずクリアまで辿り着けるんですよ。そのちょうどいい塩梅の難しさが楽しいんですよね。
――森山さんの『DQ』シリーズの遊び方についてお聞かせください。
自分はキャラクター1人1人に愛着がわいてしまうので、しっかり練習や強化をしてから冒険を進めていきたくなるんです。ですので、強化のために序盤の舞台をじっくりプレイしてしまうせいか、なかなかストーリーを進められないこともあります(笑)。さらに、最近の『DQ』シリーズはサブクエストなどがたくさんあるので、それをこなしていると自然とレベルも上がっちゃってしまうんですよ。そのため、ストーリーを進めるときはだいたいスムーズに進められちゃいますね。
――今年は『DQ』シリーズ誕生30周年ですが、ご感想はありますか?
自分の生きてきた年齢と同じくらいですからね……。もう、すごいとしか言えませんね!
――本作をプレイする方にメッセージをお願いできますでしょうか。
前作『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』をプレイした人にとっては、キャラクターも増えていますし、よりゴージャスになった『ドラゴンクエストヒーローズ』を楽しめるかと思います。また、プレイしたことがない方にとっては、見馴れたキャラクターやモンスターなどがたくさん登場し、アクションというこれまでとは違った興奮を味わえると思いますので、ぜひ体験していただきたいですね!
以上、本作のメインキャラクター“ラゼル”の声優を務める森山未來さんへのインタビューをお届けしました。
『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』に関する最新情報満載の生放送が2月24日(水)からスタート! こちらもお見逃しなく!
日時:2016年2月24日(水)15時~
MC:安元洋貴(声優)、結(女優・タレン卜)
出演:スクウェア・エニックス 青海亮太プロデューサー
コーエーテクモゲームス 庄知彦ディレクター
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