武井咲さんが『ドラゴンクエストヒーローズII』で声優を務めた女主人公・テレシアの魅力を語る！

文：電撃PlayStation

　スクウェア・エニックスが贈る、『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』。本作は歴代シリーズのキャラクターとともに、大軍勢のモンスターとの攻防が楽しめる『ドラゴンクエストヒーローズ』シリーズの2作目で、『DQ』シリーズ30周年の記念日でもある5月27日に発売される大注目タイトルだ。

　今回は、本作で女主人公“テレシア”役の声優を務める武井咲さんへのインタビューをお届けする。

▲武井咲さん。

▲女主人公“テレシア”

――まずは本作の主人公“テレシア”について教えていただけますか？

　“テレシア”はお姉さん的な部分もあるしっかりものの性格で、学級委員長のような雰囲気のあるキャラクターです。もう1人の主人公“ラゼル”との刺激的な関係をお楽しみにしていただきたいですし、お姉さんっぽい……、だけどか弱い部分もあるという一面も見ていただきたいですね。

――実際に“テレシア”を演じてみた感想はいかがですか？

　収録現場の雰囲気もよく、“ラゼル”の声がすでに入っている部分もあったので、掛け合いの収録がしやすかったですね。私1人ではとてもこなせる仕事ではなかったと思っています。

――武井さんご自身が“テレシア”に似ている、もしくはここは自分とは大きく違う、といった部分を教えていただけますか？

　周りの方々からは私のことをテレシアのようなしっかりものと言っていただくんですが、自分としては自覚がありません。逆に、テレシアみたいな子が自分の周りにいてくれればいいなぁ、と思ってしまいました。

――自分の声が実際に入った本作をプレイしてみた感想はいかがでしたか？

　感動しました！　『DQ』の中に自分が入ったんだという気分になりましたね。私はアクションボイスの経験などがあまりなかったので、実際にやってみて、「うーん……、これはテレシアになっているのかな？　大丈夫かな？」と不安でしたが、大丈夫だと思いました！

――堀井雄二さんやスタッフの方々も今回の収録で武井さんの第一声を聞いて、「テレシアだ！」って思ったそうですよ。

　本当ですか！　うれしいです。みなさんが、私がこういう現場に慣れていないっていうのを知っていらっしゃったので、リラックスできるように“スライム”のぬいぐるみを置いてくれたり、コツを教えてくれたりしてくれたので、あっという間に収録を終えることができました。

――音声を録るときに堀井雄二さんからコツを伝授されたとお聞きしましたが。

　そうですね。困ったときなど「こうしたらいいんじゃない？」などと指導していただきました。また、テレシアの“お姉さん的部分があるしっかり者だけど、か弱い部分もある”というキャラクター設定がブレそうになったときに、直していただいたりしましたね。

――収録において演じるのが難しかったセリフなどはありましたか？

　「ヤァ！」「ハッ！」などといったアクションボイスですね。これまでこういうお仕事をあまりしたことがなかったので、マイクに向かって声を録るというのが少々照れくさかった部分もありました。まずはそれを取り除いて、周囲の空気になじむようにするというのが、最初の課題でした（笑）。

――今回のお仕事を依頼されたときの感想を教えてください。

　ドキドキしました。こんな大きな仕事を自分にできるのかなと思いましたし、熱烈なファンの方々がたくさんいるゲームだと思いますので、緊張と不安も広がりましたね。両親はとても喜んでくれましたが、お仕事の大きさから「あなたで大丈夫なの？」とも言われました（笑）。

――前作の主人公“アクト”と“メーア”を演じられた、松坂桃李さんや桐谷美玲さんとこのお仕事のことをお話する機会はありましたか？

　ちょうどこのお話をいただいたときに、桃李くんと同じスタジオでお仕事をしていたので、桃李くんとお話しました。「こういうお仕事のお話もらったよ～」って。そうしたら「いいなぁ～。」って羨ましがられたんです。そして、「その仕事は受けるべきだよ！」って熱弁されました。そこで、あらためて『DQ』がたくさんの人に愛されているゲームだということを認識しましたね。

――武井さんの『DQ』シリーズについてのエピソードを教えてください。

　小さい頃に両親と川の字で寝ながら、ふたりが『DQ』をプレイしているのを見ていた記憶があります。夜は両親のプレイしている姿を見ながら、寝てしまうことも多かったですね。あと、当時はエレクトーンを習っていて、その発表会で『DQ』の曲を演奏することになったんです。なので、毎日毎日練習していましたね。

　もちろん発表会では1曲まるまる弾きました。今でもあの曲を聴けば、当時のことを思い出します。ゲームプレイに関しては、最近『DQV』をプレイしました。いったん始めてしまうと、やっぱり止まりませんね！　撮影と撮影の合間など、ちょっとした空き時間を見つければプレイしちゃってました。

――それでは『DQV』の思い出をお聞かせいただけますか？

　一番の思い出といえば、メタルキングの剣を取るためにカジノにこもっちゃったことですかね。あの剣を入手したあとの無敵具合は最高ですよね！　モンスターではやはり“メタルスライム”が好きです。経験値をたくさんもらえますし、仲間にならないかなぁ、と考えながらプレイしていました（笑）。

――『DQ』シリーズのキャラクターが登場する『いただきストリート』をやり込まれているともお聞きしていますが。

　もう、大っ好きです！　一番好きなゲームと言っても過言ではないレベルですね。戦略をかなり考えながらプレイしているので、自信がありますよ（笑）。両親も好きで、母がとくに強いんです。あのゲームのおかげで『DQ』シリーズのキャラクターを勉強できました。ククールがいじわるなんですよ～（笑）。あと、こちらも堀井さんが作られたとお聞きしていたので、今回収録現場などでお会いできてうれしかたったです。

――最後に本作のことを気になっている方々へメッセージをお願いできますでしょうか。

　ゲームを好きな方には思う存分楽しんでいただきたいですし、ちょっとゲームをすることから離れていた方には、ものすごくプレイしやすいゲームだということを伝えたいですね！　そして、誰もが楽しんでもらえるゲームになっていると思いますので、ハマることを覚悟して、ぜひプレイしていただきたいです（笑）。

　以上、本作のメインキャラクター“テレシア”の声優を務める武井咲さんへのインタビューをお届けしました。

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