2016年7月29日(金)
Donutsより8月配信予定のiOS/Android用シミュレーションRPG『デモンズゲート 帝都審神大戦 ~東京黙示録編~』。本作に出演する野水伊織さんと磯村知美さんのインタビューをお届けします。
今井秋芳監督をはじめ、鈴木一也氏や増子司氏、木村央志氏など『女神転生』シリーズに携わったレジェンドたちによって紡がれる本作。
そのメインキャラクターである主人公の妹・喪神梨央を演じる野水伊織さんと、ヒロイン・如月鈴代を演じる磯村知美さんのインタビューをお届けする。
▲喪神梨央。主人公の妹で、山王機関の通信士を務める。 |
▲梨央を演じる声優の野水伊織さん。 |
――本作に出演が決まった時の率直な感想をお聞かせください。
私は元々、公式のツイッターアカウントをフォローするぐらい『クーロンズ・ゲート』が大好きで、『デモンズゲート』のプロジェクトがスタートしたのもそこで知ったんですよ。
その時は1人のファンとして楽しみだなって思っていたんですけど、そこから出演のお話をいただけて! 率直に、とてもうれしかったです。
――喪神梨央はどういったキャラクターなのでしょう?
18歳で主人公の妹という立ち位置ですが、性格はすごくしっかりした子です。戦闘中のプレイヤーに状況などを伝える通信士ということもあり、お兄さんに対してというよりも、一緒に戦っている同僚として伝えかけるセリフが多いんですよ。
演じていても、しっかりとした支えられる妹なんだなっていう印象がありました。
――そんなしっかり者の梨央を演じる中で、どんなところを意識されましたか?
プレイヤーが自分の兄ということでしたので、戦闘中以外はニコッとした感じというか……通信士としてではなく、妹としてのトーンがいいのかなと思っていたんですね。
でも、「もう少し凛々しく、かわいくしすぎないように」とのディレクションがあり、自分が作ってきたイメージより一段上げて、妹らしさを残しつつも凛々しく感じられるように演じました。
――注目してほしいセリフはありますか?
今回収録したのだと、「山王機関通信室へようこそ」というセリフですね。プレイヤーが通信室に入ってきた時のセリフだと思います。
戦闘状態ではないのでトーンがちょっと柔らかいというか……通信とはほんの少し雰囲気が違う、しっかりとした妹らしさが出ている一言なのかなって思っています。
――梨央に対して共感できるような部分はありましたか?
仕事をしっかり務めようとする部分はすごく共感できましたし、自分に似ていると思います。私自身、現場でも「もっとラフでいいんだよ」って言われることがあるので(笑)。
梨央ちゃんみたいにしっかりできているかはわからないですけど、そういうマジメなところは似ているかなと思います。
――梨央以外で気になったキャラがいたら教えてください。
銀河ゼットー! 漢字とカタカナが組み合わさった名前ってところが、私の中二心をくすぐるというか(笑)。
スチームパンク的なメガネをかけた外見も特徴的で、どうかかわってくるんだろうってすごく気になります。
▲魔じん(※じんは「神」の下に「人」)改造を受け持つサイエンティストの銀河ゼットー。あふれ出る怪しさに野水さんも興味津々。 |
あと、如月鈴代さんもモガスタイルというか、昭和の象徴的な帽子とかを被っていてステキだなあ、って。
清楚かつ大人っぽい印象のあるファッションで、私も一度やってみたいなって思っていたりするんですよ(笑)。
これから発表されていく他の女性キャラのファッションにも注目していきたいです。
――野水さんは『女神転生』シリーズもお好きとのことですが、ファン視点で本作を見た際にどう感じられましたか?
お兄さん(プレイヤー)への呼びかけが「黒ノ八号帥士(くろのはちごうすいし)」って単語で、これを見ただけでグッときました(笑)。
魔じんを召喚して戦うRPGというところもですし、帝都というワードもそうですけど、気分が高まるポイントばかりです! 背景やキャラクターのグラフィックもすごくきれいですし、時代背景に合わせてテキストが縦書きなのも雰囲気が出ていますよね。
自分に刺さるポイントしかないので、『女神転生』シリーズファンとしても納得の作品になると思っています。
――最後に読者へ向けてメッセージをお願いします。
まだ完成が楽しみなところではあるんですけど、世界観やキャラ、魔じんなど、私と同じでとても好きな方がいるんじゃないでしょうか。
そういった方はもちろん、本作のようなジャンルをプレイしたことがない方や、レトロな世界観に触れたことがないという方にもぜひ一度遊んでいただけたらなって思っています。
私の演じる梨央ちゃんにサポートしてもらいつつプレイしていただけるとうれしく思いますので、ぜひぜひリリースの日を楽しみにしていてください!
▲如月鈴代。主人公の同級生で、本作のヒロイン。 |
▲鈴代を演じる声優の磯村知美さん。 |
――如月鈴代役に決まった時の感想をお願いします。
いただいた資料にヒロイン格のキャラとは書いてあったんですけど、そうは言っても何人もいるうちの1人だろうな、って思っていたんですよ。
でもフタを開けてみたら自分だけで。私がそんな役をもらっていいんですか!? って感じで、自分でもかなりの衝撃でしたね(笑)。
――鈴代はどういった性格のキャラなのでしょう?
茶道をされている女性で、おしとやかでありつつも芯は強いキャラクターです。最近は大人なキャラを演じさせてもらうことも増えましたけど、私ってギャグパートとかのイメージが強いじゃないですか。
おしとやかで大人なヒロイン、ヒロイン、ヒロイン……! はー、どうしよー!! って、かなりテンパりながら演じていました(笑)。
――(笑)。セリフの中にも、そういった大人らしさが出ているのでしょうか?
今回の収録は、日常で使われるような一言ボイスがメインで、長セリフはありませんでしたが、時代背景が昭和初期ということもあり、今とは少し違う大人らしさが出ていると思います。
昔は女性が活躍できなかった時代だったと思いますし、一言で「おしとやかさ」と言っても、今とは雰囲気が違ったんでしょうね。「ちょっと元気すぎますかね」とか、「現代的なかわいさが出ましたね」とか、細かいニュアンスにも今井監督のこだわりがあって、すごく勉強になりました。
――エピソードの中でも、昔の大人らしい強さのような部分が出てくるんでしょうね。
今回の収録にはありませんでしたが、ワクワクするワードはたくさん出てきていましたよ! スタッフの方々がもう、「東京崩壊させるの大好き!」みたいな感じじゃないですか(笑)。鈴代さんもどうなっていくんだろう、って自分自身も楽しみにしています。
――それは気になる情報ですね! 鈴代自体は序盤から登場してくるのでしょうか?
そうですね。かなり序盤からみたいです。主人公とは小学校時代の同級生らしく、くされ縁的な感じなのかな? セリフの中には“信頼度が高い時の挨拶”みたいなのもあったので、プレイの進め方によっては恋愛的な仲に発展するのかも!?
――鈴代と共感できる部分や自身と共通しているような部分があれば教えてください。
……性別が女ってところですかねえ(笑)。私自身は結構がさつなタイプですが、鈴代さんはTHE 淑女って感じの素敵な女性なので、マッチングする場所がないんじゃないかと。
言ってしまえば、女性ならこうありたいな、っていう象徴みたいなイメージですもん。主人公、私と代われって感じですよ、どちらかというと(笑)。
――鈴代以外で気になったキャラはいますか?
作中で江戸川乱歩の小説について触れられる部分があるんですけど、実在していた方が本作に登場した際にどう描かれるんだろうっていうのは気になっています。
あとは銀河ゼットー。名前も風貌もすごい気になりますよね。スタッフ陣の作品的に、魔じん改造とかをする人ってこういう感じになるじゃないですか(笑)。
『女神転生』シリーズでも邪教の館にいた人は変わった感じだったよなー、みたいな。他のキャラも、このスタッフ陣だからこそ出せる個性があると思うので、すごく注目しています。
▲戦闘時に登場する魔じん。野水さん、磯村さんともに気になるキャラに挙げた銀河ゼットーが、どのようにして魔じん改造を行ってくれるのかにも期待だ。 |
――最後に読者へ向けてメッセージをお願いします。
たぶん私と同じ世代の方は、スタッフの名前を見ただけで「きたわこれ!」って思ってくださるはずなんですよ。
今、私が見えている範囲でも本当に細かいところまで注力して作られていて、スタッフ陣のこだわりが詰まった一作なんだっていうのをすごく感じています。
私らの世代の青春が詰まっているといっても過言ではない作品になっていると思いますので、リリースされた際にはぜひ一度プレイしていただければと思います。
今回インタビューした野水伊織さんと磯村知美さんをはじめ、出演声優陣のサインが入った限定ポスターを、抽選で3名にプレゼントします。
ご希望の方は下記の応募フォームに必要事項を記入のうえ、ご応募ください。締め切りは8月5日23:59です。
▲野水さんと磯村さんだけでなく出演声優皆さんのサインが入っています。 |
※応募はPC、スマートフォン、タブレット端末からお願いします。フィーチャーフォンには対応しておりません。
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