2016年2月19日(金)
『進撃の巨人』タイピングゲームで巨人を駆逐しまくり! 人類の希望(?)になった感想は
皆さん、こんにちは。ライターのカワカミ雁々です。さっそくですが皆さんはYahoo!モバゲーで配信中のPC用ブラウザゲーム『進撃の巨人~盤打~ ATTACK ON TYPING(以下、盤打)』をご存知ですか?
本作は、人気作品『進撃の巨人』のストーリーを追体験できるタイピングゲームです。プレイヤーはエレンやミカサ、アルミンなど、おなじみのカードを編成して5人1組の“分隊(班)”を作り、巨人たちをタイピングで駆逐していきます。
タイピングゲームと聞くと“すばやさと正確性がとにかく求められるゲーム”と思われる方も多いかもしれません。ですが本作は違います。
タイピング要素に加えて、すごろく的なゲームシステムによるランダム性と、各キャラが持つゲームを有利に進める技能(※サイコロを振らずに確定でnマス進む、危険なマスを安全なマスに変更するなど)を組み合わせることで、単純なタイピングゲームの枠に収まらない新感覚のゲームになっています。
どのくらい新感覚かというと……そうですね、極端な話『盤打』ではタイピングがうまいだけでは死にます(笑)。それも割とアッサリと。『進撃の巨人』で例えるなら“剣技”が上手いだけではダメで、“立体機動装置”も使いこなしてこそ、巨人を倒す人類の希望となりえる――といったところですね。いい感じに“この世界は……残酷なんだ”と思わせてくれます。
この記事では、そんな本作の基本的なゲームシステムや、1月末のリニューアルで追加された要素を紹介しながら、その魅力をお伝えしていきます。基本無料・インストール不要で遊べるので、興味がわいたらぜひプレイしてみてください。
『進撃の巨人』の“名場面”を収集しよう
『盤打』では“名場面収集”が1つの大きなコンテンツになります。これは普通のゲームでいう“ストーリーモード”にあたります。
巨人の襲来に始まり、時に立ち向かい、時に撤退するエレンたちの戦いが楽しめます。また、このモードをプレイすることで“名場面”カードをゲットすることができます。物語上の重要な場面はもちろん、何気ないワンシーンまで『進撃の巨人』のさまざまな名場面を切り取ったカードをコレクションしましょう!
▲こちらが名場面カード。アニメを見ていた時の思い出がよみがえりますね。 |
そして、おもしろいのは、この名場面カードもただ集めただけで終わりではなく、分隊に組み込むことができる点です。詳しくは後述しますが、名場面カードにもキャラクター同様に技能が設定されており、キャラクターとは違った方向から分隊を強化することができます。
巨人とのシビアな戦いを生き残れ!
さて、名場面収集を選択すると、次にはどのフィールド(※『進撃の巨人』のどのシーンか、ということですね)に行くかを選ぶことになります。そしてフィールドを選んだら、どの分隊で出撃するのかや、体力や技能を回復できる“携行品”、サポートメンバーになってくれる他PC“救護班”を選択して、いよいよスタートです。
▲補助道具は、分隊を強化してくれるアイテム。便利ですが使い切りなので任務にあったものをチョイスしたいところです。 |
フィールドに出ると、まずは目的が設定されます。フィールドはすごろくのような形になっていて、大体の場合は巨人にやられずにゴールまで到達することが目的になります。それにプラスして“特定のマスをn回踏む”などの条件がつきます。
続いて、プレイヤーは回転するリールを止めて、進む数を決定します。進んだ先には赤・青・黄・白の4種類いずれかのマスがあり、そこではさまざまな効果が発動します。各色のマスは、それぞれ以下のような特性を持っています。
【マスの種類とその効果】
赤……プレイヤーに不利なことが起こる。体力や技能、ガスの減少、先のマスが赤マスに変化するなど
青……プレイヤーに有利なことが起こる。体力や技能の回復、名場面カードの入手など
黄色……ランダムに何かが起こる
白……特に何もなし(タイピングもなし)
▲これがフィールドの様子です。画面右に高速回転するリールがありエンターキーで出目を決定してマスを進んでいきます。 |
なお、白以外はどのマスに止まっても、必ず1問タイピング問題が現れます。各マスから受ける効果は、そのマス自体の大きさと、タイピングの速度・正確さによって増減します。なお、タイピング中はスペースキーを押して“ガス”を使うことで、制限時間を回復することもできます。“ピンチの時はスペースキー”と覚えておきましょう!
フィールドを進んでいくと“巨人マス”と呼ばれる特殊なマスが出現する場合があります。ここを踏むと、出した目にかかわらず強制的にストップとなり、巨人との戦闘専用フィールドに移ります。
▲赤マスに人型が描かれているのが巨人マス。ここに到達すると「巨人に遭遇した!」というメッセージとともに巨人戦専用フィールドに移行します。 |
巨人戦専用フィールドでも、基本的にやることは変わりません。リールを止めて出た目の数だけ進んでいき、最後のマスに到達することを目指します。最後のマスに到達すれば巨人から逃げ切ったことになり、先ほどの通常フィールドに戻ります。ただし、巨人戦専用フィールドでは道中のマスの内容が若干変化します。
【巨人戦専用フィールドのマスの種類とその効果】
青……巨人に攻撃し、ダメージを与えられる
赤(牙)……巨人から攻撃され、ダメージを受ける
赤(盾)……タイピングに成功することで、最大3回巨人に攻撃する
巨人戦専用フィールド内では巨人との攻防になり、特定のマスでは巨人に攻撃することが可能になります。巨人にも体力が設定されており、体力を0にできれば巨人撃破、特別な報酬がもらえます。
巨人の体力はけっこう高いので、巨人戦専用フィールドに一度突入しただけで倒しきるのは難しいですが、フィールド内に大体3回程度は巨人マスが現れるので、この間にダメージを蓄積して撃破を狙いましょう。
ここまでをまとめると、名場面収集は以下のような流れで進行することになります。
【名場面収集の進行チャート】
1:出撃する分隊・携行品・救護班などを決定
↓出撃!
2:リールを止めて、出た目のぶんだけ進んでいく。マスに止まるごとにタイピングが発生し、さまざまな効果が発動
↓巨人マス出現!
3:巨人マスに止まると、巨人との巨人戦専用フィールドに移動!
↓巨人戦専用フィールドでは巨人との戦闘が発生!
4:巨人と戦い、駆逐するor生き延びる
↓通常フィールドに帰還! また生きのびた……
5:2~4を繰り返しつつ、目標地点に到達すればクリア
これが名場面収集の進行チャートとなりますが、その他の“防衛戦”や“デイリー”などのコンテンツでも、基本はこれと変わりません。すごろくのようにフィールドを進んでいき、ゴールを目指す。とてもシンプルでわかりやすいですね。
▲ゴールのマスに到達すると任務完了となり、成績に応じたリザルト画面になります。 |
運だけでは生き残れない! 戦いを生き抜くための技能を知ろう
上でも少し触れましたが、『盤打』では最大5枚のカードで分隊を編成できます。カードにはキャラクターカードと名場面カードがあります。カードはそれぞれ技能を持っており、それを使うことでフィールド進行や、巨人との戦闘を有利に進められます。以下に、キャラクターカードの一例をあげてみましょう。
▲キャラクターカードには1人のものもあれば、複数のキャラクターがいるものもあります。分隊の編成に制限はなく、同一キャラクターも同じ分隊に組み込めます。 |
“サイコロを振らずに確定でnマス進む”という技能は非常に優秀で、特に巨人戦専用フィールド内で巨人を攻撃したい時に役立ちます。
高レアリティのカードの中には“100%の確率でnマス進む”という技能を持つものもいますが、低レアリティのカードでも“一定確率でnマス進む”技能を持ったキャラクターは多く、ゲーム開始時にもらえるエレンのカードも“3マス進む”という能力を持っています。分隊には必ず組み込んでおきたい技能です。
他にも有用な技能としてマスの色を変える効果があります。マスの色を変えることで道中でよけいな損害を受けないで済みます。フィールドを進むことで技能ゲージは結構回復できるので、どんどん使っていきましょう。
技能を持っているのはキャラクターだけではありません。名場面カードも分隊に組み込むことで技能を発揮できるようになります。
名場面カードの持つ技能は、マスを進むごとに一定確率でプレイヤーに有利な効果が発生するものが多く、縁の下の力持ち的な存在として分隊を助けてくれます。一般のゲームでいうところの“パッシブスキル”に近い印象ですね。
▲名場面カードは便利な技能を持っていますが、体力などの数値は高くありません。主力はしっかりキャラクターにしておくことが大事。 |
巨人との戦いで役立つ技能、道中のすごろく部分で役立つ技能など、さまざまな効果を持つキャラクター・名場面で分隊を編成し、巨人との死闘をくぐり抜けていきましょう!
『進撃の巨人』ファン向けコンテンツとしても楽しめる
ここまで新感覚タイピングゲームとして本作を紹介してきましたが、本作はゲームとしてだけでなく『進撃の巨人』のファン向けコンテンツとしても、とてもイイ作品に仕上がっています。
まず、名場面収集モードではエレン、ミカサ、アルミンといったキャラクターたちがフルボイスではありませんが、しっかりしゃべります。かの名セリフ「駆逐してやる!」もバッチリ声付きです。もちろん、梶裕貴さんや井上麻里奈さんといった声優さんたちが演じてくれていますよ。
▲キャラクターのセリフについては、原作のものからゲームオリジナルまでさまざま。ゲームをメタ的に見た、クスリと笑ってしまうセリフもあったりします。 |
1月末に実施されたリニューアル以降は、キャラクターカードの中にもボイス付きのものが実装されています。これで巨人と戦う時も、彼らと肩を並べて戦っているような臨場感を味わえます。
さらに、ちょっとかわいい要素として“ちみキャラ”の存在もあげられますね。これはフィールドを進む時の、いわばパーティのアイコンになるものなのですが、こちらにも先日のアップデートでエレンやミカサに加えてハンジが加わりました! 2月以降にはリヴァイ兵長も追加される予定です。
このちみキャラたちには『盤打』のために録り下ろしたボイスもあるので、キャラクターや声優さんのファンはぜひ聞いてもらいたいですね!
戦略性のあるタイピングゲーム、そして『進撃の巨人』ファンなら間違いなく楽しめるさまざまな要素を満載しているこの『進撃の巨人~盤打~ ATTACK ON TYPING』。冒頭でも言いましたが基本無料・ダウンロード不要でサクッと遊べます。ぜひぜひ一度プレイして、巨人たちとの戦いを味わってみてください!
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 (C)MiCROViSiON Inc.
データ
- ▼『進撃の巨人~盤打~ ATTACK ON TYPING』
- ■運営:マイクロビジョン
- ■プラットフォーム:Yahoo!モバゲー
- ■対応機種:PC
- ■ジャンル:タイピングゲーム
- ■正式サービス開始日:2015年9月24日
- ■プレイ料金:基本無料(アイテム課金制)