2016年2月25日(木)
『テイルズ オブ ベルセリア』青年剣士ロクロウと一等対魔士エレノアを紹介。戦闘システムの詳細もお届け
バンダイナムコエンターテインメントは、PS4/PS3用ソフト『テイルズ オブ ベルセリアの登場キャラクターや戦闘システムなどの最新情報を公開しました。
本作は、今年で20周年を迎える『テイルズ オブ』シリーズの最新作。極寒や常夏など多様シチュエーションを持つ世界を舞台に、シリーズ初となる単独女性主人公で物語が展開します。キャラクターデザインに、いのまたむつみ氏と藤島康介氏の2人に加え、奥村大悟氏、岩本稔氏が参加し、アニメーション制作をufotableが担当しています。
強い感情を宿し前へと突き進むベルベットと、感情を捨て、理(ことわり)を貫くことで世界に秩序をもたらさんとする者たちとの対立。誰もが抱く感情と理性の葛藤が描かれていきます。
ロクロウ
「知ってるだろ? こう見えても義理堅いんだ」
性別:男性/年齢:22歳/身長:180cm
武器:双剣/戦闘タイプ:二刀剣士/種族:業魔
声優:岸尾だいすけ/キャラクターデザイン:奥村大悟
明朗快活にして自由奔放な青年剣士で、激情を燃やして進むベルベットにも自然体で接します。数年前に業魔病を発症して業魔になりましたが、悲観することなく、その力を利用して家伝の剣術を究めんと我が道を歩み続けています。
業魔でありながら理性を保っているらしく、突っ走るベルベットのフォローをしたり、意思を持たないライフィセットの世話を焼いたりと、なかなかの面倒見のよさを発揮します。
しかし、背に負った大刀を“命の太刀”と呼ぶほど執着しながら、なぜか頑なに抜こうとしません。そのため、普段は短剣を使った二刀流剣術で戦います。
双剣を使って戦う前衛タイプのキャラクターで、さまざまな属性付きの術技を使うことができます。
エレノア
「私は目をそらしたくありません。自分が選んだ道の先にある現実から」
性別:女性/年齢:18歳/身長:165cm
武器:槍/戦闘タイプ:一等対魔士/種族:人間
声優:小清水亜美/キャラクターデザイン:藤島康介
対魔士の組織“聖寮”に所属する女性で、高い能力を持つ一等対魔士として、日夜業魔の恐怖から世界を解放するために奔走しています。
とても真面目な性格で、他人への思いやりを忘れませんが、つねに正しいことを正しく行おうとする堅物な面があります。素直な性格で、感情が表に出やすいところを自らの未熟さと自覚したうえで、非情な“理”に徹するべく努めています。
業魔から世界を守る対魔士として、聖寮に牙を剥くベルベットと幾度も刃を交えていくことになります。
物語の用語
●業魔病
人間が魔物に変貌する病気です。病に冒された人の多くは狂暴化して人を襲うようになりますが、中には理性を保ったままでいられる人間もいるようです。
●業魔
人間が魔物に変貌した姿です。動物が業魔病に感染する事例も確認されています。業魔の姿はさまざまで、それぞれが、その異常な外見に相応しい力をもっています。
●聖隷
自然の力を利用した術を扱う種族で、自我を持たず、人間に使い魔のように使役されています。中には、人以外の姿をした聖隷も存在する他、例外的に対魔士の使役を受けず、自らの意思で行動をする者もいるとのことです。
●緋の夜
緋色の月が昇る夜で、業魔病と何らかの関係があると言われているようですが……。
●対魔士
業魔と戦う力を持った聖戦士で、聖隷の力を利用して術をふるい、人々を守るために戦い続けています。業魔病の被害に苦しむ民衆にとって、英雄的な存在となっています。
●緋の夜
業魔の脅威から民を救うため、ミッドガンド王国が設立した対魔士たちの組織です。“理を貫くことで秩序と平和をもたらす”という思想のもと、王国の政治と軍事を主導しています。
対魔士は能力によって階級が分けられており、聖寮の長たる筆頭対魔士の下に、特等、一等、二等という3つの階級が存在しています。
キャラクターとストーリーの補足
●ベルベットと聖寮
救世主への復讐に燃えるベルベットは、その障害となる聖寮との対立を深めていきます。
●対魔士と聖隷
対魔士は聖隷を使役し、その力を利用することで業魔と戦っています。聖隷は人以外の姿をしたものも存在していますが、“聖隷は自我がないもの”という認識で扱われている点は共通しています。
●ベルベットとエレノア
聖寮に牙をむくベルベットは、対魔士であるエレノアと幾度も刃を交えます。
●業魔の存在
業魔病を発症した人間の多くは、理性を失い人を襲うようになりますが、中には理性を保ったままでいられる者もいます。全身の見た目が変わる者もいれば、ベルベットやロクロウのように、一見、人と変わらない見た目の者もおり、発症の仕方はさまざまです。
●一等対魔士エレノア
普段は心優しい女性で、他人への思いやりを忘れません。対魔士として、業魔に立ち向かうだけでなく、人々の声に耳を傾け、その力になろうと尽力しています。
●聖寮と対魔士
聖寮の対魔士はさまざまな街や港に派遣され、業魔の脅威から民衆を守り、国の秩序を維持しています。その存在は民衆に英雄として迎え入れられ、聖寮の思想は徐々に民衆の間にも広まってきています。
▲公開中の第2弾PVでベルベットと戦っていた男も対魔士の一人。彼は物語にどうかかわってくるのでしょうか。 |
●ベルベットとロクロウ
ある出来事をきっかけに、ベルベットに恩返しするという形で同行することになったロクロウ。自分のことを義理堅いと言う一方で、なぜか背負った大刀を頑なに抜こうとしない変り者です。面倒見はよいようで、突っ走るベルベットのフォローに回ることも多いようです。
●ライフィセットとロクロウ
ライフィセットには、意思が芽生える前からなにかと気にかけています。ライフィセットへの接し方についてベルベットを諌めるなど、ここでも面倒見のよさがうかがえます。
その他にも人々の様子が確認できるスクリーンショットが公開されています。
▲吟遊詩人のまわりにあつまる人々。聖寮のおかげなのか、業魔の恐怖がありながらも平和な様子が伺えます。 |
▲ヤクという動物を見て、ロクロウがベルベットに説明をしています。歩き回るといろいろな発見があるかもしれません。 |
戦闘システム:Liberation-LMBS(リベレーション リニアモーションバトルシステム)
シリーズで培ってきた戦闘の魅力は継承しつつも、カメラやキャラクター操作にあった制限を“解放(Liberation)”することで、より自由度の高い操作性と術技連携を可能にし、戦闘の爽快感がさらに追求されています。
また、”奪い取る”という概念を取り入れ、プレイヤーの操作で攻撃の連携回数が増減する新システム“SG(ソウルゲージ)”を採用し、戦術的要素や攻めと守りの緩急が生まれ、誰もが楽しめる操作性はそのままに、何度でも遊びたくなる戦闘の楽しさも同時に追求されています。
●Liberation-LMBSを構成する中心要素
・術技連携:より自由度の高い連携を追求した連携システム
・SG(ソウルゲージ): ”奪い取る”という概念を戦闘に取り入れた新システム
術技連携
術技の連携は術技セット画面で、自由に連携の組み合わせを作ることができます。これまでのシリーズ同様、術技のセットの仕方次第で、簡単に術技を連携させて楽しめるようになっている他、操作に慣れれば、従来よりも自由に術技を連携させることが可能となっています。
●術技セット
本作では、自分のプレイスタイルに合わせて自由に術技をセットすることが可能です。今作は以下のルールで、術技をセットすることができます。
■術技セットのルール
・セットするのは○×△□の4つのボタン。
・それぞれのボタンに対して、4段目まで術技をセット可能。
・術技の種類・順番に関係なく、好きな箇所に自由にセットすることが可能。
セットした術技は、1段目→2段目→3段目→4段目の順に連携するので、連携したい術技の組み合わせや順番を意識しながら、各ボタンにセットするのがポイントです。
術技セットは戦闘中も変更できるので、プレイスタイルや戦闘の状況にあわせて自由にセットを変えてみましょう。セットの仕方に縛りはないので、自分に戦闘のプレイスタイルにあったセットの仕方も可能です。
なお、セット内容が初期状態のままでも、術技の習得にあわせて内容が更新され、新しい術技が自動的にセットされます。術技のセットに慣れていない人でも、ゲームの進行にあわせて、多彩な術技の組み合わせを体感できます。
術技を5連携する場合は、1段目にセットした術技から順番に発動し、4段目の術技が発動したら1段目に戻って連携が継続するようになっています。
●術技の連携
○×△□の4つのボタンを使った操作で、誰でも多彩な連携を繰り出すことが可能です。
術技は1段目にセットした術技から発動し、発動中に次に連携したい術技のボタンを押すと連携がつながります。連携可能回数内であれば、どんな術技からもボタンを押すだけで連携可能です。
連携回数はキャラクターが所持する“ソウル”の数によって決まり、“ソウル”の所持上限が連携回数の上限になります。また、今後公開される新規要素を駆使することで、この上限を超えた連携回数が可能になるとのことです。
さらに、特定の条件を満たして術技を連携すると、“ソウル”を奪い取る確率が上がる効果など、さまざまな補正ボーナスが発生します。本ボーナスは順番や組み合わせを考えて連携すると、より効果が大きくなります。詳しい情報は、続報で公開されるとのことです。
・例:△にセットした術技を発動。発動中に、○×△□いずれかのボタンを押せば連携をつなげることが可能です。押す順番や組み合わせを変えれば、さまざまなパターンの連携を繰り出すことが可能です。
▲△ボタンから……。 |
▲2回目の△ボタンでの攻撃。 |
▲□ボタンでの攻撃。 |
▲○ボタンでの攻撃。 |
▲×ボタンでの攻撃。 |
SG(ソウルゲージ)
本作には、従来のシリーズにあったTP(テクニカルポイント)やCC(チェインキャパ)とは異なる新たなシステム“SG(ソウルゲージ)”が登場します。このゲージは“ソウル”と呼ばれるアイコンで表現・構成され、SGをベースにしたルールを前提に戦闘が繰り広げられます。
■戦闘のルール
・1:戦闘に参加するキャラクターはそれぞれ“ソウル”を所持していている。
・2:“ソウル”を所持している数だけ、術技を連携させることが可能。
・3:“ソウル”は敵から奪い取ることができるが、同時に敵に奪われることもある。
▲ソウルゲージ |
●“ソウル”について
“ソウル”とは気力・霊力をアイコン化したもので、戦闘に参加するキャラクターは必ず“ソウル”を所持しています。所持している“ソウル”の数は、戦闘中“水色のひし形のアイコン”の数で表現されます。
アイコンの数は、戦闘開始時は3つですが、戦闘中に条件を満たすことで増やすことができます。このアイコンの数は”術技を連携できる数”を表しており、条件を満たすことで”戦闘中に術技の連携回数を増やす”ことができるという点が本作の戦闘システムの特徴です。
●ゲージとしての役割
SGは連携回数とは別に、ゲージとしての役割も兼ねており、“ソウル”の数が増えればゲージの上限も増えます。ゲージの減少は、所持する“ソウル”の色が水色から赤色に変化することで表現されます。
▲水色のソウルゲージが……。 |
▲赤色に変化します。 |
術技には消費するSGのポイントが設定されており、使用した術技に応じてゲージが減少していきます(“ソウル”は1つ30ポイントとして換算されます)。SGが0の場合でも術技を使用することはできますが、攻撃がはじかれやすくなるなどさまざまなデメリットが発生します。
SGは一定時間経つと自動的に回復するので、ゲージが回復するまでは防御するなど、攻守のバランスを考えてプレイするのがコツです。
●“ソウル”を奪い取るには?
“ソウル”は味方キャラクター・敵キャラクターそれぞれが所持しており、敵から奪い取ることが可能です。また、敵に奪われることもあり、“ソウル”の数は戦闘中常に増減する可能性があります。
“ソウル”の数を意識し、状況にあわせて立ち回ることが、戦闘を優位に進めるポイントです。戦闘中、“ソウル”が増減する条件はいくつか存在します。
“ソウル”の所持数の上限は5、下限は1となります。戦闘開始時は基本的に3からスタートしますが、戦闘開始時のソウル数と上限数は、特定の条件を満たすと増やすことができるとのことです。
▲下限:ソウル1つ。 |
▲戦闘開始時:ソウル3つ。 |
▲上限:ソウル5つ。 |
■戦闘中、“ソウル”が増える主な条件
・敵を撃破して奪い取る。
・敵をスタン(気絶)、もしくは状態異常にすることで奪い取る。
・特定のアイテムを使用する、もしくは落ちている“ソウル”を回収する。
※戦闘参加メンバーが戦闘不能になったり、ステップで敵の攻撃を回避したりできると、“ソウル”が戦闘フィールドに飛び出すことがあります。
これら以外にもソウルが増える条件が存在します。情報は、今後公開されるとのことです。
■戦闘中、“ソウル”が減る主な条件
・スタン(気絶)、もしくは状態異常にされ敵に奪われる
これら以外にも“ソウル”を失うかわりに、戦闘を有利にする特殊なアクションなど、ソウルが減る条件が存在し、今後情報が公開されるとのことです。
●“ソウル”を増やす“ポイント”
“ソウル”は敵を撃破することで奪い取ることができますが、ボスなど撃破が難しい敵や単独の敵と戦っている時は、使用する術技の種類や連携の順番や組み合わせによって“ソウル”を奪い取る確率を上昇させることができます。また、所持している“ソウル”の数が少ないほど奪い取りやすくなります。
さらに、奪い取る以外にも、アラウンドステップで回避行動を成功させたときに、戦闘フィールドに飛び出す“ソウル”を回収するなどの方法で、“ソウル”を増やすことができます。状況にあわせて、自分のプレイスタイルにあった戦い方で“ソウル”を増やすのがポイントです。
▲“ソウル”を奪い取ることに成功するとキャラクターに向かって青白い光のラインが飛んでいきます。 |
▲戦闘フィールドに落ちた“ソウル”。戦闘中触れることで回収できます。 |
▲アラウンドステップで回避に成功すると、“ソウル”が飛び出してくることがあります。 |
戦闘の基本用語
●術技
術技はボタンにセットすることで使用可能な攻撃や魔法のことで、術技を繰り出すことで敵と戦っていきます。術技はキャラクターごとに異なり、キャラクターがレベルアップしていくことで新しい術技を習得します。
術技には、敵をスタン(気絶)させる、状態異常を与えるなどの効果が付いており、弱点をつき、繰り出す順番などを考えて出すことで、敵から“ソウル”を奪い取りやすくなります。
●ソウル
気力・霊力をアイコン化したもので、所有している数だけ術技を連携することが可能です。敵から奪い取ることも可能で、逆に奪い取られることもあります。
●ガード
L1ボタンを押すことで、敵の攻撃を防御し、ダメージを軽減することができます。
●アラウンドステップ
L1ボタンを押しながら、左スティックを前後左右に倒すと、倒した方向にステップ移動します。敵の攻撃を回避したり、素早く移動する手段として有効です。また、タイミングよく回避することで発生するボーナスも存在します。
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