2016年3月17日(木)
プロトタイプはPS Vita用ソフト『絶対階級学園』を6月に発売します。価格は未定です。
本作は、『三国恋戦記』を手がけた“Daisy2”より2015年に発売された女性向けPC用恋愛アドベンチャーゲームです。物語の舞台は、絶対的階級制度に基づく身分差別に支配された“私立櫂宮学園”。
特権階級“咲き誇る薔薇”、平民階級“名もなきミツバチ”、奴隷階級“捨て置かれた石ころ”の3つの階級があり、物語の進めかたによって主人公の階級が変化。階級によって、主人公の振る舞いや周囲の反応も変わっていきます。
●PC版の色味に近づける“色合い調整機能”付き!
『絶対階級学園』の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターに合わせて彩色されています。そこで、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行い、PC版の色合いに近づける“色合い調整機能”が搭載されています。詳しい情報は紹介サイトをご確認ください。
●タッチスクリーン対応!
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、スキップ&巻き戻し、選択肢ジャンプなどのあらゆる機能がタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。
●PS Vita TV対応!
PS Vita TVにも完全対応しており、テレビにつなげば大画面でのプレイも可能です。
本作は、物語中に出てくる選択肢によって以後の展開が変化するアドベンチャーゲームです。ゲームスタート時、学園へ転入したての主人公は“名もなきミツバチ”階級となりますが、ゲームの進めかたによって階級が変化していきます。
また、エクストラコンテンツとして“CG鑑賞”、“音楽鑑賞”、“ムービー鑑賞”、“シーン回想”、“ボイスコレクション”、“壁紙集”を搭載。
“ボイスコレクション”はお気に入りのボイスを集めるだけでなく、集めたボイスの再生順を自由に変更することができるので、プレイヤーだけのオリジナルボイスドラマを作ることも可能です。
“壁紙集”はPS Vitaのホーム画面に設定することが可能で、最初から使えるものと特定のストーリーを読むと使えるようになるものがあります。
●ストーリー
東京湾を囲む“リングエリア”内の貧民地区に暮らす主人公・藤枝ネリ。
慎ましくも穏やかな日々を送っていましたが、ある日突然、たったひとりの家族である父親が失踪してしまいます。
“櫂宮学園へ行きなさい”──謎の手紙を残して。
私立櫂宮学園。特権階級に属する良家の子女のみを集め、未来の日本を担うエリートの育成を目的として創設された、全寮制の名門校です。
ネリは父の置き手紙に従い、セレブが集まる櫂宮学園に転入することになりました。
しかしそこはとてつもなく豪奢ですが、絶対的階級制度に基づく、“身分差別”に支配された学園でした。
階級制度の頂点で学生を統治し、あらゆる権力を有する“女王”、全てにおいて優位に立つ、選ばれたエリートたちが属する特権階級“咲き誇る薔薇”、最も多くの生徒が所属する平民階級“名もなきミツバチ”、同じ生徒でありながら、使用人同然に虐げられ使役される奴隷階級“捨て置かれた石ころ”。
そして、絶対的制度に抵抗する生徒で組織された反体制グループ“レジスタンス”。
想像を絶する格差社会の中でネリが出逢う“恋”、次第に浮かび上がる学園の“真実”とは──!?
そこは絶対的階級制度の学園でした──
●私立櫂宮学園
中高一貫教育の全寮制学園。男女共学。“世界に冠たるエリートを養成する”という理念を掲げ、生徒は家柄、財力に秀でた名家の子女に限定しています。授業は大学のような単位制を取っています。
●所在地
世俗の雑音を遮断し、勉学と自己研鑽に専念させるために、学園は東京・リングエリアから1,000km以上も離れた洋上の孤島に建設されました。島内にある施設は私立櫂宮学園のみで、学園関連以外の居住者はいません。
●施設
立派な教室や講堂、図書館など学園の建物が立ち並ぶエリアを中心に、住居エリア、そしてさまざまな店が多数連なるアーケードが設けられ、ハイクラスの生徒たちが何不自由なく暮らせるあらゆる施設が揃っています。
●絶対的階級制度
私立櫂宮学園を司る唯一無二の特徴が“階級制度”です。生徒を露骨な階級制度で階層化し、学園生活のすべてを“身分”に従って行わなければならないという特異な方針のもと運営されています。
授業内容だけは平等ですが、それ以外は制服も食事も階級によって明確に差別化されています。3つの階級からなる階層ヒエラルキーのさらに上位には“女王”が君臨し、学園のすべてを取り仕切っています。
生徒たちの身分を決めるのもすべて女王の一存。“薔薇”から“石ころ”に転落することも珍しくはないため、生徒たちは緊張した毎日を送っています。
▲“咲き誇る薔薇”のエンブレム |
▲“名もなきミツバチ”のエンブレム |
▲“捨て置かれた石ころ”のエンブレム |
「私、本当にこの学園でやっていけるのかな……」
▲“咲き誇る薔薇”の服装 |
▲“名もなきミツバチ”の服装 |
▲“捨て置かれた石ころ”の服装 |
高校2年生で本作品の主人公です。貧民地区に住んでいましたが、突然失踪した父の置き手紙に従って、私立櫂宮学園へ転入することになりました。大切に育てられ、まっすぐな性格のために人を疑うことを知りません。明るく素直な頑張り屋で、家事が得意です。
なお、主人公は名前のみ変更可能です。
「覚えておけ。俺はおまえなどが気軽に肩を叩いていい相手じゃない!」
“山よりも高いプライド ウルトラオレ様王子”
“咲き誇る薔薇”階級の3年生。鷹嶺財閥の御曹司で、特に秀でた存在のため“赤薔薇様”と呼ばれています。傲慢な性格で、素直な気持ちを伝えるのが不得手です。
自身に並々ならぬ誇りを抱き、血筋や肩書きを重視する権威主義者であり、人を小馬鹿にした物言いが目立ちます。気に入った相手には必要以上に攻撃的になる不器用な面も。
・身長:174cm
・生年月日:7月6日
・血液型:A
・趣味:バイオリン、怠惰に過ごす
・好きな食べ物:オムライス
・嫌いな食べ物:ピーマン
「君が1日も早く学園に馴染めるよう願っているよ」
“優雅で高貴な王子様”
“咲き誇る薔薇”階級の3年生。公家の血を引く鷺ノ宮家の長男で、陸と同じく学園の中心的存在であることから“白薔薇様”と呼ばれ慕われています。階級問わず誰にでも優しく接しますが、なかなか他人に本心を明かしません。
優美な見かけによらず機械工学に高い関心を示し、趣味でロボットを組み立てることも。
・身長:180cm
・生年月日:6月10日
・血液型:AB
・趣味:ピアノ、星座鑑賞、機械工作
・好きな食べ物:ぶどう
・嫌いな食べ物:セロリ
「俺のひろーい胸に、飛び込んでおいで。子猫ちゃん」
“学内随一のプレイボーイ”
“名もなきミツバチ”階級の2年生。親しみやすい性格でノリも良いですが、状況や相手によって露骨に態度を変えることもある、計算高く世渡り上手な青年です。
女の子が大好きで、常にファンに取り巻かれている学内随一のプレイボーイであり、彼との恋に破れた女子生徒は数知れず。また、演劇部に所属し、日々演技の腕を磨いています。
・身長:177cm
・生年月日:10月22日
・血液型:AB
・趣味:映画鑑賞、女の子と遊ぶ
・好きな食べ物:雲丹のパスタ
・嫌いな食べ物:羊羹
「この学園がイヤになったら、俺んとこに来な。歓迎するぜ」
“階級制度と戦うワイルドな不良王子”
“捨て置かれた石ころ”階級の2年生で、学園の体制に抗うレジスタンスのリーダーです。明るくざっくばらんな性格ですが、やや短気。不正や困っている人を見逃せない確固たる正義感の持ち主で、学内に根付いた階級制度や自分たちの存在に疑問を抱いています。
薔薇階級のブレザーを勝手に着用し、学園のルールに真っ向から立ち向かう不敵な姿勢を示します。
・身長:182cm
・生年月日:8月8日
・血液型:O
・趣味:乗馬、スポーツ全般、読書
・好きな食べ物:スペアリブ
・嫌いな食べ物:特になし
「俺なんかと話しても、いいことなんてなにもないよ」
“無口ないじめられっ子”
“捨て置かれた石ころ”階級の1年生。無口で素っ気なく何を考えているのかわかりませんが、たまに口を開けばかなりの毒舌家ぶりを披露します。中性的な外見と階級も相まって、いじめの標的となり怪我が絶えません。
人付き合いはほとんどありませんが、なにかと話しかけてくる十矢とはよく一緒にいます。芸術家肌で、絵を描くのが趣味ですが、静物画ばかりで人物は描かないようです。
・身長:169cm
・生年月日:11月2日
・血液型:B
・趣味:絵を描く、ものづくり
・好きな食べ物:甘い物
・嫌いな食べ物:納豆
「皆さん、本日はお茶会にお集まりいただき、ありがとうございます」
“誰もがかしずくヒエラルキーの頂点”
外界から隔絶された学園都市で階級世界の頂点に君臨する、絶対権力者。教師や生徒たちからは“女王”と呼ばれ畏怖されています。生徒の階級はもとより学園におけるすべての決定権を有し、教師といえどもそれに逆らうことはできません。
豪奢なドレスとベールに身を包み、本名、素顔、すべてが謎につつまれています。
「勉学に励み、立派なここの生徒となってほしい。私の望みはそれだけだよ」
“鷹揚で紳士的な学園長”
私立櫂宮学園の学園長で、世界にまたがる大企業“鏑木グループ”のトップです。理想の教育を行いたいと、この学園を設立しました。非常に多忙な身ですが、学園では主人公をはじめとする生徒たちの成長を優しく見守ります。
失踪した主人公の父と知り合いだった縁で、主人公を櫂宮学園に招きました。
「やあ、嬉しいねえ。転入生の噂を聞いたときから、女子が来てくれるといいなーって思ってたんだ」
“おちゃめな美形ハーフ教員”
養護教諭兼カウンセラー。親しみやすいお兄さん的存在で、生徒たちからはエド先生と呼ばれています。誰に対しても気さくな態度で接するため生徒たちのよき相談相手となっています。
特に女子生徒には甘く、転入してきたばかりの主人公をなにかと気遣います。キャリオット人と日本人のハーフです。
「ふふっ。私たち、いいお友だちになれそうね」
“薔薇階級を目指す友人”
転入してきた主人公が初めて口をきいた女子生徒。同じ“名もなきミツバチ”階級の2年生ということもあり、以降は主人公のお世話係的な存在になります。
明るく前向きな性格で、面倒見もよく、環境の急激な変化に戸惑う主人公に学園のルールを教えたり、ショッピングやカフェに連れて行ってくれたり、あれこれフォローしてくれます。上昇志向が強く“咲き誇る薔薇”階級に上がることを目指し、日々自分磨きに余念がありません。
「ふふ。私、女性の友人って少なくて。こういうのっていいですわよね」
“姫と呼ばれるエキセントリックな美女”
並々ならぬ美貌がひときわ目を引く“咲き誇る薔薇”階級の2年生で、真一の妹です。たぐいまれな美しさとややエキセントリックな言動が妖しい魅力となって一部男子のハートを激しくわし掴み、“姫”と崇め奉る狂信的な取り巻きを生み出しています。
どうやら鷹嶺陸にご執心の様子ですが、アプローチの結果は今のところ芳しくないようです。
「まあ、僕にとっては好都合ですが。女王が知ったらどう思うでしょうね」
“赤薔薇の座を狙う野心家”
参月の1つ年上の兄で、“咲き誇る薔薇”階級の3年生です。鷹嶺陸をライバル視する言動が目につくため、周囲からは赤薔薇の座を狙っていると囁かれています。
妹の参月をとても大切にしており、彼女の好意を受け入れない陸に対しては不愉快さを剥き出しにします。
(C)2016 Daisy2/PROTOTYPE
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