2016年3月28日(月)
gumiが今春リリース予定のiOS/Android用アプリ『クリスタル オブ リユニオン(クリユニ)』が事前登録10万人を突破するほどの注目を集めています。“超建国ストラテジックファンタジー”と銘打った本作は、王国を作り軍隊を強化しながら、大勢のプレイヤーと共闘や対戦を繰り広げる“ストラテジー型MMOSLG”タイプのゲームです。
しかし、ライトゲーマーの中には「ストラテジー型MMOSLGってなに?」と思われる方もいることでしょう。ゲームへの出演をきっかけに本作をプレイしようと思っている声優の篠宮あすかさん、七瀬彩夏さん、鈴宮舞姫さんもプレイしたことがないジャンルだとか。
▲王国を建設して軍隊を強化し、魔物や敵国と戦ったりと、やり込み要素が多い本格派のストラテジーゲームです。 |
そんな不安を解決するために、電撃スタッフが声優3人と一緒にgumiに突撃訪問! 『クリユニ』は女の子やライトゲーマーでも楽しめるゲームなのか? 開発スタッフに直接、聞いてきました! このジャンルを遊んだことがない読者さんも、気楽な気持ちで最後まで読んでいってください。
ルル役の篠宮あすかさん。スマホで手軽に遊べるパズルゲームが好き。 |
▲篠宮あすかさんが演じるルルは、プレイヤーをナビゲートしてくれるサキュバス姉妹の姉。 |
▲ナナ役の七瀬彩夏さん。ストーリーを読み進めるAVGタイプのゲームが好き。 |
▲ルルと同様にナビゲートしてくれるサキュバス姉妹の妹ナナ。 |
▲エリノア役の鈴宮舞姫さん。ストーリー性の強いRPGが好き。 |
▲鈴宮舞姫さんが演じるエリノアは、王国の病院で兵士の治療を担当する白衣の天使。 |
▲左から鈴宮舞姫さん、七瀬彩夏さん、篠宮あすかさん。 |
gumiを訪れた声優3人と電撃スタッフ。どうやら『クリユニ』チームが会議中のため、しばらく待たせてもらうことに。ただ待っているのも勿体ないので(だってgumiですよ!)、ちょっとだけ社内を見学させていただくことになりました。
▲gumiの大ヒット作『ファントム オブ キル』のポップを発見! |
▲ロビーのソファ―でくつろぐ3人。 |
●gumiのここがすごい!マメ知識
gumiといえば、『誰ガ為のアルケミスト』や『ファントム オブ キル』、『ドラゴンジェネシス -聖戦の絆-』といったキャラクターやゲームのクオリティに評判の高いタイトルを多数抱えているゲームメーカー。子会社エイリムの『ブレイブ フロンティア』もご存知の人は多いだろう。
また、他社との共同タイトルにも積極的に取り組んでおり、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』は600万DLを超える大ヒット。gumiのゲームはクオリティが高いので、安心して楽しむことができます。
▲スタッフが打ち合わせやランチ、ときにゲームを遊ぶ?ために利用するルーム。 |
▲すっかり取材に来たことを忘れてはしゃぐ3人。 |
▲空いているミーティングルームもチェックする好奇心旺盛の七瀬さん。 |
▲カンファレンスルームは200人ほど収容できるとか! |
受付や会議室を見てまわったところで、『クリユニ』の定例会議が終了したと聞き、スタッフが待つ会議室へ移動。そこで私たちを出迎えてくれたのは、『クリユニ』プロデューサーの結城基さん(株式会社gumi)、ディレクターの瀧澤法弘さん(株式会社オレンジキューブ代表取締役CEO)のお二人です。
▲左が結城基さん、右が瀧澤法弘さん。 |
結城基さん(以下、結城):みなさん、こんにちは。お久しぶりですね。
七瀬彩夏さん(以下、七瀬):収録では大変お世話になりました!
瀧澤法弘さん(以下、瀧澤):今日はどうしたんですか?
鈴宮舞姫さん(以下、鈴宮):私たち出演をきっかけに『クリユニ』をプレイしようと思ったのですが、なんだか難しそうなので迷っているんです……。
▲正直者の鈴宮さん。 |
結城:迷っているんですか(笑)。「プレイします!」と言ってほしいところですが、正直者ですね。
篠宮あすかさん(以下、篠宮):すとらてじ……というジャンルは、私たちのようなライトユーザーでも楽しめるものでしょうか……?
瀧澤:海外ではストラテジー型のゲームが大ヒットしていますが、日本のライトユーザーの方には聞きなれないジャンルだと思います。このジャンルを簡単に説明しますと、自分の王国を作って軍隊を育てて、他のプレイヤーと戦争するのが醍醐味のゲームです。『クリユニ』はゲーム好きなら誰でも楽しめるように作っていますので、ご安心ください。
鈴宮:そうなんですね(半信半疑)。ちなみに、なぜこのジャンルのゲームを作ろうと思ったんですか?
瀧澤:私は以前『ブラウザ三国志』や『Lord of Knights』という同一ジャンルのゲーム開発に携わっていたのですが、このジャンルのゲームはデータ量がとにかく多いんです。普通のスマホゲームと比べて作るのが大変なので、日本ではタイトルが少ないんだと思います。そのため一回作ると「このジャンルはしばらく作りたくない!」と思ってしまうのですが、好きなジャンルなので何年か経つとなぜかまた作りたくなるんですよ(笑)。
鈴宮:充電期間が必要なジャンルなんですね(笑)。
瀧澤:そうですね。でも、せっかく作るなら多くの方に遊んでもらいたいと思い今回は、ストーリーやキャラクターイラスト、ゲームシステムなど、日本産のRPGをとことん意識して作りました。
結城:『クリユニ』は“超建国ストラテジックファンタジー”という新ジャンルで呼んでいるのも、“ファンタジー”を付けることで、日本のRPGらしさを強調しているんです。実際にゲームのオープニングを見ていただければ、日本のRPGらしさを感じていただけると思いますよ。
七瀬:ぜひ見たいです!
▲真剣な表情で画面を見つめる3人。 |
篠宮:アニメーションがすごいですね……!
鈴宮:あっ、ルル・ナナだ! おふたりの声ですね!
瀧澤:ルル・ナナは案内役なので、最初は独壇場なんですよ(笑)。こんなにしゃべるのはルル・ナナだけです。
鈴宮:ゲーム画面を見たら自分でもプレイできそうな気がしてきました!
篠宮:キャラクターの絵を見てすごく魅力的だなって思いました。
瀧澤:そう思っていただけたのは嬉しいですね。自分が作った過去のタイトルでは、このジャンルは難しいというイメージをもたれるユーザーさんが多かったんです。でも、プレイすると「面白い」と言ってくれる方も多かったんです。初見で敬遠されないように、イラストやグラフィックはもちろん、世界観も徹底的にこだわって作っています。
篠宮:見た目が海外ゲームとの大きな違いなんですね。
瀧澤:そうですね。それが実現したのは、すべて結城さんのおかげですね。彼はアートやデザインの実力が非常に高くて、ゲーム画面のクオリティを一気に引き上げてくれました。これは裏話なんですが、もともとデザインは結城さんが参加する前に、かなり進んでいたんですよ。でも、ある日、結城さんが……。
結城「全部、変えたい」って言いました。
瀧澤:当時、ほとんど仕上がっていただだけに、「この時期に言いますか? 話し合いましょう」と真剣なトーンになりましたね(笑)。でも、彼が過去に携わってきた仕事を見させてもらって、このクオリティならいけると思い、全部作り直すことにしました。時期的に無謀にも思えましたが、今ではその決断が正しかったと思います。
結城:瀧澤さんも私も言いたいことを言うタイプなんですよ(笑)。でも、それがよかった。それからはタッグを組んで、熱く作っているという感じです。
篠宮:今も熱い感じがすごく伝わってきます。他にも海外ゲームとの違いはありますか?
瀧澤:プレイヤーと英雄たちが繰り広げるストーリーです。ストラテジーゲームはプレイヤー同士が物語を作っていくものなので、本格的なストーリーを導入しているストラテジーゲームは本作が初めてだと思います。そこが我々の大きな挑戦でもありました。
▲プレイヤーは6人の英雄から1人を選択して物語を進行していく。 |
結城:プレイヤーと英雄の間には新密度のようなパラメータがあり、仲良くなるとその英雄のエピソードが解放される仕組みになっています。各エピソードでは、英雄のいろいろな一面が描かれているので、どんどん好きになってもらえると思います。ストーリーはものすごいボリュームを用意していますので、サービス開始後もどんどん実装していきます。
鈴宮:魅力的な英雄ばかりで迷っちゃいますね……!
結城:英雄はいつでも変更できますので、時間をかければみんなと仲良くなることもできます。
七瀬:ちょっとやそっとじゃクリアできそうにないですね(笑)。
瀧澤:そうですね。ただ、ストーリーはみなさんに楽しんでほしい部分なので、ハードルが高くならないように難易度を調整したいと思っています。
結城:ストーリーはどんどん見てほしい部分ですね。RPGらしく登場キャラクターも大勢登場してストーリーを盛り上げます。
瀧澤:25以上のキャラクターが登場しますので、ちょっとしたRPGよりも数は多いと思います。王国の敷地をよく見ていただけると、住民が歩いていますよね? この住民をタップすると、ゲームのヒントや世間話などいろいろな話を聞くことができるんです。
▲王国内を歩くミニキャラをタップして話を聞くことができます。 |
結城:RPG感覚でストラテジーの面白さを味わえるところが、海外ゲームとの大きな違いですね。
七瀬:街を眺めてるだけでも楽しめますね(笑)。細かいところまでこだわっているんですね。
結城:こだわっている部分は多くありますが、特に注目してほしいのはチュートリアルですね。最初に6人の英雄の中から1人を選択するんですけど、その英雄がチュートリアルを説明してくれます。つまり、チュートリアルだけで6種類あるんですよ。
普通ですとチュートリアル後に英雄を選択するパターンになると思いますが(笑)。英雄を近くに感じてもらいたいので、こだわりましたね。
瀧澤:チュートリアルの内容も、テストプレイを何十回と重ねて作りました。我々が十分だろうと思っても、ストラテジー初心者のスタッフから「ここがわかりづらい」という意見をいただいては作り直す、という作業を繰り返しています。ストラテジーの中では、1番わかりやすくなったと思います。
七瀬:オープニングのアニメーションを見ると、壮大な物語が始まりそうでドキドキしました!
結城:オープニングアニメーションの監督はTVアニメ『TIGER & BUNNY』などで有名なさとうけいいちさんにお願いしたのですが、とにかく壮大な世界観と英雄たちのキャラクター性を魅せてほしいと、お伝えしました。アニメーションの制作は、数多くの実績を持っているマッドハウスさんにお願いしました。
人が受け取る情報のほとんどは視覚からきていると思いますので、目にパッと飛び込んでくるビジュアルに関しては、とにかく“いいものを作りたい”という気持ちが強いです。今回、みなさんとご一緒させていただくことができたので本当に感謝しています。
音楽はTVドラマ『相棒』シリーズなどを手がける池頼広さんにお願いしました。歌ものではなくフルオーケストラの楽曲をお願いしました。パッと見はキャッチーなようにしてますけど、まず壮大さを表現したくてフルオーケストラというところにはこだわりましたね。
▲「世界的な作曲家である池頼広さんの楽曲をヘッドホンで楽しんでください!」と嬉しそうに語る結城さん。 |
結城:オープニングアニメで使っている楽曲は一部だけですが、フルバージョンもあります。フルで聞くと鳥肌が立つくらい壮大でかっこいいです。もったいないので、どこかでお披露目したいですね。
鈴宮:ゲーム内のBGMも有名な方みたいですね。先ほど電撃さんが「古代祐三さんは俺らの世代の神」って、すごく興奮して語ってました(笑)。
瀧澤:古代さんは長い間、ゲーム業界の第一線で活躍されているレジェンド的な作曲家ですね。自分にとっても憧れの人ですから、「古代さんに音楽を作ってほしい」と以前から思っていました。今回、無理だと思いつつもお仕事をお願いしに行きました。その時は、「よいクオリティの曲を作るには時間が必要なので考えさせてください」と真摯におっしゃっていただき、その後、快諾していただきました。
篠宮:お会いしてみてどんな方でしたか?
▲レジェントクリエイターに興味深々な篠宮さん。 |
瀧澤:大御所ですから恐る恐る会いに行ったのですが、とても気さくな方でした。ゲーム開発のことをすごく理解されているので、画面を見ているプレイヤーが何を思っているのかを考えて楽曲を提案してくれるんです。やっぱり長い間、第一線で活躍されている方は仕事のクオリティが高いなと、実感しましたね。
ほかにも「早い段階で仮曲があったほうが開発の方も気持ちがノリますよね」と言ってくださって。開発スタッフの士気まで気にしてくださるのは、さすがだなと思いました。
鈴宮:すごい方なんですね……!
▲古代さんと会うときは、とても緊張したと語る瀧澤さん。 |
打ち込みの曲が多い中、生演奏にもこだわっていて、古代さんが「最近、こんなに生演奏でゲーム楽曲を作ったのは珍しいです」とおっしゃってました。スマホのスピーカーで聴いても気持ちいい楽曲を作っていただきましたので、ぜひ聴いてほしいですね。
七瀬:何曲ぐらい作っていただいたんですか?
瀧澤:当初は5曲お願いしていましたが、最終的に11曲に……! しかし、ストラテジーでこんなに曲が多いゲームは世界中を探しても『クリユニ』だけだと思います(笑)今後もユーザーさんのご要望があれば、新曲をお願いしたいと思ってます。
鈴宮:英雄を演じられている声優さんもすごく豪華ですよね。女子としては男性キャラが多いのも魅力的です。
結城:男性キャラクターを実力派の人気声優さんに演じていただくなど、女性にも遊んでもらえるように意識して作っています。
ベオウルフ役の杉田智和さんはものすごくゲーマーなので、ストラテジーゲームにキャラクターがいることに驚いていらっしゃいました。そこで、詳しく説明したら「これはすごいチャレンジングですね!」と、言ってくださったんです。収録では、かなりテンション高くしゃべってくださって、音響スタッフがビックリしていました。杉田さんは「最近、イケメンキャラの収録がないんですよ」とおっしゃっていましたが、今回は高めのトーンのキャラで普段とは違った新しい杉田さんボイスが聴けると思います。
▲杉田さんが演じる英雄ベオウルフは、信と義を重んじる暑苦しい熱血漢。 |
瀧澤:声優のみなさんにお聞きしたいのですが、収録で印象深いことを教えてください。
七瀬:ゲームの収録では、ひとりで収録することが多いんです。でも、今回はルルとナナが姉妹ということで、声質や声量のバランス調整のためにふたりでブースに入りました。1人が演じている間、すぐ後ろでもう1人が聴いているというのが新鮮でした。
篠宮:七瀬さんにあわせて、演技をすることができたので、すごくやりやすかったですね。
鈴宮:私が演じたエリノアは喜怒哀楽が激しくて、ここまでテンションが高いキャラを演じたことがなかったので楽しかったです!
結城:定番の質問が終わったところで本題に入りたいと思います。今日、じっくり説明させていただきましたが『クリユニ』をプレイしたくなりましたか?
篠宮:チュートリアルやナビゲーターのルル・ナナがいるので、かなり安心しました。ストラテジー初心者の私でもプレイできそうに思えました!
七瀬:難しいゲームなのかなと思っていたんですが、今日のお話を聞いて早くプレイしてみたくなりました! いろんな声優さんが出ていらっしゃるので、ボイスも楽しみたいです!
鈴宮:まずなんといっても美麗で、声優さんも豪華で、ぜひプレイしたいと思います!
結城:今、プレイするって言いましたね? それでは、電撃オンラインさんに掲載するプレイ日記企画を3人にお願いしたいと思います!
篠宮・七瀬・鈴宮:!
篠宮:わわわわ、わかりました(困惑)。
鈴宮:チャレンジしてみます!
瀧澤:ただのプレイ日記ではなく、我々が用意するミッションをクリアすると声優さんやユーザーさんにご褒美を用意したいと思います。ちなみに、『クリユニ』でみなさんがやってみたい企画ってありますか?
篠宮:アニメ化……!
鈴宮:私はオフラインイベントや生放送……!
七瀬:キャラクターソングを歌ってみたいです……!
▲ルル&ナナ姉妹のキャラソンを歌ってみたい七瀬さん。 |
瀧澤:大きい企画ばかりですね(笑)。どれも可能性はあると思います!
結城:でも、ミッションに失敗したら罰ゲームですよ(笑)。
篠宮・七瀬・鈴宮:ええーっ!?
鈴宮:まさかのサプライズ企画にビックリして頭の中が真っ白ですが、そろそろお時間なので最後に一言ずつメッセージをお願いします。
結城:みんなでワイワイ建国するのもよし、他のユーザーとガチで戦争するのもよし、チャットで会話を楽しむのもよし、一人でモンスターを狩るのもよし。『クリユニ』の遊び方は千差万別です。いろんな楽しみ方ができるゲームなので、ぜひプレイしていただけたらなと思います。
瀧澤:ストラテジーは“思い出に残るゲーム”だと個人的に思っています。他のジャンルのゲームよりも、同盟のみんなと楽しい思い出を作りやすいと思います。ストラテジーというと難しいジャンルに思われますが、初心者もプレイしたら楽しめると思いますので、気軽にプレイしていただきたいです。
篠宮・七瀬・鈴宮:今日はありがとうございました!
電撃オンラインでは『クリユニ』のサービス開始後、ルル役の篠宮あすかさん、ナナ役の七瀬彩夏さん、エリノア役の鈴宮舞姫さんの3人によるプレイ日記を連載予定です。3人が結城さん、瀧澤さんから与えられた数々のミッションをクリアすることができるのか!? 3人はストラテジー初心者なので、ユーザーさんの協力を得ることはOK! ミッションをクリアすると、みなさんにもご褒美アイテムがプレゼントされます。
『クリユニ』は初心者でも楽しめる内容になっていますので、初心者の方も声優3人と一緒にぜひプレイしてください!
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