2016年3月24日(木)
バンダイナムコエンターテインメントは、PS4/PS3用ソフト『テイルズ オブ ベルセリア』の登場キャラクターや戦闘システムなどの最新情報を公開しました。
本作は、『テイルズ オブ』シリーズの最新作。極寒や常夏など多様シチュエーションを持つ世界を舞台に、シリーズ初となる単独女性主人公で物語が展開します。キャラクターデザインに、いのまたむつみ氏と藤島康介氏の2人に加え、奥村大悟氏、岩本稔氏が参加し、アニメーション制作をufotableが担当しています。
強い感情を宿し前へと突き進むベルベットと、感情を捨て、理(ことわり)を貫くことで世界に秩序をもたらさんとする者たちとの対立。誰もが抱く感情と理性の葛藤が描かれていきます。
「はぁ~、かく力説してもわかりあえぬ。人とは悲しいものじゃて……ま、どーでもいいがの♪」
性別:女性/年齢:不詳/身長:160cm
武器:式神/戦闘タイプ:魔女/種族:人間
声優:佐藤聡美/キャラクターデザイン:奥村大悟
自ら“大魔法使い”や“奇術団団長”と名乗り、他人からは“インチキ魔女”と呼ばれる正体不明の女性です。物事にこだわらない適当な性格で、言動はとことんユルく、いい加減です。
一行のムードメーカーとも言えますが、時折、ベルベットに対して無情な言葉を投げかけるなど、魔女の名にふさわしい黒い一面を垣間見せてきます。
火と水の術を得意とする後衛タイプで、接近戦は式神をさまざまな形に変形させてトリッキーに戦います。
「ビエ~ン! またバッドな日々が戻ってきてしまったでフ~!」
性別:男性(?)/種族:聖隷/声優:永澤菜教
独特の帽子を被った奇妙な聖隷で、語尾に「でフー」とつけたり、「ビエーン」「バッド!」が口癖だったりと、見た目通り、変わった個性と性格を持った聖隷です。
一見ひ弱そうですが、結構打たれ強く、人生をちゃっかり図太く生きています。どうやらマギルゥと浅からぬ因縁があるようで、彼女と会うたびに戦々恐々としています。
●“自称”大魔法使いマギルゥ
マギルゥは、つねに本気か冗談か嘘か、意図の読めない適当な言葉を並べて、ゆるい会話を繰り広げます。一見明るいムードメーカーですが、実は、折に触れて人間の本質を暴く無情な言動を見せる、トリックスターの一面を持った人物です。
▲普段は愉快に振る舞っていますが、時に悪意を込めた皮肉をベルベットに投げかけます。 |
▲戦闘終了後の掛け合いでは、ベルベットやライフィセットたちをおもしろおかしくかき回します。 |
●聖隷ビエンフー
意思の持たない多くの聖隷たちとは異なり、ビエンフーはさまざまな表情を見せます。
▲ビエンフーと向き合うライフィセット。姿は違いますが同じ聖隷同士。どうかかわっていくのでしょうか。 |
▲マギルゥに捕まったビエンフー。どうやら知り合いのようですが、どんな関係なのでしょうか。 |
●操作キャラクター変更
L1+方向キー左右で戦闘中に操作キャラクターを切り替えられます。戦闘メニューを開いた状態で、L2ボタン、R2ボタンを押して切り替えることも可能です。なお、戦闘メニューは、PS4はタッチパッドボタン、PS3はSTARTボタンで開くことができます。
“ブレイクソウル”は、ソウルを3つ以上所持していると発動できる、特殊能力を持ったアクションです。ブレイクソウルを駆使すると連携の上限を超えることが可能になります。
また、キャラクターごとに固有のアクションが用意されており、その効果・性能はそれぞれ大きく異なり、敵や戦況に合わせてキャラクターを切り替えながらプレイすることで、戦闘の幅が広がっていきます。
さらに、“ブレイクソウル”には段階が存在し、プレイを進めていくことでさらなる能力が解放されていきます。
使用する条件として、“ソウル”の所有数が3以上必要で、ソウルを3つ以上所持した状態でR2ボタンを長押しすると、ソウルを1つ消費して“ブレイクソウル”を発動します。
●ベルベットのブレイクソウル“コンジュームクロウ”
強化と攻撃を兼ね備えた戦闘特化型能力です。左手の力で相手の能力を喰らうことで、喰魔状態と呼ばれる人外の左手を露わにした強化状態になります。この状態中に、一定の条件を満たすと、秘術という強力な必殺技を繰り出すことができます。
強力な能力の代償として、強化状態中はHPが徐々に減っていきますが、HPが少ないほど秘術の威力が上がるので、立ち回り方次第で最大限の効果を発揮することができます。
R2ボタンを押すと、変化した左手で敵を引き裂く攻撃が発動します。ベルベットのブレイクソウルの特徴は、この攻撃を当てた敵の種族によって、“強化される効果”と“発動する秘術の種類”が変化する点です。
種族が獣系の場合、強化効果は“相手の攻撃力が高いほどダメージアップ”となり、秘術“スカーレッド・エッジ”が発動可能になり、種族が不定形系の場合、強化効果は“相手の防御力が高いほどダメージアップ”となり、秘術“サンダー・ブリッツ”が発動可能になります。
能力が強化されている間は、ベルベットのステータス表示のデザインが変化します。なお、喰魔状態は秘術を放つことで終了します。
▲強化効果:“相手の攻撃力が高いほどダメージアップ” |
▲秘術:“スカーレッド・エッジ” |
▲強化効果:“相手の防御力が高いほどダメージアップ” |
▲秘術:“サンダー・ブリッツ” |
▲変化したベルベットのステータス表示デザイン。 |
●ライフィセットのブレイクソウル“ディバイドペイン”
パーティの生存率を大幅に上げるフィールド効果能力です。能力を発動すると、5秒間敵からのダメージを半減するフィールドを展開します。また、効果解除時に味方全員のHPを回復することできます。
敵に囲まれたときや強敵との戦闘など、味方全体がピンチに陥りやすい状況で活躍する能力です。
R2ボタンを押すと、ライフィセットを中心にしてフィールドが展開します。展開されるフィールドには攻撃判定もあります。ガードしている敵に当てることができれば、敵をガードブレイクすることもできます。
●ロクロウのブレイクソウル“因果応報”
極めれば無類の強さを発揮するカウンター能力です。敵の攻撃を受け止めることで、強烈なカウンター技を発動することができます。扱いは難しいですが、そのぶん威力が高く、成功させるとHPが回復します。
R2ボタンを押すと構え状態となり、この時に敵の攻撃を受けるとカウンターが発動。そしてカウンターが成功すると、“応報・裂”というカウンター技が発動します。大振りの攻撃をしてくる敵に対して特に有効ですが、うまく使いこなせば、混戦時に多くの敵を巻き込みながら立ち回ることもできます。
●マギルゥのブレイクソウル“スペルアブソーバー”
敵の術詠唱をキャンセルし、攻撃に転換する対魔法特化型能力です。敵が詠唱をしている時に使用すると、詠唱をキャンセルさせることができます。同時に、詠唱で生じた相手の霊力を吸収でき、霊力が一定まで溜まると、カウンターで術が発動します。
術を使用する敵がいた場合に、圧倒的な効果を発揮する能力です。また、詠唱のキャンセルは発動時に詠唱しているすべての敵におよぼします。カウンターで発動する術は複数あり、何が発動するかはマギルゥの気分次第です。
▲敵が術を詠唱している最中に、R2ボタンを押してスペルアブソーバーを発動します。 |
▲敵の詠唱をキャンセル! 同時に敵から霊力を吸収します。 |
▲吸収した霊力が一定まで溜まると、カウンターで強力な術が発動します。 |
▲何が発動するかはランダムですが、広範囲・高威力な術がそろっており、うまく活用することで敵を一網打尽にできます。 |
ブレイクソウルは連携に組み込むことが可能で、ブレイクソウルを使用すれば、所持しているソウルの数以上に連携をつなぐことが可能になります。
ブレイクソウルには、発動するとソウルを1つ失うかわりに、連携状態を継続したまま、術技の1段目から連携を再開することができる、という特性があります。これを駆使して遊ぶと、さらに連携の自由度が広がり、より戦闘の爽快感を体感できるようになります。
●例:ソウルを4つ所持した状態での連携
4連携まで術技を連携させた直後に、ブレイクソウルを発動。本来であれば、4連携目で連携が終了しますが、ブレイクソウルを発動するとソウルが1つ減るかわりに、再度1段目から連携を再開できます。
ブレイクソウルによりソウルが1つ減り、所持しているソウルの数は3つになります。ソウル3つ分なので、3段目まで追加で連携が可能です。また、連携中にソウルを奪い取ることに成功すれば、さらに連携回数を伸ばすことも可能になります。
●実際にブレイクソウルを駆使した連携イメージ
4連携までしかできなかった状況が、ブレイクソウルによって8連携まで可能になります。
▲1連携目、術技1段目。 |
▲2連携目、術技2段目。 |
▲3連携目、術技3段目。 |
▲4連携目、術技4段目。 |
▲ブレイクソウル発動。 |
▲5連携目、ブレイクソウルで攻撃。 |
▲6連携目、術技1段目。 |
▲7連携目、術技2段目。 |
▲ベルベットであれば、連携の最後を強力な秘術で終らせることも可能です。 |
ブレイクソウルは、発動時にHPを回復する効果もあるので、連携にブレイクソウルを加えることで、攻撃しながら回復することができます。また、ブレイクソウルには、ガードブレイク効果もあります。ガードをしてくる敵などにはブレイクソウルを当ててみましょう。
『テイルズ オブ ベルセリア』のテーマソングを、数多くのヒット作を世に放っているロックバンドのFLOWが担当することが決定しました。テーマソングは『BURN』とのことです。
●アニメカット紹介
(C)いのまたむつみ
(C)藤島康介
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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