『ダークソウルIII』全10種の素性の初期ステータスや特徴、初心者におすすめの育成方法を解説

文：る～ぱ

　フロム・ソフトウェアより発売中（PC版は4月12日発売）のPS4/Xbox One用アクションRPG『DARK SOULS III（ダークソウルIII）』。

　その魅力を紹介する特集記事の後編では、ゲーム開始時のステータスを決定するそれぞれの素性の特徴やシリーズ初心者に向けた育成方針を紹介していきます。

『ダークソウルIII』10の素性

　ゲーム開始時に選択できる“素性”とは、主にキャラクターの初期ステータスを決定するもの。選んだ素性によって、所持している装備も変わってきます。

　ですので、最終的にどのようなキャラクターにしたいかを考え、それに近いタイプの素性を選んでゲームを始めるのがオススメです。

　もちろん『ダークソウル』シリーズの大きな魅力の1つである、キャラクターメイクも用意されています。目や眉、鼻など、さまざまなパーツを細かくセッティングして、自分の理想のキャラクターを作り上げましょう。

▲髪型や色も自由に変更できます。より使いやすくなっており、これまで以上にイケメン＆美人が作りやすくなったのもうれしい！

　ここからは、それぞれの素性の初期ステータス、初期装備を紹介。各素性ごとの特徴も解説しますので、素性選びに迷った際は参考にしてみてください。

●騎士：放浪の末倒れた名も無き下級の騎士

【ステータス】

【初期装備】

　騎士の特徴は、すべての素性の中でトップクラスの体力。体力が高いほど最大装備重量も増えるので、性能は高いけれど重量がネックとなる鎧のような装備を身に着けられるのがメリットです。

　初期装備も防御力に優れているうえ、盾も扱いやすいものを装備。総じて安定感の高い素性なので、本作から始めるプレイヤーや回避が苦手な人にオススメの素性となっています。

●傭兵：戦場と共にあった歴戦の傭兵

【ステータス】

【初期装備】

　技量が16と高いので、扱う際に高い技量が求められる武器を使いこなすことができます。

　それ以外のステータスは平均的でバランスが取れているものの、初期装備に若干クセがありますので、技量を必要としない武器を使う予定ならば他の素性を選んだほうがいいかもしれません。

●戦士：屈強で知られた北の戦士の末裔

【ステータス】

【初期装備】

　非常に高い筋力を誇る戦士。生命力も14と高く初期のHPが高いので、他の素性よりも接近戦を得意としています。その反面、集中力が6と低く初期FPが少ないので、戦技、スペルの使い時は工夫する必要があります。

●伝令：かつて使命を帯び旅した伝令

【ステータス】

【初期装備】

　バランスのよいステータスを備える伝令。序盤から回復魔法が使えるので、総合的に見れば非常に倒れにくい素性であると言えます。

　筋力、技量など武器の装備に必要となる項目のバランスも取れているので、どの武器をメインに使おうか迷っている、という人にもオススメの素性です。

●盗人：ありふれた盗人。逃亡兵のなれの果て

【ステータス】

【初期装備】

　運と技量のステータスが高いのが盗人の特徴。運は発見力に影響を与えるので、序盤から効率よくアイテムを収集することができます。

　また、ショートボウを所持しているので、敵を誘い出すことも可能です。ただし、他のステータスはあまり高くないので、やや上級者向けの素性かもしれません。

●刺客：陰に潜み獲物を狙う刺客の1人

【ステータス】

【初期装備】

　集中力と技量に優れている刺客。特筆すべきは“隠密”の魔法で、この魔法には消音と落下ダメージを無効化する効果があるので、敵に気づかれずに接近する、高いところから飛び降りてショートカットするなど、テクニカルなプレイを楽しめます。

　初めから集中力が高くFPの総量も多いので、戦技や魔法をガンガン使ってプレイしたい人にオススメです。

●魔術師：探求のため学院を離れた孤独な者

【ステータス】

【初期装備】

　集中力と理力に特化した魔術のスペシャリスト。魔術の威力がアップする指輪を最初から装備しており、相手との距離を置いた戦闘では無類の強さを誇ります。魔術メインで戦いたいという人は迷わずに選んでよい、といっても過言ではない素性です。

●呪術師：火を操る呪術師。辺境からの旅人

【ステータス】

【初期装備】

　呪術師は理力と信仰が高く、魔術と呪術どちらでも使いこなせるのが特徴です。魔術師との違いとしては、初期装備の指輪に呪術の威力を高める効果があるということ。ですので呪術をメインに使いたいプレイヤーにオススメの素性です。

　火属性の呪術“火球”を最初から所持しているので、火属性が弱点の敵に対しては無類の強さを誇ります。

●聖職者：旅の聖職者、その道程で力尽きた者

【ステータス】

【初期装備】

　信仰が高く、さまざまな奇跡を使いこなせる素性です。奇跡に分類される魔法は補助効果を持つものが多いので、自身はもちろん、マルチプレイの際に協力してくれたプレイヤーを手助けすることも得意としています。

　サポートに優れている反面、奇跡は直接ダメージを与える魔法が少ないため、シングルプレイでは近接攻撃で敵を倒す必要がある点には注意。

　持久力や体力といった接近戦で重要となるステータスは低めなので、ある程度ゲームに慣れた人に向いている素性になっています。

●持たざる者：素性も知れぬ裸の人

【ステータス】

【初期装備】

　その名の通り、裸一貫で戦うことになる素性。最初から武器と盾は所持しているものの、装備が心もとないので序盤は厳しい戦闘を強いられます。

　これまでのシリーズをやり込んだプレイヤーやさらなる困難に挑みたいプレイヤーに向けた、挑戦的な素性になっています。

●副葬品について

　本作では副葬品として、最初にアイテムを1つ選び、それを所持した状態でゲームを始めることができます。

▲選べるアイテムは全部で9種類。生命の指輪以外は使うとなくなってしまいます。もちろん、自信のあるプレイヤーはアイテムなしでゲームを開始することも可能です。

　初心者にオススメしたいのは、最大HPがアップする“生命の指輪”。永続的にHPが上昇するというのは冒険するうえで大きなメリットになりますので、迷ったらこれを選びましょう。

ステータスの振り分け方のポイント

　レベルアップ時にステータスを振り分け、自分好みのキャラクターを自由に作り上げられるのも本作の魅力の1つ。ですが、自由度が高いからといって考えなしにステータスを強化していくのは考えものです。

　ここでは、シリーズ初心者に向けたステータス強化の指針を解説していきます。

●近接戦闘タイプは体力と持久力を重視

　本作では、近接攻撃やガード、回避動作など、接近戦で重要となるアクションにはすべてスタミナが必要となります。ですので、近接戦闘タイプのキャラクターを目指す場合は、持久力を伸ばしてスタミナを増加させましょう。

　また、重量の重い防具が装備できるように体力を成長させるのも重要です。これらの土台となる2つのステータスを伸ばして戦闘時の安定感を高めてから、筋力や技量など、使用したい武器を扱うのに必要となるステータスを伸ばしていきましょう。

●魔術＆呪術タイプは対応する理力と集中力に注力

　魔術や呪術をメインに戦うキャラクターを作る場合は、理力と集中力を特化させるのがオススメです。理力を上げると魔法の威力が、集中力をアップさせると魔法を使える回数が上昇します。

　また、敵に接近された時のため、ある程度、持久力や体力も成長させ、ガードや回避アクションを使いやすくしておくことも重要です。

　そして、どちらのタイプにも言えることですが、HPの総量を上げる生命力は、早い段階である程度上げておくようにしましょう。

　HPを上げれば死亡しにくくなり、それは同時にソウルを失うことを防ぐことにもつながりますので、生命力を上げてから自分のプレイスタイルに合わせた能力を上げることをオススメします。

　前回の立ち回りを紹介する記事とあわせて本作の特徴を理解すれば、心折れそうな瞬間が来ても乗り切れるハズです。至高のダークファンタジーの世界を存分に楽しみましょう！

※画像は開発中のものです。
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