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2016年3月28日(月)

本日最終回『おそ松さん』はファンの深い考察がブームを加速させた作品。トークショーをレポート

文:たけのこ

 本日3月28日深夜の放送で最終回を迎える『おそ松さん』。本記事では、3月26・27日の2日間で開催された“AnimeJapan 2016”内のトークショーの模様をお届けします。

『おそ松さん』

 ステージには、おそ松役の櫻井孝宏さんと十四松役の小野大輔さんが登壇。最終回を目前に控えた本作についてトークが繰り広げられました。

『おそ松さん』

 色違いの特製パーカーに身を包んだ櫻井さんと小野さんが登場すると、詰めかけた約200人のファンからは歓声が。櫻井さんと小野さんのあいさつにファンは元気なコールで応えるなど、開幕早々ステージは大盛り上がり。

 いまや社会現象にまでなった『おそ松さん』ですが、そのブームを感じる時について聞かれると、小野さんは「コンビニや飲食店などの身近な場所で関連商品を見かけた時など」と答えました。一方、櫻井さんはさまざまな現場でスタッフから、「『おそ松さん』見ています!」と声をかけられることが多いと語りました。

 また櫻井さんは、本作がここまでのブームになったことについて、最初台本を見た時に「これは大丈夫なのか!?」といい意味で心配しつつも、ここまでの大ブームになるとは思っていなかったとコメント。

 『おそ松さん』のストーリーを考察しながら深く楽しんでいる多くのファンにより、本作のブームは加速していったのだと感じているそうです。

『おそ松さん』
▲9話“恋する十四松”

 今まで放送されたストーリー(24話ぶん)を振り返るコーナーでは、くじで引いた話についてのトークが繰り広げられることに。ここで新人スタッフ(!?)の“着ぐるみのおそ松”が初お披露目となり、会場からは「かわいい!」という声が聞こえてきました。

 くじ引きで選ばれたのは、11話“クリスマスおそ松さん”、8話“ なごみのおそ松/トト子の夢”、16話“松野松楠/一松事変”、6話“おたんじょうび会ダジョー/イヤミの大発見”の4つ。

 各話の収録/放送当時を思い返しながらのトークに、会場から笑い声が尽きることはありませんでした。小野さんは、8話が放送された時にこの作品おもしろさを改めて感じたと語りました。

 ちなみに、トーク中に小野さんが十四松のネタ“マッスルマッスル!”や“無重力スパイラル!”を披露するたびに、そのネタの宝庫っぷりを櫻井さんが羨ましがるという場面も見られました。

『おそ松さん』
▲11話“クリスマスおそ松さん”
『おそ松さん』
▲16話“松野松楠”
『おそ松さん』
▲16話“一松事変”

 続いてのコーナーは“『おそ松さん』トリビアクイズ”。『おそ松さん』に関する全6問の3択クイズが出題され、お2人が解答することに。問題の中には、21話“麻雀”で麻雀に関する用語が多かった理由や18話“逆襲のイヤミ”でイヤミカートに出ていないキャラクターは誰かなど、難易度の高いものもありました。

 “麻雀”の用語が多かったのは、脚本を担当する松原秀さんがセミプロ級にうまいからとのこと。なお一松役の福山潤さんも麻雀プレイヤーで、櫻井さんと小野さんは専門用語のイントネーションなどを福山さんに教わりながら、18話の収録に臨んだそうです。

 最後のクイズの正解者には1万ポイントが付与されることになり、見事正解した櫻井さんにはエスパーニャンコのぬいぐるみがプレゼントされました。ちなみに本コーナーでは、先ほどの“着ぐるみのおそ松”と同じく“着ぐるみの十四松”が登場し、小野さんがノリノリで絡みにいく姿が見られました。

『おそ松さん』
▲21話“麻雀”

 約40分間のステージはあっという間に終わりの時間に。最後は小野さん「こんなにたくさんの方々に見ていただき、本当に役者冥利に尽きます。ありがとうございました!」、櫻井さん「みんなで楽しむ時間を作れた作品だと思っています。この“お祭り”を最後まで楽しんでいきましょう!」とそれぞれコメントし、ステージは幕を閉じました。

 間もなく最終回を迎える『おそ松さん』。24話“手紙”ではシリアスな雰囲気でストーリーが展開され、まさかの“つづく”に話題騒然となりましたが、どのような結末を迎えるのでしょうか? 『おそ松さん』らしい笑いに満ちあふれた結末を迎えることを信じて、筆者もリアルタイムで視聴したいと思います。

『おそ松さん』
▲24話“手紙”
『おそ松さん』
▲28日18時現在、公式サイトはこのような状態です。最終話オンエアに向けて、筆者も全力待機します。

(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

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