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2016年4月15日(金)

『ギルティクラウン』全話一挙放送決定。『甲鉄城のカバネリ』の荒木哲郎さんが監督

文:Taka

 ドワンゴは、動画サービス“niconico”でTVアニメ『ギルティクラウン』の全話一挙放送を4月25・26日の2日間にわけて実施します。

『ギルティクラウン』
▲4月27日発売予定のBlu-ray BOX完全生産限定版特典である、“redjuiceさん描き下ろし三方背BOX&デジジャケット”のイラスト。

 『ギルティクラウン』は、フジテレビ“ノイタミナ”枠で放送されたTVアニメ。監督を、現在放送中の『甲鉄城のカバネリ』の荒木哲郎さんが、シリーズ構成を吉野弘幸さんが担当し、脚本に大河内一楼さんらが参加しています。

■イントロダクション

「僕にできることは、ネットアイドルの動画を観ることだけ。家に帰れば、お気に入りの動画の、218回目の再生ボタンを押す」

 時は2039年。“僕”の名は、天王洲第一高校に通う高校2年生・桜満集(おうま・しゅう)。

 鬱屈した気持ちを抱えながら、どこか世間に冷めた視線を送る彼は、クラスメイトとも一定の距離を保ち、ただ漫然と、平穏な日々を送っていた。

 “友達風”のクラスメイトたちとの退屈な会話。ヘッドホンから流れる少女の歌声。

 「でもこれでいいのかな?」

 10年前、突如発生した“アポカリプスウィルス”の蔓延によって、日本政府は大混乱に陥った。

 無政府状態となった日本は、超国家間で組織された“GHQ”の武力介入を受け、その統治下に置かれることとなる。

 のちに“ロスト・クリスマス”と呼ばれるこの事件をきっかけに、日本は独立国家としての体を失い、形だけの自治権を与えられ、そして人々はそんなかりそめの平和を享受していた。

 スピードを上げて走り抜けていく、“GHQ”の装甲車。テレビから流れるテロのニュース。

「僕にももっと、やれることってないのかな……」

 しかし集の平穏な日常は、ある日突然、破られる。

 放課後に訪れたお気に入りの場所で、出会ったひとりの少女。

 彼女の名は、楪いのり(ゆずりは・いのり)――集が憧れ、ウェブ上で絶大な影響力を誇る人気の歌姫。

 彼女には、もうひとつの裏の顔があった。

 “GHQ”からの“日本の解放”を謳い、命を賭けて孤独な戦いを続けるレジスタンス組織“葬儀社”。

 いのりは、17歳の若き首領・恙神涯(つつがみ・がい)に率いられたこの組織のメンバーでもあった。

 いのりや涯たちに導かれ、“葬儀社”の活動に関わり始める集。そして、彼の右手に現れる“王の刻印”。

 その“印”により集は、人の身体から“ヴォイド”と呼ばれる物質を自在に引き出し、それを武器に闘う力を得る。

 しかしそれはまた、彼が背負った“罪の王冠”の物語の始まりでもあった……。

(C)ギルティクラウン製作委員会

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