2016年4月21日(木)

『スターオーシャン5』ドラマCDアフレコ収録の様子をお届け。ショップ購入特典CDの内容もチラ見せ!

文:千駄木和弘

 『スターオーシャン5(SO5)』が発売して、もうたっぷりとゲームを満喫しているユーザーも多いかと思いますが「もっともっとスターオーシャーン5の世界を楽しみたいんだ!」というファンに向けて、5月25日に『ドラマCD スターオーシャン5 -Integrityand Faithlessness-』発売されます。

『ドラマCD スターオーシャン5 -Integrityand Faithlessness-』

 ドラマCDの内容については、簡単な概要が紹介されています。野原ゆたさんによる描き下ろしジャケットのイラストや、CDドラマの内容をほんの少しだけチラ見せしております。

 これだけの情報じゃ「もっとドラマの雰囲気とか知りたいよ!」とか、「野原ゆたさんのジャケットってことは、公式サイトのマンガみたいなヤベェ(以下略)」なんて感じで、逆にモヤモヤとした気持ちになりますよね。

 そこで、今回はCDドラマの収録真っ最中のスタジオに取材できる機会を得られました! 実際にCDドラマをレコーディングしている様子のレポートと、ドラマを撮り終えた声優陣に感想をコメントをバッチリいただいてきましたよ。

 ドラマCDや特典CDの楽しい収録の様子やエピソードの聞きどころなどをチェックして、ドラマCDの発売日までどんどん高まっていってみましょう。

より深くキャラクターたちの内面を描いたドラマを4本収録

 都内某所にある収録スタジオには、『SO5』の登場人物たちを演じる総勢11人の声優陣が集結。ゲームの音声はキャラ別に収録しているので、実はこの人数でいっぺんに集まって収録するということは初めてのこと。ドラマCDだから演技の掛け合いなど空気感を大事にしたい、そんな演出意図が感じられます。

 なお、中村悠一さんはスケジュールのご都合で写真撮影には参加いただけませんでしたが、コメントはばっちりいただきました!

『ドラマCD スターオーシャン5 -Integrityand Faithlessness-』
▲写真後列左より川島得愛さん、小杉十郎太さん、武田華さん、小倉唯さん、置鮎龍太郎さん、土田大さん。写真前列左より藤村歩さん、東山奈央さん、石川界人さん、諏訪部順一さん、遠藤綾さん。

 ドラマCDには4本のエピソードが収録されていて、シリアスなお話あり、コミカルな話ありとバラエティに富んでいます。内容については深くお伝えできませんが、どのエピソードでも共通しているのは「キャラクターの内面をより知ることができる」という内容だということです。

 ゲーム中のシナリオを追っていくだけでも各キャラクターがどういう人なのかは解るのですが、ドラマCDではさらにプラス、さらに深さを得られるといった具合です。

 そんなドラマCDのエピソードを軽くですが紹介しましょう。

●第1話“闘技場”

 エマーソンに誘われて宇宙船チャールズ・ディ・ゴール内のコロッセオで戦うことになったフィデルの話。見世物的な要素がある闘技場になぜフィデルが出るのか? カミューズ流剣術の強さってどんなものなの? 勝ち進んだフィデルと対戦する意外な相手とは? まっすぐな意思を貫くフィデルらしい、シリアスな(?)ストーリーです。

●第2話“男の価値”

 男の価値を巡って勝負することになったフィデル、ヴィクトル、エマーソンの3人ですが、“男の価値”って人それぞれですよね……。少し前に流行ったフレーズでいうと“マウンティング”ってやつでしょうか? 本当に価値があるものなのか、あるとすれば誰が男として上なのか、絶対に負けられない戦いがここにある。

●第3話“ヴィクトルの過去”

 若き日のヴィクトルと、その師匠となるダリル・カミューズが出会い、師弟の絆を強めていく物語。ヴィクトルが軍属になる場面もこのストーリーでは描かれてます。傍若無人な若いヴィクトルの言動やカミューズ流剣術に伝わる“必殺の剣”など、ダリルとのやり取りが熱いです。

●第4話“ガールズトーク”

 ミキ、フィオーレ、アンヌ、リリアの女性陣が集まってヒミツのガールズトークに花を咲かせます。なんとお題は“フェチ”について。フェチとはつまり“こういう部分に男性のセクシーさを感じる”というものですから、知りたいですよね?

 内容はけっこう生々しいというか……そ、そういう部分というかパーツが好きなんだ……と、細かい内容がリアリティありすぎの赤裸々トークです。

声優陣たちはこんな思いで収録してました! ショップ購入特典トークCDも一緒に聞くと楽しさ倍増

 そして『ドラマCD スターオーシャン5 -Integrityand Faithlessness-』をSQUARE ENIX e-STORE、タワーレコード、アニメイトで購入した人には、さらに出演声優によるトークを収録した“スペシャルトークCD”がプレゼントされます。

 スペシャルトークCDはドラマCDの収録後に、出演声優をお呼びしてラジオっぽいテイストのトークを収録したものです。こちらのCDも内容が気になりますよね? ほんの少しだけ、こんな感じだよという雰囲気をお伝えすると……。

●アニメイト版購入特典トークCDの一部分をピックアップ

・石川さんが(お仕事だけに限らず)訪れたことのあるアニメイト店舗やその目的とは

・ゲーム収録時、諏訪部さんがスタジオのエンジニアさんにしてもらったキモチよかったコト

・意外と声優泣かせだったという「宇宙船チャールズ・ディ・ゴール」が難しいワケ

・諏訪部さんが「ヤバさしか感じなかった」というイベントとは一体?

・ボックストークではお題から巡り巡って石川さんの女性観や性癖がダダ漏れに!? 

・石川さんが好きな女性キャラはもちろんミキ!……なのだが、好きな理由がちょっと……

 ゲーム中のフィデルのイメージを残した真面目さでトークを進めようとする石川さんだったが、「フィデルの役柄は置いといて、石川くんはとしてはココどうなの?」とイジりまくる諏訪部さんに、あえて乗ってしまいヤケドしてしまう石川さん。

 そのやり取りはまさにフィデルとエマーソンのようでもあり、ドラマCDの特典ならではのハイテンションが楽しいトークです。

『ドラマCD スターオーシャン5 -Integrityand Faithlessness-』

 もう一方のSQUARE ENIX e-STOREとタワーレコードでの購入者向けのトークCDは、石川さんと東山さんの爽やかなトークが繰り広げられます。

 このトークが一番最後に収録されたこともあり、他のドラマやトーク収録をずっと聞いていた東山さんから石川さんへの突っ込みが満載というスゴく濃い内容となっています。その内容を掻い摘んでピックアップしてみます。

●SQUARE ENIX e-STORE/タワーレコード版特典トークCDはこんな感じ

・東山さん「フィデルはそんな事を思いながら演じてたのね」とドン引き?

・別役で「ウザッ」などの罵声を演じた、とある女性声優がたまらねぇ。ご褒美だよコレ(両者とも意見一致)

・そして“ご褒美”のお礼をその女性声優さんに伝えしまった顛末とは

・第4話“ガールズトーク”でミキの個性を再発見

・公式サイトのマンガ『スターオーシャンのアレやコレ』のミキ、かわいいよね!

・お互いに真顔で向き合い“アレ”について真剣に語り合う

・とにかく豪華だったスタジオの差し入れ(おやつ)の話。

・ディレクターとヒロインの共通点(陰謀?)を知ってしまい、石川さんの演技に影響が?

・ボックストークでは石川さんもガールズトークに挑戦! 石川さんが女子力全開でスイーツを語る

・幼なじみとしたい事という質問では“女の子と○○○○したい”と即答。行き着く先は結婚まで見据えているという、そのキッカケとなる○○○○とは一体?

・東山さんもあこがれるギャルゲー的シチュエーションがある?

 という感じです。主人公とヒロインによる爽やかトーク……かどうかは怪しい感じですが、石川さんと東山さんのパーソナリティがどんどん掘り下げて露わになるぶっちゃけトークが楽しいです。もちろんフィデルとミキについてもお二人が思うことを多く語っており、こちらも必聴のCDとなっています。

ドラマCDに出演する声優陣11名にインタビュー!

――ゲームも発売され、ますます盛り上がりを見せる『スターオーシャン5』が今回ドラマCD化をするわけですが、まずは本作の収録を終えられてのご感想をお願いします。

石川界人さん(フィデル・カミューズ役):ドラマCDということで閑話休題的なお話でしたので、キャラクターの新たな一面が見られて楽しかったです。

 ゲーム収録ではキャストが一堂に会して収録することがなかったのでこういった形で皆さんと同じブース内でお芝居できてうれしかったです。

東山奈央さん(ミキ・ソーヴェスタ役):ゲーム収録時とは異なって、今回のドラマCDではキャストが一堂に会して、馴染み深いキャラクターたちと掛け合いで収録することができたのがうれしかったですね。ゲーム本編の前日譚や、キャラクターのまさかという一面が描かれているので、聴き応えのある1枚になっていると思います。

中村悠一さん(ヴィクトル・オークヴィル役):ゲームとはまた違った時間軸のお話があったりで、私自身も知らない場面を聞くことができて楽しかったです。

遠藤綾さん(フィオーレ・ブルネリ役):初めて皆さんの前で演じたので、「あ、この役が私です(照)」「こんな風に演じてるんです(照)」みたいな感じで勝手に照れてました。

諏訪部順一さん(エマーソン役):ゲーム本編からはちょっと離れたコメディ的な内容のお話でしたので、気楽に楽しんで取り組ませて頂きました。

藤村歩さん(アンヌ役):ゲーム本編の収録はみなさんと別々だったので、今回ドラマCDで初めてご一緒して掛け合いをすることができてとても楽しかったです。

小倉唯さん(リリア役):ゲーム収録のほうでは、キャラクター別に収録していたので、他のキャストの方たちと台詞を合わせることがなかったのですが、今回はドラマCDということで それぞれのキャラクター達と実際に掛け合いながら台詞を交わせたのが何よりうれしく、とても貴重な体験をさせていただけたなぁと思いました。

置鮎龍太郎(ダリル・カミューズ役):フィーチャリングお父さんということで、初めて息子(界人くんが演じるフィデル)と対面して会話ができました。

土田大さん(グンター役):ゲーム収録は1人だったんですけど、ドラマCDでは皆さんとワイワイやらせていただきました。ありがとうございます。

川島得愛さん(ダックス役):ダックスがドラマCDにも出てきてくれてうれしかったです。寡黙なキャラですが、もう少し出番を増やして欲しかったです(笑)。

武田華さん(ハナ役):ドラマCDでもう一度ハナを演じる機会をいただけるとは思っていなかったのでとてもうれしかったですし、周りの方のお芝居も初めて聞けたので、このメンバーで戦ってるんだなぁと仲間を感じられて楽しかったです。

小杉十郎太さん(レスリア軍高官役):ゲームを楽しむための最高のドラマCDですね。

――今回のドラマCDで印象に残ったシーンやセリフ、聞いて欲しいシーンなど聞きどころはどこでしょうか。例えば、ご自身の演じたキャラクターや、他のキャラクターのここに注目!というものがあればお願いします。

小杉さん:とにかく、熱いんです!

諏訪部さん:聴きどころは、……全部です。

遠藤さん:エマーソンさんがとてもおもしろ……素敵でした!

 女の子同士でキャッキャする話はとても楽しかったですね。水着や温泉の話ではありませんが(笑)。

土田さん:語尾が「~っす」っていうキャラクターなんですが、中々緊迫したシーンでの「~っす」はおもしろかったっす(笑)。

石川さん:作中でミキがずっと頑張ってセリフを喋っているシーンがあるので、ぜひ耳を凝らして聞いていただきたいです。

 言っていることもかわいいのですが、全力で東山さんが演じていらっしゃるので注目してください。

東山さん:フィデルが闘技場でさまざまな相手と決闘するエピソードがあるのですが、一見するとユニークな話(特に、リリアとのくだりは笑ってしまいました)なのですが、ゲーム本編との相乗効果もあって胸が熱くなるエンドでした。

 最後にミキとの会話もあるのですが、この1シーンだけでも2人の信頼関係を垣間見ることができると思います。

置鮎さん:パパデル……ダリルの若かりし頃かな?

藤村さん:ガールズトークで、男性に何を求めるかの話で盛り上がっている時のリリアの一言が衝撃的でした……。アンヌもびっくりしていましたし。女性陣それぞれのリアルな好みが分かっておもしろいと思います。

武田さん:藤村歩ちゃんと、なんとも言えない(笑) 兄妹の役をやったのですが、CDでどれくらい聞こえているのか気になります!

 あと……名前のクレジットが……ハナはな……あの、まじめに言おうと思ったんですけど……笑いの渦に巻き込まれたような……心配です。

川島さん:ヴィクトルとダリルの出会いのシーンですね。

中村さん:ヴィクトルのヤンチャ時代が描かれている点は注目ですかね。

小倉さん:今回は、ゲームの内容が主というよりも、個々のキャラクターたちによりそった温かみのある会話が多かったので、それぞれのキャラクター性があふれた台詞が多かったように感じます!

 個人的には、ミキやフィデルとの会話が、リリアがみんなから愛されているが分かりうれしかったので、特に注目して欲しいです。

――ドラマCDのエピソードの中で、女性陣がフェチ話で盛り上がってましたが、自分の中で「よくわからないけど、なぜか好き」といった行動や現象はありますか?

石川さん:ふっとデジタル時計を見たときにぞろ目だったり時間と分が同じ数字だったりすると幸せを感じます。

東山さん:電車の乗り換えや、信号の変わるタイミングがぴったりのときです! 急いでいないときでも、自分の歩むスピードを変えることなくいけると何だか気持ちいいですよね。日常の小さな幸せです……(笑)。

中村さん:ダンボールに荷物が隙間なく入っていると心地よい!

遠藤さん:う~ん……盛り上がる程の何か、というのは特にないですね~。ある日突然思い出すような気もします……。

諏訪部さん:う~ん、理由がわからず好きということはないですね。自分の“好き”にはいつも明確な理由があります。

藤村さん:アンヌもわたしも猫好きで、家にも猫がいますが、カリカリのご飯を食べている時の噛む音が好きでよく聴いてしまいます。 

小倉さん:これは女性にしか分からないかもなのですが、私は友だちがメイクをしているところを見るのが好きで、ついついメイクをしていると見てしまいます。最近では、メイクをしている人の動画がネットでも見られたりするので、暇つぶしによく見たりします。

置鮎さん:フェチかぁ。じゃあ、お尻ということで。まぁ、見ちゃいますよね(笑)。

――最後に、『スターオーシャン5』を応援して下さっているファンの皆様、ドラマCDをお待ち頂いているファンの皆様へ、コメントをお願い致します!!

中村さん:ゲームはもうクリアされている方も多いかと思われますが、そんな方にもそうでない方にも楽しめる新規エピソードになっています。

 今回のドラマCD化で今後の展望にも、さらに期待が持てますので引き続き応援頂ければ……と思っています。

遠藤さん:ゲームのストーリーやキャラクターの魅力はもちろん、ドラマCDを皆さんで収録してさらに、気合いを感じました。ぜひ、ゲームもドラマCDも楽しみにしていてください。

諏訪部さん:『スターオーシャン5』頑張って収録しましたので、やり込んで頂けると幸いです。ドラマCDもぜひお楽しみ下さい。よろしくお願いします!

藤村さん:ストーリーを進めていくだけではなくキャラクターそれぞれの個性を発見できるイベントもたくさんあって、より楽しめる作品になっていると思います。ドラマCDも合わせて、ぜひスターオーシャン5の世界に存分に浸っていただけたらうれしいです。

川島さん:ゲーム、楽しんでますか?!? ガンガンやり込んで、ドラマCDも聞いてください! ダックスの応援もよろしくお願い致します!

武田さん:素敵なキャラクターたちがすごく綺麗に動いているのを収録現場でも見せていただきました。ぜひぜひゲームを楽しんでいただけるとうれしいです!!

 実は敵や村人も少しやっています。隅々まで楽しんでいただけますと幸せです。

土田さん:スターオーシャンシリーズ、今回『5』ということで長い歴史を感じる訳ですが、その歴史の一部に参加出来たことに、とても感謝しております。ゲーム、CDドラマどちらもお楽しみに!

置鮎さん:素敵なドラマCDに参加できて幸せです。ユーザーの皆さんも、作品世界に浸れますように♪

小倉さん:今回、長く続くスターオーシャンシリーズに参加できたこと、とてもうれしく思っております。

 ゲームやドラマCDも含め、今までスターオーシャンをプレイしたことのない方も、そしてシリーズからのファンの方も 、より多くの皆さんに楽しんでいただけるような作品になっていると思いますので、これからも引き続き『スターオーシャン5』の応援をよろしくお願いいたします!

東山さん:いつも応援して下さる皆さま、本当にありがとうございます! ミキを演じさせていただき早1年以上が経ちました。

 出会うたびに愛らしいミキの表情に、私自身もほっこりしています。たくさんの情熱のこもったゲーム、そしてキャラクターをさらに深めることができる今回のドラマCDともども、どうぞよろしくお願いいたします!

石川さん:『スターオーシャン5』を応援してくださいっている皆様、本当にありがとうございます。ドラマCDはゲームとはまた別の視点で楽しめるような作品になったと思います。

 ゲームを楽しんでいただきつつ、ドラマCDでキャラクターたちの掛け合いや、新境地を楽しんでください! これからもよろしくお願い致します!

小杉さん:思いっきり楽しんでくださ~い!

[CHECK!!]『SO5』設定資料集が4月28日に発売!

 PS3版『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』の発売日と同日に、電撃オンラインから設定資料集を発売します。価格は2,300円+税。

 キービジュアル、キャラクター解説、設定&ラフ画、イベントシーン絵コンテ、開発スタッフからのメッセージなどの収録を予定しています。

 さらに特典として、アーケードで好評稼働中の『ロード オブ ヴァーミリオン Re:3』で使えるミキのVR(ヴァーミリオンレア)カードと、武器“異星のオーブ”が入手できるプロダクトコードが封入されます。

データ

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