2016年5月13日(金)
4月19日にスクウェア・エニックスが発表した、iOS/Android向け新作アクションRPG『サムライ ライジング』。まだまだ不明な点が多い作品ですが、一体どのようなゲームになるのでしょうか。今回はティザーサイトで得られる情報をもとに、担当ライターが本作を考察していきます!
本作は、最高峰のグラフィックスと、壮大かつ優美な音楽で表現された和風ファンタジーの世界を舞台に、“荒神”と呼ばれる強敵を討伐していくアクションRPGです。
『サムライ ライジング』という名や、タイトルロゴにサムライのようなキャラクターがいることからも、和風な世界観であることがわかりますね。
それでは、最初にタイトル発表時に公開された、ファーストトレイラーをじっくりと見てみましょう。
▲険しい山々に囲まれた建物群。中央に五重の塔のようなものがあり、城のように見えます。城下町なのでしょうか。山の色合いが白いように見えますが、普通の大地ではないのかもしれません。 |
▲キャラクターが、まるで牛若丸が立っていそうな赤い欄干の橋を渡っています。しかし、その下に見えるのは空のようです。本作の舞台が空の上である可能性がありますね。 |
▲4人のキャラクターが一堂に。服は和風になっていますが、どことなく見覚えのある雰囲気ですね。 |
▲グラビデとホーリーを唱える黒・白魔道士やジャンプを駆使する龍騎士の姿が。その動きやド派手なエフェクトから、かなり見応えのある戦闘が期待できます。 |
▲立ちはだかる荒神たち。それぞれボム、クァール、モルボルのように見えます。鉄巨人のような敵もムービー内で確認できます。攻撃方法も変わりないように見えますが、アクションRPGらしくかなり激しい攻撃となっています。 |
やはり一番気になるのは、和風な世界観ながら見覚えのあるジョブやモンスターたちです。好きなジョブを使用して、モンスターと戦ってゲームを進めていくと見て間違いないでしょう。
パーティを編成して進むのかというのも気になるところ。トレイラーでは、キャラクターが1人、2人と増え複数人で戦闘を行うシーンがあるので、仲間と一緒にわいわいプレイできそうです。
また、1分という短いトレーラーですが、BGMのあまりのカッコよさにしびれました! 作曲は、『FFXIV』の楽曲なども手掛けている祖堅正慶氏(スクウェア・エニックス)であることが、ご本人のTwitterから判明しています。他にはどんな楽曲があるのか、とても楽しみです!
サムライ ライジング、楽曲のみ担当という珍しい事をやってみました!和風テイストの楽曲って民謡風もあれば大河ドラマ風もあったりで奥が深ぇのなんの、何が言いたいかってーと、ゲームはだいぶラクチンな操作みたいだけど楽曲作るのはムズかった! https://t.co/JX734KqHT1
ニー祖堅 (@SOKENsquareenix) 2016年4月19日
ティザーサイトに描かれたメインビジュアルには、多くのキャラクターが登場しています。ここで描かれているのは、8つのジョブの姿を含めた11人。最前列左が主人公、最前列中央がヒロインとなります。
ちなみに、メインビジュアルとキャラクター・モンスターデザインを手掛けるのは、『ブレイブリー』シリーズや『リトル ノア』にも携わっているデザイナー・松浦聖氏であることが明らかになっています。
スクエニさんから発表されたサムライライジングのメインビジュアル、キャラ、モンスターのデザインをさせていただきました。事前登録でクリスタルもらえるのでよろしければお願いします!https://t.co/cVSd7ba83e pic.twitter.com/9PCP54P2rs
松浦 聖 (@hiziri_pro) 2016年4月20日
どのようなストーリーを紡ぐのか気になるメインキャラクターたちですが、主人公とヒロインの設定を先行して入手しましたので、特別にご紹介します!
ナライ
▲本作の主人公で、記憶を失った少年。なくした記憶を取り戻すため、ヒロインの旅に同行することに。その旅路の中で、自身の本当の姿を見つけ出すことになります。 |
ストーリーを追うごとに記憶を取り戻していくと思うのですが、なぜ記憶を失ってしまったのかが気になります。また、服装はとてもシンプルです。
他のキャラクターとは少し衣装のテイストが異なるような気がするのは、筆者だけでしょうか……。もしかしたら、別の国から来た人間なのかもしれません。
シノノメ
▲“クリスタル”をエネルギーに変えることができる“現人神”の少女です。人々の資源事情を支えるために、“公務”として世界各地を旅しています。 |
クリスタルや現人神、公務という気になるワードが出てきました!
おそらくこの世界では、クリスタルを資源として使えるようにするためには彼女の力が必須なのでしょう。そのため、特別な扱いを受けているのだと思われます。服装もどことなく、巫女のような雰囲気を感じますね。
???
▲武将のような衣装に、大きなマント。勝ち気な瞳が印象的な青年。 |
メインビジュアルに描かれた主人公とヒロイン、そして8つのジョブ。残る1人がこの青年です。彼についてはまだ何も情報がありませんが、ストーリーのキーとなる人物であることは間違いないでしょう。
編集部にいくつか『サムライ ライジング』に関する画像が届きましたのでご紹介します。届いた画像に目を通してみると、提灯や木造の家屋など和を表現したものが多数見受けられます。これらの画像から、どんな世界なのか予想してみましょう。
▲こちらはコンセプトアートです。中央に大きなクリスタルのようなものがあります。周りの建物には漢字のようなものが書いてある看板が。列車が線路を走っている様子も確認できる、とても不思議な世界観です。 |
▲赤提灯の屋台がたくさん! ついふらふらと立ち寄りたくなりそうですが、どことなく妖しい雰囲気を感じる街並みです。 |
▲この街では、人々が集まっている様子が描かれています。ずいぶんと賑わっているようです。櫓のようなものもあり、何かのお祭りが開かれているみたいです。 |
▲鉄道の倉庫のような場所に見えます。しかし、かなり荒れ果ててしまっており、緑が浸食しています。主人公たちはどのような目的でここに足を運ぶことになるのでしょうか。 |
▲トレイラーでも登場していた場所ですね。赤く色づいた紅葉や灯篭のようなものがあり、日本庭園のような趣があります。 |
『サムライ ライジング』ティザーサイトでは、本日までに11種類のジョブが公開されています。ゲーム内でどんな活躍が期待できるのか考えていきましょう。和風な外見も要チェックです!
武士
▲片手剣を手に戦う近距離攻撃職。自分を強化することが可能で、攻守のバランスがいい万能職です。ゲームに慣れるまではこのジョブを使うといいかもしれません。 |
最初に判明した4つのジョブのうちの1つです。ということは、おそらく本作の基本となる職業と考えていいかと思いますが、やはり和風なだけあって“戦士”ではなく“武士”になっています。
本作には“侍”もジョブとして登場しますが、それとは異なるバランスのよいジョブとして用意されています。扱いやすいジョブになりそうなので、育てておけばどんな場面でも対応できそうですね。
黒魔道士
▲遠距離魔法攻撃を得意とするジョブです。威力の高い範囲攻撃で敵を一掃できます。しかし、HPが少ないので打たれ弱いです。 |
深々と魔法の帽子を被っているイメージの黒魔道士。本作では、黒い影になった顔と黄色く光った目はそのままに、三度笠を被って和風イメージにチェンジです。三度笠に書かれた“黒”の漢字を模したマークがかわいらしいですね。ド派手な魔法で攻撃できるのも魅力! 筆者もぜひ、メインジョブとして使っていきたいです。
白魔道士
▲回復魔法を得意とするジョブ。魔法耐性が高く、1人いてくれればパーティの生存率が高まります。また、遠距離範囲魔法での攻撃も可能です。 |
おなじみの回復職・白魔道士です。赤い三角形のポイントが入ったフードもそのままで、イメージしやすいですね。服装はしっかりと和風の着物になっていて、個人的には赤い帯がお気に入りです。
回復手段がどの程度ゲーム内に用意されているかはまだわかりませんが、1人は育てておきたいジョブになりそうです。
龍騎士
▲矛を持ち、素早い突きで突き進む攻防一体の近距離攻撃職です。“ジャンプ”で相手の懐に飛び込みダメージを与えます。 |
龍騎士といえばジャンプと槍! ですが、本作では槍の前身ともいえる武器・矛を武器にしています。ジョブ名が“竜”騎士ではなく“龍”騎士になっているところに注目。意味は同じですが、“龍”のほうがより和の世界観に合うように思います。兜は『FF』シリーズのジョブイメージと近く洋風な見た目ですが、鎧はよく見ると日本の甲冑のようなデザインです。
矛装備により、他の近接職よりも範囲が広い攻撃が可能なようです。ジャンプでの飛び込みもあわせて、派手な立ち回りが好きな人にピッタリですね。
修道士
▲敵と自分の間合いをコントロールして戦う近距離攻撃職。MPはやや低めですが、攻撃力の高さが魅力です。 |
“修道士”と言われるとピンとこないかもしれませんが、なじみのある言葉を使うならモンクですね。前に出て、ガンガン敵を攻撃していきたいプレイヤーに人気が出そうです。
メインビジュアルや3Dジョブモデルが男性なので、女性の和風モンクがどんな服装なのか早く見たいです!
狩人
▲弓を扱い、遠距離からスピードの速い物理攻撃を行なう攻撃職です。HPはそこまで高くないので、敵に近づかれないように立ち位置を考えたいです。 |
遠距離物理攻撃のスペシャリストとしてよくゲームに登場する狩人。本作でも、遠距離からの攻撃で敵を翻弄しながら戦うことができます。
見た目はあまり和風っぽくないかな……? と思ったのですが、メインビジュアルでは和弓のような長弓を手にしています。
盗賊
▲攻撃スピードが速く、敵のステータスを下げて戦う戦法が得意なジョブです。手数の多さを生かして戦う速攻職になります。 |
本作の盗賊は敵のステータスを下げることができるので、手ごわいボスに挑む時はパーティにいてもらいたいジョブですね。盗賊といえばおなじみの“ぬすむ”系の技が使えるのかも気になります。忍者のような服装も印象的です。
赤魔道士
▲剣と杖を装備することができ、物理攻撃も魔法もこなせるあらゆる面で隙のない万能職。 |
『FF』シリーズで非常に人気の高い赤魔道士が本作にも登場します。びっくりしたのはまずその見た目! 赤一色ですがスタイリッシュでカッコいい『FF』のジョブイメージはそのままに、笠を被った風来坊のような姿になっています。
攻撃に回復、強化に弱体となんでもできるので、いろいろな場面で活躍したいプレイヤーにおすすめですね。かっこいい見た目からも人気がでそうなジョブです。
侍
▲物理防御力とHPが高く、前線を守ることができる近距離攻撃職。積極的に前に出て、仲間の盾となって活躍しましょう。 |
無骨な太刀と強固な鎧を身に着け、生存能力の高いジョブの侍。敵の注目を集められるような立ち回りができれば、強力なボス戦などで活躍できそうです。個人的には“銭投げ”ができるのかな……と考えてしまいます。
陰陽士
▲手にした剣に魔法を付与して戦うことができる攻撃職です。他のジョブとは少し違った戦い方ができそうですね。 |
陰陽士なので魔法を扱う後衛職かと思いきや、どちらかといえば前衛の“魔法剣士”のような立ち位置です。ティザーサイトのスクリーンショットでは、“魔法剣エアロ”を使用しているのがわかります。
服装は、いかにも陰陽士な雰囲気の着物です。防御力は高くなさそうですが前衛となると、少々テクニカルなジョブなのかもしれません。
匠
▲大きな槌を武器に戦うジョブ。障害物を生み出し、敵の接近を妨げることができます。 |
ものすごく大きなハンマー(槌)が目を引きますね! 見た目通りのパワータイプで、機動力は心配ですが大きな一撃で敵を圧倒できます。とにかく力で押し通す戦いが好きな人におすすめできそうです。
トレイラーにもある通り、スクエニの“究極アクションRPG”として世に送り出される『サムライ ライジング』。和風というイメージに統一された世界観だけでも、期待が高まります。
▲ゲーム中の画面はこちら。マップ下にはオートモードの切り替えボタンと思われるものがあります。オート戦闘もできるのは、スマホアクションRPGではうれしいポイントですね。 |
RPG好きにはなじみ深いジョブやモンスターが登場するのも気になります。『FF』シリーズ作ではありませんが、スッと世界観に入り込めるので、より本作ならではの和風な世界を楽しめそうです。
本作は現在事前登録中で、登録すると登録人数に応じて、プレイ開始時に“クリスタル”が最大3,000個もらえます。スクウェア・エニックスの究極アクションRPGがどんなゲームになるのか気になる方は、ぜひ事前登録をしておきましょう!
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