2016年5月4日(水)
『FGO』聖杯にはサーヴァントの最大レベルを引き上げる効果が。開発者トークの内容を紹介
5月3日~5日にかけて、徳島県で開催中の複合エンターテイメントイベント“マチ★アソビ Vol.16”。本記事では、5月3日の夜に実施された『Fate/Grand Order』に関するイベント“『Fate/Grand Order』クリエイタートーク”の模様をお届けしよう。
“『FGO』の中身について”をテーマに繰り広げられた本トークイベントには、『FGO』の開発を手掛けるディライトワークスの、“FGO project クリエイティブディレクター”を務める塩川洋介氏と、“FGO project マーケティングディレクター”の石倉正啓氏が登場。
お2人ともに、ユーザーが気になっていることに回答、そして時には逆に質問を投げかけ、会場に押し寄せた『FGO』ファンたちと交流を図っていた。
▲クリエイティブディレクターの塩川氏。開発の責任者としてゲームの改善や機能の追加などを調整しているそうだ。 |
▲マーケティングディレクターの石倉氏。東京メトロ新宿西口通路に設置された巨大ポスターでの広告や宣伝を実施されているとのこと。 |
▲夜遅めの時間にもかかわらず、会場には多くの『FGO』ファンの姿が。マスターレベル120の猛者も全体の2割ほど存在。 |
大変だったのはスカサハのモーションがあの人気スポーツ選手のようになったこと?
はじめに「開発に携わっている人は『FGO』を実際にプレイしているの?」という質問が。これに対し、塩川氏は「開発チーム一同、怖いくらい遊んでいます(笑)」と回答。
「自分たちが楽しいと思えるように作っており、みんなすごくハマっている」と語っていた。
石倉氏も同意見で「スタッフはほとんどレベル110以上。パラメータやシナリオなど、全部わかったうえで、ユーザー目線で普通に楽しんでいる」とコメント。
次に『FGO』に限らず、スマホゲームをプレイするユーザーなら誰もが気になるであろう「召喚って自腹?」という質問が投げかけられた。石倉氏は「自腹に決まっています。スタッフ全員、というか関係者全員そうです」と笑いながら答える。
「ユーザーの皆さんと同じ気持ち、同じフィールドに立ってプレイしています」と述べていた。
▲石倉氏はまだイスカンダルを引けていないのだそうだ。「徳島ピックアップは来なかった」と語り、会場の笑いを誘っていた。 |
そして次に「オススメのサーヴァントは何?」という質問が。石倉氏はバスターが大好きということで、ドレイクやギルガメッシュをチョイス。サポートには坂田金時を入れているという。
塩川氏は、初めてガチャを回して最初に出た星4以上のサーヴァントがランスロットということで、こちらをお気に入りとしているそうだ。
そして、ハロウィンエリザベート・バートリー(ハロエリ)のような配布系のサーヴァントもオススメとのこと。「配布系は今後もいいキャラを作ろうと思うので、楽しみにしていてほしい」と語っていた。
最後の1人は一風変わってはいるものの、継戦能力が高いマリーをチョイスしていた。
▲性能でサーヴァントをみないという塩川氏に対し、「玄人みたいなことを言いますね」と冗談交じりに返す石倉氏。 |
「大変だったな、ということは?」という質問に対してはユニークな回答が飛び出した。スカサハのモーションが、ネットでラグビーの五●丸選手のようだと言われていたという。
モーションの一部が壊れ、五●丸選手のようになってしまったそうなのだが「旬のタイミングだったし、名付けたユーザーさんも秀逸」と石倉氏は笑っていた。
聖杯はサーヴァントの最大レベルを引き上げる効果を持つ!?
『FGO』の今後の展開についても語られた。ユーザーとしては、アルトリアとギルガメッシュのモーションが変化したことで、「他のキャラについても?」と期待する声が大きいようだ。
それを受け塩川氏は「今はまだできないけれど、考えてはいますのでお待ちください」と回答していた。
そして、各章をクリアした際に手に入る“聖杯”の使用用途も明らかに。聖杯はサーヴァントの最大レベルを引き上げる効果を持つという。
詳細はまだ話せず実装も先だが、レアリティが低く、70や80で成長が止まるキャラをより強く育てられるとのこと。実現したら編成などの幅が広がるので、早い実装が望まれる。
イベントの後半ではユーザーが質問を投げかけ、それに答えるコーナーも。「7月に1周年を迎えるが、何かやる予定はあるか?」という質問に対し、塩川氏は「1周年にかかわらず、どうやってユーザーが予測できないことをするか」を大事にしていると回答。
「1周年だからこういうことをやってくるだろう、ということの裏をかくような、予想できないことが起こると思いますよ」と、会場のファンに力強く伝える姿が印象的だった。
▲レアなTシャツをかけてのじゃんけん大会も! |
最後にはゲストの2人からユーザーにメッセージが。「皆さんに『FGO』を支えていただいていると思うと、心が温まりうれしくなりました。皆さんの顔を見ると、長くサービスを続けていくための力をもらえます」と語るのは石倉氏。
塩川氏も「どうやったら1番楽しくなるかを第一に、企画・運営を考えています。これからも皆さんが楽しめるコンテンツを作っていけるよう、頑張っていきます」とコメントし、イベントを締めくくった。
本記事ではこのトークショーの内容を紹介しているが、実際は会場に足を運んだ人しか聞けない話や見ることのできないイラストなど、未公開の注目情報が盛りだくさんの内容となっていた。
このように、“会場でしかすべてを満喫できない”イベントが多く実施されるのも“マチ★アソビ”の魅力のひとつ。よりディープに好きなコンテンツを楽しみたい人は、ぜひ会場に足を運んでみてほしい。
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