2016年5月18日(水)
“フェス松さん”をレポート。イベントは放送中の裏話や朗読劇“シャッフルこぼれ話集”などで大盛り上がり!
5月8日に幕張メッセイベントホール/屋外展示場で開催された、TVアニメ『おそ松さん』のスペシャルイベント“フェス松さん’16”の模様をお届けします。
本イベントでは『おそ松さん』のメインキャストが勢ぞろいし、トークショーや朗読劇などが行われました。本会場の幕張メッセ イベントホールには昼夜あわせてファン約13,000人が集い超満員に。全国各地の映画館で実施されたライブビューイングでは、イベントの模様が全国各地で上映され、本会場も含めて約7万人が熱狂しました。
また、5月7・8日にはパンフレットや限定グッズの販売も実施されるなど、幕張周辺を連日『おそ松さん』色に染めあげました。
【イベント出演者(敬称略)】
・櫻井孝宏(おそ松)
・中村悠一(カラ松)
・神谷浩史(チョロ松)
・福山潤(一松)
・小野大輔(十四松)
・入野自由(トド松)
・遠藤綾(トト子)
・鈴村健一(イヤミ)
・國立幸(チビ太)
・上田燿司(デカパン)
・飛田展男(ダヨーン)
・斎藤桃子(ハタ坊)
・鷲崎健(MC)
早朝から長蛇の列! 物販コーナーなど屋外の様子をレポート
イベントに先駆けて行われた前日物販には、ライブビューイング会場でパンフレット以外が買えないということもあり、早朝から多くのファンが長蛇の列を形成しました。
▲会場では特別衣装の6つ子やトト子、イヤミたちがお出迎え! |
各商品には購入時の個数制限が設けられていましたが、“フェス松さん”公式Twitterによると、トートバッグとアクリルキーホルダーは早期に完売したようです。
▲こちらは13時半ごろの物販の様子。 |
▲購入した推し松法被を早速着用するファンが大勢いました! |
また物販コーナーには、6つ子やイヤミの着ぐるみも登場。写真撮影に応じるなど、ファンを楽しませていました。
▲ファンのリクエストに応えてさまざまなポーズをとっていました! |
■バンプレスト
6月中旬に発売予定の『一番くじ おそ松さん~僕らと結婚?~』や今後登場予定のプライズ景品、販売予定の商品などが展示されていました。
▲痛クラッチバッグ(全6種)。7月下旬登場予定。 |
▲ゆらゆらバルーン(全6種)。6月下旬登場予定。 |
▲バスタオルvol.1(全3種/vol.2もあり)。5月26日より順次登場予定。 |
■ディ・トレード
全高約146cmの一松ヒューマンスケールフィギュアやノンスケールフィギュアの展示、限定商品の販売などが行われました。
▲ツーショットを楽しむファンもいました! |
▲開発中のノンスケールフィギュア。 |
▲イベント限定ノンスケールフィギュア『一松事変』。 |
■『おそ松さんのへそくりウォーズ~ニートの攻防~』特設ブース
『おそ松さんのへそくりウォーズ~ニートの攻防~』に関する攻略情報などが公開。試遊台も用意されており、遊ぶと特製コースターがもらえました。
メインキャストが勢ぞろいのイベント(夜の部)をレポート!
イベントは“タイトルコールを誰が担当するか”を6つ子が言い争う寸劇でスタート。
白熱する兄弟間の言い争いがピークに達すると、6つ子を演じる櫻井孝宏さん(おそ松)、中村悠一さん(カラ松)、神谷浩史さん(チョロ松)、福山潤さん(一松)、小野大輔さん(十四松)、入野自由さん(トド松)が登場し、観客席からは大歓声が沸き起こりました。
櫻井さんは“無職上等”と書かれたのぼり、中村さんはモデルガン、神谷さんはティッシュ、福山さんはダイナマイト、小野さんはバット、入野さんは日傘といった、それぞれが演じるキャラクターの個性にあった武器(?)を手にしていたのが印象的です。
そして戦いの準備が整い、いざ勝負……となったところで鈴村健一さん(イヤミ)が登場し、揉める6つ子を差し置いて“フェス松さん 夜の部 ~四銀ロスにもまだ早い~”の開幕を宣言。
タイトルコール後に流れたのは、第1クールOP楽曲『はなまるぴっぴはよいこだけ(A応P)』のロングバージョンで贈る本イベント限定の特別なOP映像。出演者12名が演じるキャラクターを、それぞれの名シーンとともに紹介する内容となっていました。
OPが終わると、遠藤綾さん(トト子)、國立幸さん(チビ太)、上田燿司さん(デカパン)、飛田展男さん(ダヨーン)、斎藤桃子さん(ハタ坊)を加えた出演者全12名が壇上へ。下手に松野家、上手にトト子の家を模したステージにズラリと並ぶと、大きな拍手が沸き起こりました。
キャスト陣が“全話ふりかえり松!”で“ひどいと思った話”を語る
最初のコーナーは“全話ふりかえり松!”。各出演者が、全話中で一番“ひどいと思った話”を選んで語ることになりましたが、大半のキャストが挙げたのは最終話“おそまつさんでした”!
第24話“手紙”ではシリアスな雰囲気を全面に出していただけに、最終話の台本を受け取るまでキャスト陣も「いったいどうなってしまうんだろう」と気になっていたそうです。しかし、開始15秒で手紙が燃えるという展開を告げられた時は特に動じず、いつも通り演じたとのこと。
本コーナーではこの他にも裏話が続出。兼役の話題では、入野さんがエスパーニャンコ以外の猫をすべて演じたことなどが明かされました。
朗読劇“シャッフルこぼれ話集”では新作ショートエピソード8本が展開
シリーズ構成・松原秀さん書き下ろしの新作ショートエピソード8本が披露された、朗読劇“シャッフルこぼれ話集”。おそ松&チョロ松による“お好み焼き”やカラ松&十四松による“脱走”などが、キャスト陣による生アフレコで楽しめました。
アニメ本編では見られなかったカラ松のデリバリーコントも登場し、まさかの単独デリバリーコントに会場は騒然。散々溜めに溜めたあと、肝心のコントを見せる段階で退場になるという、カラ松らしい扱いに会場は笑いに包まれました。
こぼれ話の最後は、イヤミ&チビ太が“オレオレ詐欺”で6つ子に日ごろの復習をしようと企むエピソード。通常の声では“オレオレ詐欺”がうまくいかないと判断した2人は、デカパン博士のもとへ。
そして博士の不思議な薬で、イヤミはおそ松の声に、チビ太はチョロ松の声になって準備が整うと松野家に電話をかけます。しかし、6つ子やトト子、ダヨーンたちも薬で声が変わっているという、想定外の事態に!
壇上では櫻井さんがイヤミを、國立さんが一松を演じるなど、キャスト陣がそれぞれいつもとは違うキャラクターを演じてファンは騒然。会場が本日一番の盛り上がりを見せたところで朗読劇は終了となりました。ちなみにキャスト陣が演じたキャラクターは以下の通りです。
・櫻井さん→イヤミ
・中村さん→ダヨーン
・神谷さん→チビ太
・福山さん→ハタ坊
・小野さん→デカパン
・入野さん→トト子
・遠藤さん→チョロ松
・鈴村さん→十四松
・國立さん→一松
・上田さん→おそ松
・飛田さん→トド松
・斎藤さん→カラ松
■おそ松&チョロ松“お好み焼き”
お好み焼きをうまくひっくり返すために「できる……できる……」と自分に暗示をかけるチョロ松に、待ちきれないおそ松は……。
■トト子&デカパン&トド松&一松“トト子とデカパン”
居酒屋で飲んだくれるトト子とトド松&一松、そしてデカパン。カッコイイ彼氏が欲しいと言うトト子に、デカパンが自分をアピール!?
■カラ松&十四松“脱走”
舞台は刑務所。囚人の14番(十四松)は脱走を試みる。そんな14番に、看守(カラ松)は「信じている」と言葉をかけるが、彼は何度も脱走を試みて……。
■チョロ松&ハタ坊“面接 パート2”
なかなかいい人材が来ないことを悩むハタ坊。そこにやってきたのは、魔法使い見習いのチョロリンだった。
■一松&トド松“なぞなぞ”
松野家の居間で過ごす一松とトド松。2人は“なぞなぞ”遊びを始めるが、トド松が出題するなぞなぞに解答する一松の答えは、なかなか変わっているようで……。
■カラ松(単独)“デリバリーコント”
ついに自分の“デリバリーコント”を披露する時が来たと意気込むカラ松。充分なアイドリングを済ませ、いざネタを披露……できるのか?
■ダヨーン&一松&十四松“だよ~~~ん”
ダヨーンと2人きりの一松。積極的にダヨーンに話しかけるも会話は続かない。困り果てているところに、待ち合わせに遅れた十四松がやってくる。
■イヤミ&チビ太&おそ松+全員“イヤミ・チビ太のオレオレ詐欺”
“オレオレ詐欺”で6つ子に日ごろの復習をしようと企むイヤミとチビ太。しかし電話口でいつもの口癖が出てしまい、正体がバレてすぐに電話を切られてしまう。そこで2人は、デカパン博士に声を変える薬をもらい……。
キャスト陣8名がペアになって即興コント“デリバリーコント in 幕張”
本コーナーでは、ペア、条件、場面、オチをくじ引きで決め、キャスト陣が即興コントを披露。カラ松&チョロ松、おそ松&ハタ坊、ダヨーン&トド松、一松&十四松の組み合わせで、お題にそった即興コントが披露されました。
“スベリたくない”という恐怖心に襲われながらも、4組とも体を張って場内をわかせていました。
エンディング“四銀校歌斉唱”は起立して斉唱!
最後は櫻井さんがキャスト陣を代表して、来場したファンやライブビューイング会場のファンにお別れのあいさつ。そして“四銀校歌”をキャスト陣&ファンが起立して斉唱し、“フェス松さん’16”は幕を下ろしました。
なお本イベントでは、『おそ松さん』の今後の展開として“春の松の市リターンズ”と展示系大型イベントの開催が発表されています。また、5月25日には『6つ子のお仕事体験ドラ松CDシリーズ』の第4巻『カラ松&一松“弁護士”』が、5月27日にはBlu‐ray&DVD第5松が発売されます。
まだまだブームは続く『おそ松さん』。今後の展開にも大注目です!
▲イベントの最後に観客席に降り注いだ銀テープには、“おそまつさんでした”のメッセージとともに6つ子が描かれていました。 |
(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会