バッツ好きライターが振り返る『ディシディアFF』女性交流トーナメント!
5月8日に行われた、アーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー(以下、『ディシディアFF』)』の公式大会“DISSIDIA バトルコロシアム 2nd”。その熱い試合をあらためて振り返っていきましょう。
■女子大会 DISSIDIA バトルコロシアム 第3回放送<電撃公式大会中継>
はいどうも、ライターのスズタクです! 先日の“DISSIDIA バトルコロシアム 2nd”はいかがでしたか? 第2回となる公式大会は、女性限定の交流トーナメントということで、第1回とは違った空気が感じられましたね。大会の大まかな模様については、速報レポートをチェックしていただければと!
さて、ここでは当日行われた試合のなかから、とくに印象的だったものをスズタク視点で取り上げていきたいと思います。驚きと笑いと悲鳴が飛び交った、さまざまな試合を振り返っていきましょう!
▲当日の大会ルールはこちら。前回の“DISSIDIA バトルコロシアム 1st”とほぼ同じですが、今回は交流戦をかねた大会だったので、キャラ選択に関する制限はとくにありませんでした。ちなみに、チームは事前のくじ引きによって決定しています。 |
▲大会形式は、全48名16チームによるトーナメント。最終的にIチームが優勝するまでに、数々の手に汗握る展開が繰り広げられました。 |
【1回戦】
1回戦で印象に残った試合といえば、まず第2試合のGチーム対Bチーム。このとき選ばれたステージは、なんと懐かしの聖府首都エデンで、ブリーフィング画面がスクリーンに映し出された瞬間、会場からは大きな声が(笑)。
ステージがエデンで、Bチームはティナ3人ということもあり、画面を飛び交う魔法弾の量がすさまじかったですね。弾幕合戦で劣勢を強いられたGチームでしたが、“りりぃ kazekami”さんのライトニングの斬り込み方、敵のさばき方は見事のひと言でした。
▲持ち前のスピードを生かして、ティナ3人の連携をかき乱していくライトニング。ダッシュ・ステップ・ジャンプを組み合わせた距離の詰め方が華麗でした! |
次に注目したのは、第5試合のMチーム対Pチーム。両チームともバッツ、ジタン、ヤ・シュトラの編成ですが、HP攻撃はそれぞれバラバラという、かなりめずらしいマッチングでした。マイキャラのバッツが大会で戦っているのを見られただけでも嬉しく、さらにPチームの“みょーん”さんのバッツが活躍していたので、自然とテンションが上がっちゃいましたね(笑)。
また、この戦いではPチームの“てん。”さんのヤ・シュトラが“ランスオブライフ”を何度もヒットさせていたのも印象的。試合がタイムアップで終わった際、Pチーム3人のHPは多く残ったままだったので、回復技恐るべし……。
▲Pチームのバッツの“かまいたち”が、Mチームのバッツの竜騎士を迎撃して仕留める場面が二度あり、そのたびに歓声がわきました! |
その次に行われた第6試合のKチーム対Hチームは、勝敗どうこうよりも、試合中のプレイヤーのフリーダムな発言がおもしろかったです(笑)。叫び声や、ターゲットが集中すると思わず悲鳴をあげてしまったりするなど、一番にぎやかな雰囲気だったと思います。こういったみんなでワイワイ楽しめる空気も、『ディシディアFF』の魅力ですね。
▲狭いステージである次元の狭間 ラストフロアが選ばれたため、シャントットの“ヴィゾフニル”が大暴れする展開に。Kチーム“もこちん”さんの魂の叫びが響き渡る! |
【2回戦】
続いて2回戦へ。第2試合で行われたDチーム対Oチームでは、Dチームのスムーズな召喚が目を引きました。ラムザの“ホーリー”で相手が2人ダウンしたのを確認したら、すかさず声掛けをして3人で一斉召喚。上位プレイヤーがやっている流れをキレイに決め、バトルを有利に進めていましたね。2回戦にして、すでにいいチームワークが形成されているのを感じました。
▲「せーのっ!」という掛け声とともに召喚ボタンを入力。パーティプレイでよく見られる光景ですね~。 |
第4試合のNチーム対Lチームも、召喚をめぐる攻防が熱かった試合です。先に召喚ゲージをためたNチームがすかさず3人召喚しようとするも、Lチームのバッツがこれを妨害。召喚をしたい側とさせたくない側の駆け引きが、よく表れていた試合だったと思います。熱気が高まっていたのか、選手がラムザ並に叫び声を上げながらプレイしていたのも印象的です。
▲“さけぶ”時の圧倒的な攻撃性能で、ブレイブをモリモリ高めていくラムザ。最近流行りの“ホーリー”を搭載したラムザの強さが、改めてわかる試合でもありました。 |
【準決勝】
準決勝からは2本先取の形式で進行。第1試合で当たったIチームとDチームは、お互いに“メテオ”持ちのティナと“ホーリー”持ちのラムザがいて、相手の技の硬直を許さない編成になっていました。どちらのチームもティナが司令塔になって味方に指示を出し、緊張感のある試合を見せてくれました。
個人的な見どころは、2戦目でDチームの“しょげ”さんが召喚を妨害するシーン。ラムザに対して、“サンダラ”のコンボを途中止めしながら張り付いていました。技を出し切ると相手が吹き飛んで距離が空いてしまう=召喚のスキを与えてしまうので、あえて技を途中で止めているんですね。こうしたテクニックは、ぜひ覚えたいものです!
▲間一髪のところで、相手の3人召喚を“サンダラ”で妨害。上位の試合になると、相手に召喚獣を呼ばせない動きというのも重要になってきます。 |
準決勝第2試合は、Hチーム対Nチーム。今回の大会ではなかなか見かけない、セシルとヴァンがそれぞれのチームにいます。1本目の試合はコーネリアでタイムアップになるほどの接戦でしたが、2本目はラストフロアが選ばれ、Hチームが一気に押し切る形となりました。
2本行われた試合のなかで、とくに注目を集めたのは1本目の終盤。Nチームのラムザが3500以上のブレイブを手に入れた次の瞬間、Hチームのシャントットの“ヴィゾフニル”で倒されてしまったシーンですね。Nチームはオーディン召喚中で有利だったこともあり、かなり痛い損失でした。会場からも思わず「あああーーー!」という叫びが聞こえた瞬間です。
▲僕も全国対戦で“ヴィゾフニル”には煮え湯を飲まされているので、なかなか胸の痛い場面でした。逆に、Hチームから見たら勝利のきっかけとなった場面ですね。 |
【決勝戦】
準決勝と同じく2本先取で行われた、Iチーム対Hチームの決勝戦。1本目のステージはラストフロアになり、個人的には“カラミティドライブ”や“ヴィゾフニル”を持つHチームが有利ではないかと判断していました。
しかし、Iチームのラムザの“ホーリー”が要所で光り、ライフ差で有利をつけていきます。終盤でHチームにオーディンを召喚されるものの、Iチームのティナがヴァンの“カラミティドライブ”のスキに“メテオ”を差し込み、勝利をもぎ取りました。
▲オーディンの攻撃をかいくぐりながら、的確に“メテオ”を決めた“うにたん”さん(Iチームのティナ)。冷静な状況判断力に脱帽です! |
続いての決勝戦2本目は、ナルシェ周辺でスタート。IチームはキャラのHP攻撃を変えずに臨みましたが、Hチームはティナが“メテオ”から“メルトン”、シャントットが“ヴィゾフニル”から“サルベイションサイズ”に変わりました。
広いステージを考慮しての変更だったと思われますが、試合中は双方なかなかHP攻撃が当たらない展開に。最後の最後にライフが1:1になってタイムアップを迎え、リザルトポイントの合計の結果、Iチームの優勝が決まりました!
▲タイムアップ間際でシャントットがティナを倒してスコアを稼いだものの、僅差でIチームに軍配が上がりました。 |
▲こちらが今回の大会の結果となりました。みなさんお疲れ様でした! |
今回の女性限定大会を振り返ってみて感じたのは、ティナの使用率の高さですね。16チーム中9チーム(そのうち1チームはティナ3人構成)で採用されており、多くがチームの司令塔として活躍していた印象です。稼動初期から揺るがぬ強シューターとしての存在感を再認識しました。
また、交流会をかねているということもあって、みなさん和気あいあいと楽しんでいる雰囲気も伝わりました。試合が進むにつれて、真剣に勝ちを狙っていくガチな姿勢も見られ、交流会と大会のいいところをいっぺんに味わえたかと。これを機に、もっともっと女性プレイヤーが増えてくれると嬉しいですね!
番組終了後に行われたスペシャル交流戦!
大会が終わった後、鯨岡ディレクターへの質問コーナーが行われたり、マッチング称号企画が発表されたりしたのは速報レポートのとおり。でも、じつは番組終了後にさらにスペシャル交流戦が行われたのです!
スペシャル交流戦は、番組に出演したランズベリー・アーサーさんと芦澤佳純さんが、来場者とパーティを組んで対戦するというもの。パーティメンバーになった来場者には、アーサーさんと芦澤さんのマッチング称号もプレゼントされることに。さすがに全員とパーティを組む時間はなかったので、クジで選ばれたラッキーな方だけが交流戦に参加する形になりました。
交流戦終了後は、時間が許す限り来場者同士が対戦。大会ではやらなかった同キャラ3人のパーティなどを組み、閉会まで思い思いに『ディシディアFF』を満喫していました。
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CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
データ
- ▼『ディシディア ファイナルファンタジー』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■ジャンル:オンライン・パーティ対戦型アクション
- ■稼働日:2015年11月26日
- ■プレイ人数:1~6人