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2016-05-15 09:15

【竹達先生が解説! #1】『コード・オブ・ジョーカー(COJ)』トップエージェント対決動画Vol.7を読み解く

文:電撃ARCADE編集部

 セガ・インタラクティブが贈る、基本無料の思考型デジタルトレーディングカードゲーム『CODE OF JOKER』。

『COJ』

 そのトップランカーによるプレイ動画を"『COJ』電アケ的トップエージェント対決"と銘打ち、<電撃アーケードch>で配信しています。

 今回は、"『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.7:竹達先生/赤黄ミッドレンジデッキ"について、竹達先生さん自らに試合解説と対戦中の思考を語っていただきました。

『COJ』
▲解説の竹達先生さん。

 こんにちは、竹達先生と申します。動画解説の前に少々前置きを。今回は電撃アーケードさんから、動画を撮ってその試合の解説を書いてほしいという依頼を受けたのですが、現在の自分は少しテンションが下がっています。

 それもそのはず、先日行われた公式全国大会“Code of Joker Championship”東京予選では、AP上位16名枠から漏れ、出場を逃してしまったんです。僕のAPランクは17番目で、16番目との差はわずか300AP……。だけど『COJ』Ver.1シリーズに感謝は示したかったので、今回の依頼を引き受けさせていただきました。これまで楽しいゲームをありがとう、Ver.2.0でもよろしくな!

 ってなわけで、近所の録画可能なゲームセンターに意気揚々とおもむく僕、やる気は十分! そしてやるからにはツエー奴を倒した動画を撮りたい! 具体的には、Kランク以上のカードゲームうまい君を倒す!! これを電アケさんへの手土産にするぞ~。

 そう意気込んだ僕は、ゲームセンターに着いて『COJ』の筐体にダッシュしたのですが、“録画台故障中”の文字が。うお~~~~なんだそれ?? 時はゴールデンウィークの終了が近づいてきた土曜日。もう時間があまりない……、だけどほかに録画可能な店を知らないし……。あせる。そこで、ちょもすさんに録画可能な店を教えてもらい、電車で30分ほど移動。この電車代でこの記事のギャラは消えてしまったけど、背に腹は変えられない!!(※編集部注:もっとお出しさせていただいております(笑)) でもやるしかない!

 録画台に座り本作をプレイすること約半日……半日!! 終電ギリギリまで!! しかし、Kランクに勝った動画が1本たりとも撮れない~!!!! なんだそれ、なんだそれは(泣)。Kランクに負けるというよりは、Kランクの方にあまりマッチしない……。もしかしたら、Kランクの方は次Ver.に向けて雌伏中?

 時期が悪かったのか……、半泣きになりながら僕はゲームセンターをあとにしました。明日こそは……明日こそは。

 そして、録画挑戦2日目となる日曜日。多分これが録画のラストチャンス!! あいかわらずKランクとは当たらない、当たっても勝てない(笑)。32ギガのUSBメモリでも、もう余裕がなくなってきた。5試合……、10試合……、だんだん意識がなくなってくる……。そんな状態で迎えた午後8時。2日間通算で約60試合目頃に行われた対戦をご覧ください。

『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.7:竹達先生/赤黄ミッドレンジデッキ

デッキについて

●デッキ内容

デビルウィンナー:3枚
裁きのマーヤ:3枚
リトルドラコ:3枚
サラマンダー:3枚
原初神ガイア:3枚
破壊少女シヴァ:3枚
ジャンプー:3枚
戦神・毘沙門:2枚
カパエル:3枚
光明神アポロン:3枚
天龍のレイア:2枚
無限の魔法石:3枚
人の業:1枚
アンフェア・タックス:1枚
人身御供:1枚
女神の息吹1枚
ライブオンステージ:1枚
微笑の占い師:1枚

 デッキは赤黄ミッドレンジです。対応の幅が広く、手を変え品を変え、Ver.1.2以降ずっと一線に立っているデッキですね。今回のテーマは、感謝の気持ち? ということから、僕が本作を始めてからずっと愛用してきたデッキを選択したんです。弱っていた時期もあったのですが、《光明神アポロン》と《原初神ガイア》を手に入れて本当に強くなりました。『COJ』ホンマにホンマにありがとうな……。

【マリガン基準】

 基本的に先行は《リトルドラコ》、後攻は《光明神アポロン》+黄色の軽減ユニットで行きます。後攻時の例外として、相手のデッキが珍獣デッキと予想できた場合は、1ターン目に《裁きのマーヤ》を召喚できるマリガンを目指すことも。

 相手が先行1ターン目に【加護】ユニットを召喚してくる場合もあるので、そのときに《サラマンダー》なりも召喚できる手札だとなおよしです。動画ではマリガン……ぜんぜんできてないですけど!? まあ、後攻だし2枚も引けばなんとかなるでしょう、といった希望的観測から試合スタートです。

【1ターン目】

 相手が《風紀委員マコ》スタートで、jokerは“鈴森まりね”ですね。今の環境なら、ほぼほぼ珍獣デッキだと思っても大丈夫です。それで、こちらのターンはなんとか《サラマンダー》を引けました! 《光明神アポロン》と《サラマンダー》のどちらも召喚できる場合は、基本的には《光明神アポロン》の召喚を優先したほうがいいと思います。

 ただし、相手が珍獣デッキの場合は、最初に飛んでくる除去がだいたい《原初神ガイア》による7000ダメージなので、BP9000で耐えてくれる《サラマンダー》でも問題ありません。

【2ターン目】

 相手が3体ユニットを並べてきました。こちらの選択肢は広いですが、更地にして1点を奪える《破壊少女シヴァ》が1番自然かなと思って召喚しました。赤黄ミッドレンジデッキは、可能な限り相手の盤面を更地にしていくのが鉄則です。というのも、このデッキは除去には長けていますが、逆に【加護】や【秩序の盾】を持つユニットがデッキに入っていないため、相手の除去に耐性を持っていません。

 ですので、相手ユニットを盤面に残したままターンを終えると、次のターンには自分のブロッカーが除去され、残ったユニットによってプレイヤーアタックを受けてしまうのです。とくに中盤以降は、残してしまったユニットの数だけダメージを受ける、というイメージですね。よって、大事な命を守るために相手を破壊する、攻撃は最大の防御! この考え方が基本です。

【3ターン目】

 また悩ましい盤面になりましたが、《裁きのマーヤ》を召喚。そして、返しのターンに《原初神ガイア》の召喚されたくないため、《無限の魔法石》で《人の業》を持ってこようとしました。しかし、トリガーゾーンのカードを割る《ドン・ペローネ》が重なっていたのを思い出し、《アンフェア・タックス》に変更しました。《アンフェア・タックス》は無駄になることがほとんどないうえに、確実にアドバンテージを取れるため、迷ったらこのカード入れておけばOKってくらい強いカードですね。

 《謀略の祝杯》で手札を増やされましたが、墓地を見てニッコリ。《ドン・ペローネ》のレベル3と《破壊少女シヴァ》を落とせたため、本来はオーバークロックで奪われるはずのライフが2点も減りました。《アンフェア・タックス》は普段は打たれる側でイライラさせられることもありますが、打つ側になると気持ちがいいですね(笑)!

【4ターン目】

 《アンフェア・タックス》による手札破壊がよかったせいもあってか、予想以上に《サラマンダー》が生き残ってくれています。ここでこちらが《原初神ガイア》を召喚できればほぼ勝てる流れになりますが、全然引けません……。《原初神ガイア》を引かないかなーと願って《デビルウィンナー》を召喚してみるも、やはりダメ。仕方がないので《光明神アポロン》を召喚して終わりです。返しのターンでほぼ更地にされちゃいますけど、有利はまだ取れているので、なんとかがんばれそうです。

【5ターン目】

 《ジャンプー》を召喚して《原初神ガイア》を手札に戻すか、軽減《カパエル》からの軽減《戦神・毘沙門》召喚かのどちらかを選ぶ場面です。《ジャンプー》パターンは、次のターンに《原初神ガイア》を召喚され直される可能性が高くて嫌でしたが、相手のトリガーゾーンの白伏せカードが《人の業》の可能性が高いと思い、《戦神・毘沙門》の召喚は行いませんでした。相手が《原初神ガイア》召喚のあとに使った《トリックオアトリート》で最後の山札を引き切ったということは、そのカードはトリガーカードのはずです。

 トリガーサーチカードなら次のターンに使ってもよさそうなものなのに、今使ったということは、それがすぐにでも必要なカード、つまりは《人の業》なんじゃないかなぁと推理したんです。結果はやっぱり……?!

【6ターン目】

 案の定《原初神ガイア》を召喚し直されました。相手はデッキが2周目に入っていますし、僕の手札はもう盤面を返せる力を持っていません。いい加減《原初神ガイア》を引いてきてくれ……。だんだんと戦況が怪しくなってきました。もうやられる前にやるしかありません! 相手の《原初神ガイア》をフィールドに残すのは本当に怖いのですが、ライフ差を信じて《天龍のレイヤ》と《裁きのマーヤ》で2点を奪い、ターンを返しました。

【7ターン目】

 かなりラッキーなことに、《裁きのマーヤ》が生き残ってターンが返ってきました。こういうプレイはきちんと咎めないと上位には食い込めません! もう【スピードムーブ】持ちの《天龍のレイヤ》や《裁きのマーヤ》が残っていませんでしたが、《カパエル》の3枚目を引っ張ってきて、レベル3を作り、2点を奪って勝利です!

 見た目以上にギリギリの内容で、運がよかった部分もありましたが、勝利は勝利! やっとKランクに勝てました~(泣)。

 今回は、このあたりでおしまいにさせていただきます。Ver.2.0が本当に楽しみです! ご拝読ありがとうございました!

▼『CODE OF JOKER Ver.1.4EX3 Grow=Win』
■メーカー:セガ・インタラクティブ
■ジャンル:思考型デジタルトレーディングカードゲーム
■操作方法:専用コンパネ
■プレイ料金:基本プレイ無料
■プレイ人数:1人

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