今作新たに登場した幕末志士『新撰組暁風録 勿忘草』高杉晋作役・木村良平さん収録後インタビュー完全版
新撰組隊士との逢瀬の日々を描いた大人気シチュエーションCD『勿忘草』シリーズ。最新作『新撰組暁風録 勿忘草』の第弐巻で、高杉晋作を演じる木村良平さんを直撃!! 本シリーズで初登場の高杉について語っていただきました。
――初登場となる高杉晋作は、どのようなキャラクターだと思いましたか?
やる気がある分、突っ走りやすくプライドが高いキャラクターです。こうと決めたら曲げられない人なので、不器用と言えば不器用なのかもしれません。一度なかよくなるとカワイイと思います。
――歴史上の高杉晋作については、これまでどう思われていましたか?
歴史に詳しくないので全然わからないです(笑)。ただ、舞台などに登場する高杉さんは戦ったら強そうなイメージがあります。剣技は得意だけど、少しふびんな感じがしています。
――「勿忘草」の高杉とは違うイメージでしょうか?
いや、「勿忘草」の高杉も戦ったらとても強いんです。ふびんと言えばふびんなところもありますが、やりがいがあることを見つけて、そこに向かって突っ走っているという意味では全然ふびんではないかもしれません。
――剣術にはげむ若者がクローズアップされる本シリーズですが、夢中になっていることを教えてください。
夢中になっていることは芝居とお酒です。それは昔から全然変わらないんですよ(笑)。でも、ここ何年かはTVゲームをするようになりました。ほかには、友だちとサバイバルゲームに行ってみたり……なんだか遊んでばかりですね(笑)。
――「暁風録」は「過去」をテーマにした物語ですが、ご自身のデビュー時の思い出をお願いします!
デビューしたのなんて30年くらい前のお話ですよ(笑)。幼稚園ぐらいのときだと思うのですが裏で指遊びを教えてもらうなど、みなさんとても優しくしてくれました。大人たちのやっていることをすごく見ていた気がします。だから先輩の役者さんが移動しながら上着を脱いでいるのを見たら、それをマネしたりして(笑)。懐かしいです。
――究極の質問です。高杉は新撰組ではありませんが、もしご自身が入隊したら、どのような役割を希望しますか?
死にたくはないので、主人公のように屯所でみんなのお世話をしたりするのもいいかもしれませんね。そんなに責任が重い役割はやりたくないので(笑)、新撰組の評判を悪くしないために、いろいろなところへ行っていいウワサを流したりします。戦わずに、影で盛り上げるような役がいいです。
――読者のみなさまへメッセージをお願いします。
僕は歴史に詳しくないので、どれだけ史実に即しているのか明確にはわかりませんが、「この時代にこういうこともあったんじゃないかな」と感じさせられました。「勿忘草」に登場する高杉という人間の気持ちがなんとなくわかる内容になっていますし、高杉を見ている主人公の心情も伝わってきて……ボロボロ泣きながら収録しました。こんなにキャラクターに気持ちを寄せて収録したのは久しぶりです。これまで「勿忘草」シリーズを聴いたことがない方でも、入口として聴ける作品になっていますので、ぜひ聴いていただけたらと思います。
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