歌劇“明治東亰恋伽~朧月の黒き猫(シャノワール)~”本番直前の稽古場を写真満載でレポート!
歌劇“明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~”が6月2日から銀座博品館劇場にて上演される。本番直前の稽古場から、衣装付きの通し稽古に密着したレポートをお届けしよう。
原作は、2011年に携帯アプリ配信版からスタートし、その後もPSP版の発売、劇場アニメ化、ミュージカル化と、幅広くメディアミックスを 展開されている恋愛ファンタジーゲーム。
歌劇は、満月の夜、ヒロインの女子高生・綾月芽衣(青木志穏)が自称・奇術師のチャーリー(安里勇哉)の手により明治時代へタイムスリップさせられ、主演・橋本祥平演じる画家の菱田春草ら歴史上の偉人たちに出会うところからスタートする。
芽衣は春草と出会い、2人は徐々に惹かれあっていく。
思いを寄せ合う2人だが、それぞれに試練が待ち受けている。不器用な春草の、口には出せない感情が歌にのせて表現されるのはミュージカルならではの演出だ。
他にも、パワフルで力強く、コミカルなナンバーの他、切ないバラードなど、“歌劇”の名にふさわしく多彩な楽曲と歌が物語を作っていく。
春草の、絵を描く時に夢中になりすぎ人格が変わる、原作ではお馴染みの“画家モード”も歌と踊りで表現されている。春草の通常時とのギャップは是非注目して欲しい。
小泉八雲(汐崎アイル)による“物の怪講義”の歌は、八雲のキャラクターらしく愉快で楽しい歌と踊りで物の怪について解説してくれる。汐崎さんの演じる奇天烈な八雲にはスタッフからも都度笑いがおきていた。
吉岡祐演じる藤田吾郎の歌“妖邏課の任務”は、バリバリのロックナンバー。サーベルで物の怪を切り払いながら歌うクールな藤田と、物語の随所で披露される恰好いい殺陣にも注目だ。
赤澤燈演じる戯曲家・泉鏡花は、自分の戯曲から逃げ出してしまった竜神・白雪を探している。愛する作品に命をかける鏡花のひたむきさが胸を打つ。
物語は進み、牛鍋屋“いろは”のシーンへ。ここでは、毎日異なる組み合わせの2人が日替わりで対決を披露。
通し稽古では森鴎外(荒木宏文)と藤田が対決したが、組み合わせや対決メニューは本番で決まるとのことなので、公演ごとの楽しみにして欲しい。
また、本作の見所の一つでもあるのは、川上音二郎(遊馬晃祐)の女形だ。遊馬さんの女装がとにかく美しい。これは劇場でのお楽しみということで、写真はチラ見せにとどめたい。音二郎の男らしさと音奴の美しさのギャップを楽しんで欲しい。
コミカルな展開もはさみつつ、物語は徐々に核心へと迫っていく。果たして、春草と芽衣の恋の行方へは……?
なお、本作ではアンサンブルを起用しておらず、メインキャストが様々な役回りをしながら物語を作っている。顔合わせで、演出家の吉谷光太郎さんは「役者が汗をかいて自分たちだけで世界観を作っていることが舞台としての感動につながるから信じてついてきて欲しい」と語ったという。ストーリーも、原作ファンは勿論、原作を知らない人でも楽しめるようになっているので、6月2日(木)からの本番を、是非楽しみにしてほしい。
チケットは完売しているが、当日券は全公演で販売される。また、6月12日(日)の2公演はniconico生放送での配信が決定しているとのことなので、お見逃しなく。
舞台概要
歌劇“明治東亰恋伽~朧月の黒き猫(シャノワール)~”
■公演期間:
2016年6月2日(木)~6月12日(日)/10日間 全15公演
■劇場:
銀座 博品館劇場
■原作:
MAGES.「明治東亰恋伽」
■演出:
吉谷光太郎
■脚本:
桜木さやか
■出演者:
菱田春草:橋本祥平
泉鏡花:赤澤燈
川上音二郎:遊馬晃祐
藤田五郎:吉岡佑
小泉八雲:汐崎アイル
チャーリー:安里勇哉(TOKYO流星群)
綾月芽衣:青木志穏
森鴎外:荒木宏文(俳優集団D-BOYS)ほか
■制作:
ポリゴンマジック
■主催:
歌劇「明治東亰恋伽」製作委員会
■公式サイト:
http://kageki-meikoi.com/
■公式ツイッター:
@KagekiMeikoi
niconico生放送配信概要
<歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」昼公演>
■放送日時:
2016年6月12日(日)11:00
http://live.nicovideo.jp/watch/lv263888055
<歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」千秋楽>
■放送日時:
2016年6月12日(日)16:00
http://live.nicovideo.jp/watch/lv263888114
<チケット購入ページ>
■販売開始日時:
2016年5月23日(月)22:00
■販売終了日:
2016年7月31日(日)23:59
■チケット金額:
前売1800pt / 当日2000pt(1pt=1円)
■タイムシフト利用可能期限:
2016年8月31日まで
■チケット購入ページはこちら
(C)魂依保存委員会 (C)歌劇「明治東亰恋伽」製作委員会