【竹達先生が解説! #2】『コード・オブ・ジョーカー(COJ)』トップエージェント対決動画を読み解く
セガ・インタラクティブが贈る、基本無料の思考型デジタルトレーディングカードゲーム『CODE OF JOKER』。
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そのトップランカーによるプレイ動画を"『COJ』電アケ的トップエージェント対決"と銘打ち、<電撃アーケードch>で配信しています。
今回は、"『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.11:竹達先生/ゾンビ海洋デッキ"について、竹達先生さん自らに試合解説と対戦中の思考を語っていただきました。
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▲竹達先生さん |
梅雨入りとなり、じめじめとした天気が続きますね。みなさんいかがお過ごしでしょうか、竹達です。
先日の電撃アーケードさんの生放送のときに少しお話しさせていただきましたが、新Ver.めちゃくちゃおもしろいですね! Ver.1よりも豪快なカードがたくさん追加されていますし、バランスも高い次元でまとまっている印象を受けます。
僕自身、プレイ中に「あ゛あ゛あ゛~」とか「げげ~っ!!!」とか思わず叫んじゃうくらい悶絶することがあって、デジタルカードゲームというよりは絶叫系のアトラクション乗ってる気分になるんですよね(笑)。もちろんカードゲームなので、思考とか謎解きのような部分を楽しむのが王道かと思いますが、それ以上に僕は『COJ』のリズム感とか、爽快感の部分を楽しみにしているので、現在のVer.は大好きですね!
それでは、ここから試合を解説させていただきます。まずは自分の使用デッキですが、最新Ver.を語るうえで避けては通れないであろう、ゾンビ海洋デッキです。
使用デッキ
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【デッキ内容】
対戦相手が対策していなければ勝ち目が薄く、対策していてやっと勝負になるくらいのパワーを、このデッキは持っています。デッキ構築の基礎を変えてしまったといっても過言ではないですね。最新Ver.をプレイしている方はご存知の方がほとんどでしょうが、一応このデッキの強みや対策を簡単に書かせていただきたいと思います。
《レヴィアタン》&《天然魔道士ミーナ》……この2枚がこのデッキを環境トップまで押し上げたカードです。自分のターン終了時に捨札に青属性のカードが10枚以上ある場合に、捨札から特殊召喚されるユニット。条件を達成していれば毎ターン特殊召喚されることから、通常の破壊ではほぼ対策になりません。また、捨札10枚という条件は想像以上にぬるくて、後攻1ターン目に条件を達成して5体ずばばば~っとユニットが並ぶこともあります。
対策は、この2枚を消滅させること。《天空神機ゼウス》などで直接消滅させるか、捨札にあるこれらのカードを選んで消滅させる《盗賊の手》や、捨札そのものを消滅させる《文明崩壊》が対策カードになります。
《邪眼天使サリエル》&《始世姫ジョカ》……《レヴィアタン》と《天然魔道士ミーナ》が展開担当だとしたら、この2体が除去担当です。相手が2体以下なら《邪眼天使サリエル》、4体以上なら《始世姫ジョカ》という強力な2択を3ターン目から常に迫れます。当然《始世姫ジョカ》を召喚したあとには、捨札から《レヴィアタン》と《天然魔道士ミーナ》が湧いてきます、ずるい!! 対策はユニットを3体並べることや、《繁栄の対価》や《人の業》で《邪眼天使サリエル》を無効化することだと思うのですが、一概にそうともいえません。というのも、このデッキ相手にユニットをフィールドに残し続けることが非常に難しんですよ。
《幽世のイザナミ》……ゾンビ海洋デッキは得点力も半端なく高いです。《呪いの贈り物》や《レヴィアタン》のオーバークロック効果、BPの低いユニットによるアタックで相手ユニットをレベル3にし、《幽世のイザナミ》で破壊しつつライフに直接ダメージを与えられます。対策としてはレベル3のユニットを撤退させることなのですが、もはや受け身の対策でしかないですよね……。
【マリガン基準】
先攻、後攻ともに、理想は海洋ユニット+《海底の楽園》ですが、《海底の楽園》のみをマリガンの基準にしてもOKです。序盤はとにかく捨札にたくさんカードを送り、捨札10枚の条件を早めに達成したいので、そのためにたくさんカードを引いて回すことが重要になってきます。
■『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.11:竹達先生/ゾンビ海洋デッキ
【1ターン目】
ゾンビ海洋ミラーですね。《天然魔道士ミーナ》のBPだと超えられてしまうので、《滅王アレキサンダー》を召喚しました。ミラーの場合、最序盤の攻防はあまり気にしなくても大丈夫です。お互いの捨札が肥えてきてからが本当の勝負です。
【2ターン目】
《マーメイド》を引けたので、《海底の楽園》を2枚使えました。次の相手ターンに《邪眼天使サリエル》を召喚されるのを警戒して《ONI総長》まで召喚です。
【3ターン目】
《邪眼天使サリエル》を召喚してフィールドを綺麗にしました。心のスキにつけこめば、どんな相手でもやっつけることができます。ライフは奪えなかったものの、相手のフィールドを更地にできたので満足です。
【4ターン目】
対戦相手の返しの攻撃が強かったですが、《冥王ハデス》1体だけなので、《幽世のイザナミ》でライフを奪いました。
【5ターン目】
前のターンから一転、一気に自分のフィールドが厳しくなりました。ゾンビ海洋ミラーはここからが重要で、常に相手フィールドを更地にすることが大事になってきます。
最も狙いたいのは《始世姫ジョカ》による除去ですが、それができない場合は、相手の《レヴィアタン》を除去するか【沈黙】させなければなりません。
そして、それができなければ《レヴィアタン》がお互いのフィールドでにらみ合うことになり、
《呪いの贈り物》で自分の《レヴィアタン》がオーバークロックさせられる
→《レヴィアタン》のオーバークロック効果で相手の《レヴィアタン》がオーバークロック
→そのオーバークロック効果で自分のすべてのユニットがレベル3に
→《幽世のイザナミ》の効果で2点+自分のフィールドが更地+残った相手ユニットの数だけライフダメージ。
といった即死級のコンボが飛んできます。
これだけは阻止しようと、相手の《レヴィアタン》をレベル3にして《幽世のイザナミ》で除去しました。《女神の息吹》も発動させましたが、相手の出方を見て相手ターンの終了時に発動させたほうがよかったかもしれません。
【6ターン目】
やばい……返せない……。《女神の息吹》による回収を《ONI総長》+《始世姫ジョカ》にしておけばよかったと後悔。最低限《レヴィアタン》だけは除去しようと、JOKERカードの《インペイルメント》を使いました。6CP以上ある相手にユニットを残すと、手札から《レヴィアタン》→《呪いの贈り物》→以下同順でこれまた即死級のコンボをもらう可能性があるので後半は常にヒヤヒヤです。
【7ターン目】
きっっっっっつ!!! 案の定友情コンボもらいました。一気にライフもフィールドの状況もまくられてしまいます。 ただ、やっと《始世姫ジョカ》を引いてこれた~! 見てください、前のターンまで目一杯ぎりぎりまで考えてた奴が、《水霊アクア》を召喚してから《始世姫ジョカ》を召喚するまで1.5秒ですよ。とりあえずこのターンはしのげましたが、残りライフ2は《幽世のイザナミ》による即死圏内なので、全然安心できません。
【8ターン目】
よかった……なんとか生きてた!! ラスト10秒でもしかして詰めれる!? と気づいて押し切れました。ゾンビ海洋ミラーは、シーソーゲームになる試合が大半で、勝利を確信できるまでは本当にハラハラしますが、おもしろいですね。
新Ver.が稼動して間もないですし、まだまだ新しいデッキや新カードが現れることを考えると、本当にワクワクします! それでは今回はこのへんで終わりにさせていただきます、ご拝読ありがとうございました!
【P.S.】
ゾンビ海洋デッキという、無難でお綺麗な名前で呼んでますけど、このデッキには“ぷりきゅあ認知ビート”っていうカッコイイ正式名称があります! だってそうでしょ? 何回倒されても立ち上がる《レヴィアタン》の闘志は、まさに毎週日曜日朝8時半から世界を守るために戦うぷりきゅあのそれですよ!! 嘘だと思う方は、今すぐキュアプリンセスとキュアマリンとキュアマーメイドの画像を検索してみてください!!! ぅおおおおお~~~僕はぷりきゅあが大すk……!
(C)SEGA
- ▼『CODE OF JOKER Ver.1.4EX3 Grow=Win』
- ■メーカー:セガ・インタラクティブ
- ■ジャンル:思考型デジタルトレーディングカードゲーム
- ■操作方法:専用コンパネ
- ■プレイ料金:基本プレイ無料
- ■プレイ人数:1人