かつて高貴な身分の女性を相手に夜を教えたと言われる由緒正しき一族、夜伽（ヨトギ）。あるきっかけで夜伽家の館を訪れたあなたと、美しき6人の月の少年たちが紡ぐ魅惑の物語『夜伽HoLiC』より、“十六夜”の名を襲名した一〇七代目・イザヨイを演じる梶裕貴さんの収録後コメントをお届け。

――収録の感想をお聞かせください。

　タイトルに「夜伽」とあるように、非常に近い距離感でのシチュエーションや台詞が多かったので、ダミーヘッドマイクの特徴がより活かされていた作品なのではないかと感じました。同時に、その分技術的に難しい作業も必要になりましたが、臨場感を大切に演じさせていただきました。

――担当されたキャラクターのビジュアルはや設定はいかがでしたか？

　冒頭、厳しい口調や素っ気ない態度になかなかとっつきにくい印象を受けますが……蓋を開けてみれば、じつは「ツンデレ」どころか「デレデレ」だったような気がします（笑）。声質や芝居に関しては、見た目ほど幼さを出さない方向で……という演出をいただいたので、色々な意味でギャップを楽しんでいただけるキャラクターなのではないかと思いました。

――ストーリーのおすすめポイントはどこでしょうか？

　やはり、物理的距離感の近いシーンでしょうか。なかでも、2人で夜空の星を見上げる場面は個人的にもイメージしやすく、温度や湿度、匂いを感じながらお芝居出来たので印象的です。ロマンチックな空気感をお届け出来ていたら嬉しいです。

――本作は「添い寝」や「安眠」がテーマになっていますが、ご自身が寝る際にこだわっているものはありますか？

　安眠のため……というわけではないのですが、翌日の声の調子を考えて、龍角散の粉を喉にあててから寝るようにしています。乾燥にも強くなるので、風邪を引かないための手段のひとつとしても重宝しています。

――発売を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

　僕自身、イザヨイというキャラクターを楽しみながら無理なく演じることが出来たので、みなさまもきっと違和感なく「夜伽」の世界に浸っていただけることと思います。ぜひ就寝前の安眠のお供としてもお聴きいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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