2016年6月20日(月)
TOKYO MX/サンテレビ/BS11で放送中のTVアニメ『ばくおん!!』第12話(最終回)“もしものせかい!!”のあらすじと先行場面カット、最終回を迎えてのキャストコメントが公開されました。
●第12話“もしものせかい!!”
スーフォアをコカし、タンクを傷つけてしまった羽音。
恩紗の店に持ち込んで修理をしてもらおうとしたところ、失敗してさらにタンクがボロボロに。その時、羽音は思わぬ再会を果たす……。
やっぱりバイクがなければ世界は回らない。恩紗たちとバイク通学途中にそんな話をした翌朝、羽音が目覚めると、なんと世界からバイクが消えてしまっていた!
その時、彼女が出す結論とは!?
■アニメ『ばくおん!!』スタッフ&キャスト(※敬称略)
【スタッフ】
・原作:おりもとみまな
・監督:西村純二
・シリーズ構成:砂山蔵澄
・キャラクターデザイン:杉本功
・サブキャラクターデザイン:仁井学
・デザインワークス:水村良男、森木靖泰
・美術監督:吉原俊一郎
・音響監督:高寺たけし
・音楽:中西亮輔
・アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
【キャスト】
・佐倉羽音:上田麗奈
・鈴乃木凜:東山奈央
・天野恩紗:内山夕実
・三ノ輪聖:山口立花子
・中野千雨:木戸衣吹
・早川:石塚運昇
・たづ子:日笠陽子
・凜の父:三木眞一郎
・恩紗の父:岩田光央
・猿山先生:荒浪和沙
・佐倉由女:田所あずさ
・バイ太:井上喜久子
・神様:小山力也
6月20日24:00からの放送で最終回となるTVアニメ『ばくおん!!』。本作の最終回を迎えての上田麗奈さん、東山奈央さん、内山夕実さん、山口立花子さん、木戸衣吹さんによるコメントが公開されました。
以下敬称略でお届けします。
――最終回を迎えて、現在の率直な気持ちをお聞かせください。
上田:まったく実感がわかないんです。本当にアッという間で、もう『ばくおん!!』の収録がないんだって考えると、とても寂しいですね。
とはいえ彼女たちのバイクライフはまだまだ続きますからね。「まだまだ『ばくおん』は続くぞ!」っていうテンションです(笑)。
東山:『ばくおん!!』は日常アニメなので、いわゆるクライマックスに向かって物事が大きく変わっていく作品とはちょっと違うじゃないですか?
1クールアニメだと半分ぐらいで「もう折り返しだね」って気分になるんですが、『ばくおん!!』はそう思う間もなく最終回まで走り抜けたという気持ちですね。
内山:私も「もう最終回なんだ?」っていう気持ちです。スタッフさんをはじめ、バイク愛にあふれた方ばかりの素敵な環境を作っていただいて、最後まで作りあげることができたなと思います。
放送中もファンの方がとても盛り上げてくださって、「みんなで戦ってきた!」っていう気持ちがありますね。
山口:最終回のアフレコ前に、「最終回よろしくお願いします」って言った瞬間にジワッときたんですよ。やっと千雨ちゃんが加わったのに、もう最終回って寂しいですよね。
原作でも、千雨ちゃんやバイク部の絆はもっと深まっていきますし、アニメでもそこが見たいです!
木戸:千雨ちゃんは途中からの参加でしたが、「やっとバイク部に馴染めたぞ!」って思えたら、もう最終回でした(笑)。
最後までまったりとした雰囲気で『ばくおん!!』は最終回まで進んでいきます。ぜひ最後までゆったりと見届けてくれたらうれしいです。
――演じられたキャラクターについての思い入れは深まりましたか?
上田:羽音は最初、「この子大丈夫かなー?」って思っていたんですけど、台本を読むにつれて、地に足がついている子なんだなって実感できました。特に自分のバイクを友だちのように大事にしているところはいいですよね。
本当にバイクのことが大切なんだって感じられましたし、自分が好きなことには、ちゃんと筋を通すのは素敵だなって。
東山:凜は本当に意地っ張りです(笑)。バイク部にも入りたいし、一緒にツーリングにも行きたいけど、素直になれない。でもスズキとKATANAへの愛はまっすぐで、本当に強くて。私もだんだんスズキ好きになりました(笑)。
現場にいる時は凛ちゃんが乗り移っているんじゃないか、っていうぐらいな気持ちで、楽しく収録できたと思います。
内山:恩紗はバイク好きすぎて、周りのみんなを巻き込んでしまうキャラクターという印象だったんです。でも、演じれば演じるほど、「実はバイク部の中で一番の常識人なのかも……」と思えるようになりました(笑)。
バイク愛が深すぎて、ときには涙を流したりもしますけど、それだけ感受性が豊かで素直なんですよね。だからこそ、みんながついてきてくれるのかもしれません。
山口:うすうす気が付いていたんですけど、聖はバイク部の中で一番ヤバイ子です(笑)。バイク部のみんなは個性的ですけど、自ら危険なことはしないじゃないですか?
でも聖はワルっぽいっていうだけで、喜んでやりますからね。ただ無鉄砲ではありながら、やりたいことにはまっすぐな子なんじゃないかと思います。
木戸:千雨ちゃんはあまり自分の感情を出さないような子なんですけど、先輩たちと出会って、回をかさねるごとに喜怒哀楽がある子なんだなってわかりました。
結構腹黒いところもあるんですよ(笑)。ドスの利いた声を出してみたり、とても演じがいのあるキャラクターです。
――最後に『ばくおん!!』を応援してくれるファンのみなさんへメッセージをお願いします。
上田:第12話で一区切りではありますが、千雨ちゃんも加わって、これからバイクを中心とした青春がまだまだ続いていきます。
そんな彼女たちのバイクライフに思いを馳せながら、最後まで彼女たちの物語をともに楽しんでいただければと思います。
東山:最終話も原作の中にあるお話です。特に原作の中では区切りのエピソードとして描かれているわけではないのですが、ただ1クールの締めくくりに、この話が選ばれたことには大きな意味があるなって感じています。
まだまだイベントもありますし、原作も続きますので、次の展開をぜひ期待していただけたらいいなと思います。
内山:SNSやTwitterを見ていると、『ばくおん!!』がきっかけで、バイク乗りの方たちのコミュニティが広がっている印象を受けました。
かわいい女の子と、かっこいいバイクとの組み合わせが、ここまで魅力的になるんだなって。今はもうバイク乗りの人は、みんな『ばくおん!!』が好きって勝手に思っています(笑)。
山口:実際に愛車のことや、ツーリングに行った場所を報告して下さるファンの方がいて、とてもうれしくなりました。友だちが『ばくおん!!』の影響で免許を取ったりして、いろんな場所で影響力があるんだなって。
アニメは最終話を迎えますが、ぜひこれからもバイクの話題と一緒に、『ばくおん!!』で盛り上がって下さるとうれしいです。
木戸:この作品を通して、バイクのことをたくさん知ることができました。また今まで千雨ちゃんのようなキャラクターを演じたことがなかったので、自分にとっても成長できた作品だと感じています。
どうぞ最後まで気楽に、楽しんでいただけたらと思います。
(C)おりもとみまな(ヤングチャンピオン烈)/ばくおん!!製作委員会