2016年6月20日(月)
PS VR『RIGS』をE3 2016でプレイ。個性豊かなロボットに乗り込んでの3on3が楽しい!
米国・ロサンゼルスにて、現地時間6月14日~16日に開催されたコンピュータゲームの祭典“E3 2016(Electronic Entertainment Expo 2016)”。
そのSIEブースでは、PS VR用の対戦型FPSタイトル『RIGS Mechanized Combat League』を体験することができました。本記事では、本作をプレイしての感想をお届けします。
VRでこんなにもスリリングな対戦を楽しめるとは!
『RIGS Mechanized Combat League』は、“RIGS”と呼ばれるロボットに乗り込み、3対3のチーム戦を繰り広げるFPSタイトルです。
VRということを除いて、従来のFPSタイトルと比較して異質なのは、敵プレイヤーの撃破も重要ではあるものの、勝敗を決定付けるのは自チームのプレイヤーがゴールに飛び込んだ際に加算されるポイントだということ。
このルールにより“味方とどのように連携を取るか”、“敵のゴールをどのように阻止するか”を考えながらプレイできるのが、非常にユニークであると感じました。
プレイヤーは、複数用意されたRIGSのなかから1体を選び、対戦に赴くことになります。RIGSによって使用可能な武器が異なる他、機体のスピードや耐久力、さらにはホバリングなどのように移動手段も変化するとのこと。
耐久力の高い機体で敵の注意を引きつけている間に、高機動の機体で敵を撃破、その後ゴールに飛び込むなど、さまざまな連携を考えられるのも楽しさの1つであると感じました。
また、武器はマシンガンのように連射性能に優れたものから、ヒットさせることで相手を吹き飛ばせるものまで豊富に用意されています。これらの特徴を理解し、チームで共有することが重要になるという印象を受けましたね。
さて、それではここからは実際にプレイしてみての感想をお届けしましょう。筆者は2段ジャンプができて、両腕に連射可能な武器(マシンガン?)を装備しているRIGSを選択。移動速度も速いので、機動性を生かしてアタッカーのように立ち回ってみることに。
動かしてみると、おお! すごくロボットに乗っている感じがする!! 実際に乗ったことはないのですが「操縦したらこんな感じなんだろうな」と思えるような雰囲気です。
二足歩行にあわせて適度に機体が上下に揺れる、と言えばいいのでしょうか。ただ、酔いにつながる気配はまったくありませんでしたので、多少ムチャな動きをしても楽しくプレイできるというのも好印象でした。
そして、照準はどうやらプレイヤーの視線で合わせる様子。プレイヤーが見ている位置を自動的に狙ってくれるので、非常に攻撃を当てやすいです。ただ、正面から撃ちあっていると大きなダメージを受けてしまうので、相手の背後を取るといった立ち回りが重要であると感じました。
と、そんな感じでプレイしていたら背後から攻撃が! 振り向こうとしたものの、視点は勢いよく空中へ。どうやら撃墜されてしまったようです。
敵にやられると実在の戦闘機のように空高く射出されるのですが、それがまた気持ちいいんですよ! やられているのに(笑)。こうしたディテールへのこだわりも、ユニークなポイントだと感じましたね。
結局、今回の試遊では1ポイントも取れずに惨敗してしまったのですが、RIGSを動かしているだけでも楽しくて、点差を気にせず夢中になってプレイしていました。
これまでに発表されたPS VRタイトルには、ここまで競技性の高い対戦を楽しめる作品はあまりなかったかのように思います。まして、6人のプレイヤー全員がストレスなく同時にVRの世界で対戦できるって、結構スゴイことかも?
本作はPS VRのローンチタイトルとして配信されるとのこと。ぜひVRの世界で激しいバトルを楽しみたいものですね!!
(C)Sony Computer Entertainment Europe.