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2016年7月1日(金)

『銀魂』が実写映画化! 銀さん役は小栗旬さん、監督は『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一さんに決定

文:イズミン

 2017年に実写映画『銀魂』の公開が決定しました。2016年7月から撮影が開始されるとのことです。また、原作者の空知英秋さんと監督の福田雄一さんからのコメントが到着しています。

『銀魂』

 本作は、パラレルワールドの江戸が舞台のギャグ漫画が原作で、監督は『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一さんが担当します。

『銀魂』
▲監督の福田雄一さん。

銀髪の“万事屋” 坂田銀時は小栗旬に決定!!

 主人公の坂田銀時を、映画『ルパン三世』や『信長協奏曲』で主演を務めた小栗旬さんが演じることが決定。

『銀魂』
▲小栗旬さん。

 坂田銀時は、天パの銀髪が特徴で、普段は気の抜けたような向上心ゼロの怠け者ですが、剣の腕はかなりのもの。

 かつては攘夷戦争に参加し“白夜叉”の異名を持つ伝説の侍。決める所はビシッと決めるそのギャップに、男性のみならず、多くの女性ファンも獲得しています。

監督は『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一さんに決定!

 脚本・監督は、『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで高い評価を受ける福田雄一さんが担当します。

 また、松橋プロデューサーからの、実現の理由についてのコメントも到着しています。

 実写化されるストーリーや他のキャスティングについてはまだ解禁されておらず、オリジナリティにあふれる福田雄一さんの演出と、人気俳優・小栗旬さんがどう『銀魂』を実写化するのか、注目が集まります。

●松橋プロデューサーからのコメント

 連載がクライマックスに向けて大いに盛り上がっている今というタイミングと、そして何より、福田雄一という作品と相性がピッタリの稀有な作家で作りたい、という提案に空知先生も興味を示してくれました。

 これだったら見てみたい、という先生や集英社の皆さんの琴線に触れたのだと思います。それ相当の覚悟で、福田監督もリスクある舟に乗ってくれました。

 私は何も心配していないし、ファンの皆さんにも期待してほしいです。なぜなら、私の手元にある福田さんの書いた台本、すげえ面白いんです。

原作者・空知英秋さんからのコメント

 『ジャンプ』でやっている“幕末”の“侍”ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。

 全員銀魂と一緒に死んでもらうことになりますが、福田監督は『勇者ヨシヒコ』でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていました。

 小栗くんもクローズがカッコよかったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に『銀魂』を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、2つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。

 漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのがつねですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。

 ということなので皆さん。わざわざ沈む船に乗り込んだ“現代”の“侍”たちの姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ~れ。

監督・福田雄一さんからのコメント

 空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です。 たくさんのファンの方に支持されている原作です。

 原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました。

 空知先生にお会いした時に「福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!」と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら? たくさんの予算をいただけました。この予算、たくさん笑えて感動できる銀魂のために使い切りたいと思います。

■実写映画『銀魂』作品概要
・脚本/監督(敬称略):福田雄一
・主演(敬称略):小栗旬
・原作:『銀魂』空知英秋
・製作:「銀魂」製作委員会
・制作プロダクション:プラスディー
・配給:ワーナー・ブラザース映画

(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会

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