KENNさんのインタビュー完全版! ピタドルシャッフルユニット第三弾“MY・MILKY・WAY”
6月8日に発売されたMY・MILKY・WAY(・はハートマーク)の1stシングル『まじかるルルルル♪』。電撃Gilr’s Style7月号に掲載された、KENNさんのインタビュー完全版をお届け!!
――表題曲である『まじかるルルルル♪』についてお聞かせください。
今回、収録は僕が一番はじめだったので、「MY・MILKY・WAY」として楽曲をどのように表現していくのか、スタッフ様と細かくディスカッションさせていただきました。
イラストを見ていただいた方はおわかりかと思いますが、とてもかわいらしい雰囲気の3人なので、僕自身、楽曲もかなり甘い感じになるのではないかなと思っていました。しかし実際に楽曲を聴いてみたら、ただかわいいだけではなかったです。
歌詞の内容や、音色から少し不思議な印象を受けました。基本的にストレートでわかりやすい歌詞なんですけれど、ふいに「ちはやふる」など日常であまり使わないような言葉が入ってきたりします。そういった少し考えさせられるようなフレーズもあるので、聴き手次第でいろんな楽しみ方ができる楽曲なのではないでしょうか。
実際にコンセプトも“聴いた人によっていろんな受け取り方ができる不思議な世界”というものだったので、それをどう表現していこうか考えながらアプローチさせていただきました。エルとしては、「突き抜けてかわいく」を意識しています。
――お気に入りの部分を教えてください。
歌詞のなかに顔文字があるんですが、その部分をどうにか歌に表現したくて、いろいろトライさせていただきました。あえて語尾を下げてみたり上げたりして、浮遊感といいますか、おもちゃ箱みたいな雰囲気を意識しています。あとは声を加工している部分があるんですけれど、あまり経験がなかったので新鮮で楽しかったです。
――続いて、『カガミノナカ』はどのような楽曲でしたか?
アニメーションやドラマのように、展開がどんどん変わっていくシチュエーション色の強い楽曲でした。ゴシックホラーな雰囲気があって、8枚目のシングルに収録されている「Oh My WOLF・BOY」とベクトルは近いかもしれません。
「不思議の国のアリス」のイメージとのことで、歌詞をよく読んでみると、いろんな意味合いが混じっています。聴いてくださるみなさんが、歌詞から何をどこまで深読みするのかが、この曲のおもしろさなのではないでしょうか。
また、曲のはじまりは賑やかでかわいらしいんですけれど、いきなり激しくなったり、かっこいい歌詞が入ってきて、非常にギャップのある曲になっています。そのギャップを意識しつつ、サビではエモーショナルに歌えるようにアプローチしていきました。エルとしては大人の部分、表現力としての引き出しの多さに趣を置いています。
――『不思議の国のアリス』のイメージということですが、KENNさんも収録中はアリスをイメージして歌われたのですか?
僕は身体は人間だけど顔だけ動物の人間が、いっぱい踊っているイメージで収録していました(笑)。シュールでおもしろかわいいけれど、少しアンダーグラウンドな雰囲気もあるんじゃないかなと思っていたんです。自分が知らない世界だから、そこに足を踏み入れていいのかわからない……でも楽しそうなことをしている、そういったとても不思議な感じをイメージしました。
――今回、所属しているグループとは異なるユニットで歌われていますが、レコーディングの際に意識されたことや変化をつけた部分はありますか?
エルは、もともとかわいらしさや力強さなど、いろいろな面を持っています。これまでもマジフォーの楽曲でさまざまな歌い方、表現の仕方をトライさせて頂きました。そういう意味では、メンバーは違いますが、楽曲に向き合うエルの心持ちは変わっていないと思います。
とは言いつつ、「MY・MILKY・WAY」としての役割や、それぞれの楽曲のコンセプトは考えながら歌いました。それが明確に楽曲に現れているかというのはわからないですけれど、僕の気持ちのなかでは意識しています。
――シャッフルユニットのほかのメンバーに対する印象をお聞かせください。
アールは引っ込み思案だったり、リーダーとして自分はどうしたらいいんだろうと悩んだ部分もありましたけれど、ユニコが入ったことでまた成長していくんじゃないでしょうか。テルマはまだ遠慮している部分が強いので、もう少し自由に自分らしさを出していければいいのではないかなと思いました。
エル自身は先輩後輩に厳しいほうではないと思うので、かわいい後輩が入ってきてかわいがりたいと思っていると思います。これからみんなと接していくのが楽しみです。
――読者にメッセージをお願いします。
ピタゴラスプロダクションは元気いっぱいです。こうやってまた新しいことに挑戦させていただけているのは、本当に応援してくださるファンのみなさまのおかげなので、しっかり1つ1つ取り組んでいけたらと思います。今後とも、ピタゴラスプロダクションをよろしくお願いいたします。
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