『討鬼伝2』にシリーズに登場した初穂や相馬が登場。STUDIO4℃制作のアニメも公開

文：Taka

　コーエーテクモゲームスは、7月28日に発売予定のPS4/PS3/PS Vita用ソフト『討鬼伝2』のオリジナルアニメや最新情報を公開しました。

　本作は、ハンティングアクションゲーム『討鬼伝』シリーズの最新作です。プレイヤーは戦士モノノフとなり、“鬼”との戦いに身を投じることになります。拠点の里から戦場まで、世界はひと続きのオープンワールドマップで表現されており、これまでにないハンティングアクションが楽しめます。

　オリジナルアニメは、STUDIO4℃が制作。主人公のモノノフが“マホロバの里”に流れ着く前の話が描かれます。7月8日に中編、7月13日に全編の公開が予定されています。

●動画：【前編】STUDIO4℃オリジナルアニメ『討鬼伝2』

■『討鬼伝2』オリジナルアニメーション
【メインスタッフ】（※敬称略）
・絵コンテ：松竹徳幸
・監督・キャラクターデザイン・作画監督：田中孝弘
・CGI監督：斉藤亜規子
・色彩設計：高橋和歌子
・美術監督：狹田修
・動画検査：竹内香菜子
・音響効果：蔭山満
・ミキシング・録音：佐藤千明
・制作進行：藤原僚平・藤井翔太
・プロデューサー：荻原知子
・アニメーション制作：STUDIO4℃

　最新情報として、新たなキャラクターや鬼、オンライン要素に関するゲーム情報に加えて、『討鬼伝』『討鬼伝 極』セーブデータ特典、“時継はだれの声キャンペーン”、ミタマデザインイラストコンテストの最優秀賞のミタマ配信日決定などが公開されました。

シリーズに登場した“初穂”や“相馬”が登場

　『討鬼伝』から初穂（はつほ）、『討鬼伝 極』から相馬（そうま）と九葉（くよう）が登場。“モノノフ”の事務官として本部の統括をしている主計（かずえ）の情報が公開されました。

●“過ぎゆく時の迷い子”　初穂（はつほ）

▲使用武器：鎖鎌。

　東の果てにあるウタカタの里のモノノフ。見聞を広めるために相馬・九葉と行動を共にしています。

　弱冠17歳にして軍師付き武官となった実力者ですが、周囲に認めてもらえずヤキモキしています。プレイヤーと同じ“時の迷い子”です。

【野中藍さんのキャストコメント】

――物語は前作から約2年後ですが、キャラクターに成長や進化など変化はありましたか。

　相変わらず、お子様だとバカにされると怒ってました（笑）

　前作、前々作と初穂を応援してくださっているファンの皆様には、またかわいい初穂をお届けできると思います。

――久しぶりにご自身のキャラクターを演じるうえで苦労した点・意識した点があればお聞かせください。

　約2年後で、里も変わり、人も増えて、そこへ初穂がどういう立ち位置で参加するのか紐解きながらストーリーを読んでいくのが楽しかったです。

――『討鬼伝』は日本史上の英雄が多く登場しますが、お好きな歴史上の人物はいらっしゃいますか。その人物のどのようなところが好きですか。

　“かぐや姫”です。強い武将のお話も素敵だと思いますが、しっとり切ないお話に心をうばわれます。

――『討鬼伝』ファンへメッセージをお願いします。

　新作が発売されるのはひとえに応援してくれるファンの皆様のおかげだと思っています。ありがとうございます。これからも初穂をどうかよろしくお願いします。

●“百鬼を率いる英雄”　相馬（そうま）

▲使用武器：金砕棒。

　“百鬼隊”三番隊隊長。オオマガドキで勇名を馳せたイツクサの英雄の1人です。百戦錬磨のつわもので、軍師・九葉付きの武官としてマホロバを訪れます。

　自ら英雄を名乗って憚らず、どんな窮地にあっても味方を勇気づけます。

【緑川光さんのキャストコメント】

――物語は前作から約2年後ですが、キャラクターに成長や進化など変化はありましたか。

　前回でふっきれた彼は、もう完成されてるんじゃないでしょうか？（笑）　特に変化はなかったと思います。安定してかっこよかったです♪

――久しぶりにご自身のキャラクターを演じるうえで苦労した点・意識した点があればお聞かせください。

　特に苦労はしませんでしたね。頼もしく、頼り甲斐のある感じを意識しました。

――『討鬼伝』は日本史上の英雄が多く登場しますが、お好きな歴史上の人物はいらっしゃいますか。その人物のどのようなところが好きですか。

　子どものころは織田信長です。なんかワイルドでかっこいいなぁと思ってました（笑）。

　ちなみに現在は明智光秀です。なにかと演じる機会が多く、好きになってきました♪

――『討鬼伝』ファンへメッセージをお願いします。

　さらにパワーアップしておりますので、たっぷりと楽しんでくださいね♪　あと、アレもお楽しみに（笑）。

●“血塗れの鬼”　九葉（くよう）

　霊山の軍師。オオマガドキの戦いを指揮し、横浜では自らの配下である特務隊を投入して“鬼”の侵攻を防ぎました。

　しかし、大勢の仲間を見捨て、犠牲にしたことで“血塗れの鬼”と渾名されるようになります。

【増谷康紀さんのキャストコメント】

――物語は前作から約2年後ですが、キャラクターに成長や進化など変化はありましたか。

　相変わらず皮肉屋で自信過剰でヤな奴で安心しました。言葉の端々に思いやりが垣間見られるようになったのが変化でしょうか。

――久しぶりにご自身のキャラクターを演じるうえで苦労した点・意識した点があればお聞かせください。

　以前と変わらない芯の強さを出せるよう意識していました。

――『討鬼伝』は日本史上の英雄が多く登場しますが、お好きな歴史上の人物はいらっしゃいますか。その人物のどのようなところが好きですか。

　織田信長の既成概念にとらわれず、目的達成のために必要な物事を徹底した合理主義で決めたところが好きです。

――『討鬼伝』ファンへメッセージをお願いします。

　どうぞガッツリ感情移入してプレイしてくださるよう、お願いします。

●“優しき父”　主計（かずえ）

　椿の父で、“モノノフ”の事務官。物資の補給から任務の受付まで、本部の業務全般を統括しています。

　里で対立する“鬼内”と“外様”の間に立って両者を仲介しようとします。そのため心労が絶えません。

【上田燿司さんのキャストコメント】

――ご自身の演じられたキャラクターの印象をお聞かせください。

　穏やかで物腰の柔らかい人物ですが、仕事に対しての信念や責任感の強さを感じます。困難な状況も冷静に受け止めて対処してゆく人物ですね。

――演じるうえで苦労した点・意識した点があればお聞かせください。

　優しさの中にも安心感を持たせるだけの強さや厳しさを、声からも感じられるように意識しながら演じました。

――『討鬼伝』は日本史上の英雄が多く登場しますが、お好きな歴史上の人物はいらっしゃいますか。その人物のどのようなところが好きですか。

　片倉景綱です。忠義に厚く、主君政宗はもちろん、決して他人を軽んじることなく、冷静に道を見定め、こうと決めたら、覚悟をもって突き進む勇気があるところが好きです。

――『討鬼伝』ファンへメッセージをお願いします。

　とても丁寧に作られている作品ですので、作品の世界感や、人物たちの織りなす人間ドラマも楽しんでいただけると思います。

大型の鬼“ウシヲキナ”と中型の鬼“ムクロマネキ”が公開

●大型の鬼“潮大魚”（ウシヲキナ）

　沼沢に潜む、鯰に似た姿の大型“鬼”。巨大な牙を持ち、泥土を割って地中を自在に泳ぎまわります。

　その体は抜群の伸縮性を具え、驚異的な伸張を見せるそうです。

●中型の鬼“骸招”（ムクロマネキ）

　堅固な外殻を持った、蟹に似た“鬼”。中型に分類されます。他の生物や“鬼”の亡骸を招き寄せて自らの外殻を再生する能力を持っており、その名の由来となっています。

マルチプレイは他機種ともプレイ可能

　本作では、全国のプレイヤーと最大4人で共闘プレイが可能です。PS4、PS3、PS Vitaの他機種間でのマルチプレイにも対応しています。

　さらにPS Vita版では、アドホック通信による身近な仲間とのマルチプレイも可能になっています。

●マルチプレイ参加方法

　里の出入り口付近などにある跳界石に触れ、統合本部に移動するとマルチプレイを行えます。最大4人で任務に挑戦できます。

▲跳界石。

▲統合本部。

●チャット機能

　定型文の他、フリーテキストやスタンプの送信も可能です。

“つづら”や“共同作戦”による気軽なつながり

　本作はオンラインマルチプレイに加え、『討鬼伝2』では、“つづら”、“共同作戦”などの全国のモノノフたちと気軽につながることができる要素が搭載されています。

●つづら

　各地に置かれているモノノフ用の収納箱。不要になった武具を他者に譲り渡す目的で使われます。また、空になったつづらに武具を収納しておくと、他のモノノフの元に届きます。

　各地に置かれているつづらには、他のモノノフが入れた武具が収まっており、受け取ることができます。

　中身を受け取った後つづらは、武具交換装置として機能します。空になった“つづら”には自分の持っている武具を入れることができるようになります。

　入れた武具はネットワークを介して、他の誰かの世界の“つづら”に収まります。また、武具を入れると自分の“つづら”にも、誰かの入れたほぼ等価値の武具が収まります。

　この武具は誰かに渡る際に強化されることもあります。

●共同作戦

　共同作戦は、異界で戦闘中のモノノフと遭遇すると発生します。参加するかどうかは自由ですが、討伐対象を倒すと、作戦成功となり報酬を得られます。また、助けたモノノフは少しの間共に行動してくれます。

　なお、この世界に存在するモノノフに加えて、他プレイヤーの分身が戦っていることもあります。

　ネットワークに接続していると、“他プレイヤーの分身モノノフ”が登場。討伐対象を討伐すると、助けたモノノフが少しの時間の間、ともに行動してくれるようになります。

　時間内であれば擬似的に他のプレイヤーと一緒にストーリーを進めることも可能。時間になると、去っていきます。

前作から登場する武器の新アクション

　太刀、双刀、槍、手甲、鎖鎌、弓、金砕棒、薙刀、銃に『討鬼伝2』から加わる新アクションが公開されました。

【太刀】

●止水（しすい）

　連続攻撃の最後に発動が可能。次に放つ攻撃の性能が強化されます。

●虎穴（こけつ）

　大きく踏み込みながら強力な一閃を放ちます。また、止水に連係も可能です。

【双刀】

●斬返（きりかえし）

　疾駆中に発動が可能。斬撃を放ちつつ反転し、疾駆を継続します。

●野分（のわき）

　ヒットすると攻撃を続けながら上昇します。上昇中にヒットするとさらに上昇していきます。

●空中回避（くうちゅうかいひ）

　高度を維持しつつ回避できます。

【槍】

●振り回し打撃（ふりまわしだげき）

　ヒットした敵を大きくノックバックさせます。さらに、△ボタンで追撃が可能です。

●踏み込み突き（ふみこみづき）

　前進しながら突きを繰り出します。攻撃ヒット後、左スティックの方向へ移動しながら追撃を放ちます。

【手甲】

●顎砕き（あごくだき）

　範囲は狭いですが、非常に威力の高い鉤突き（かぎづき）を上方向に放ちます。

●踏み込み（ふみこみ）

　不動の構えを維持しつつ移動ができます。

●百烈拳（ひゃくれつけん）

　左右の拳を絶え間なく振り回し、攻撃がヒットすると攻撃速度が上がっていきます。また、好連係が可能になっています。

【鎖鎌】

●鎌鼬（かまいたち）

　斬属性と砕属性の両方を併せ持つ連続攻撃です。

●分銅射出（ふんどうしゃしゅつ）

　分銅を射出し、ヒットした対象に向かって飛びかかることができます。左右の方向にも飛びかかれるようになっています。

【弓】

●躱し射ち（かわしうち）

　飛び退きながら攻撃を放ちます。

●弦張り（つるはり）

　弓を調整することで、一定時間攻撃力が上昇します。

【金砕棒】

●噴砕（ふんさい）

　前方に移動しながら攻撃を行います。また、豪腕状態になりやすいです。

【薙刀】

●速攻撃（そくこうげき）

　出の速い攻撃。攻撃を繰り返すと攻撃速度が上昇するようになっています。

●明星（みょうじょう）

　連舞状態の段階を消費して強力な攻撃を放ちます。

●繚乱（りょうらん）

　連舞状態中に放つと攻撃速度が上昇します。空中での発動が可能になっています。

【銃】

●装填射撃（そうてんしゃげき）

　直前に撃った弾種を再度次弾に込めます。

●弾種切り替え（だんしゅきりかえ）

　弾種を後ろに送り、次に撃つ弾種を切り替えます。同じ弾種が複数発並んでいる場合、まとめて後ろに送ります。

●一括装填（いっかつそうてん）

　装填中、気力を消費して、指定した弾種の弾を一気に込めます。込める弾の数に応じて気力消費量が増えます。

時継はだれの声？キャンペーン

　『討鬼伝2』オリジナルアニメにも登場する“時継”を演じるキャストを当てる“『討鬼伝2』時継はだれの声？キャンペーン”が7月1日～7月11日23：59の期間に実施されています。

▲時継。

　“時継”を演じるキャストを予想して特設サイトからツイートし、正解した人の中から抽選で1名に、『討鬼伝2』オリジナルアニメに出演しているキャスト4名のサイン入り“『討鬼伝2』オリジナルTシャツ”がプレゼントされます。

▲『討鬼伝2』オリジナルTシャツ。

　正解はオリジナルアニメ全編が公開される前日の7月12日に公開される予定です。詳しくは、特設サイトを確認してください。

『討鬼伝』『討鬼伝 極』セーブデータ特典

　PS Vita『討鬼伝』またはPS4/PS Vita『討鬼伝 極』のセーブデータを所持している場合、『討鬼伝2』に登場する相馬と、初穂のなりきり衣装が、セーブデータ特典として手に入ります。

　なお、ゲーム機本体にセーブデータがない場合でも、『討鬼伝』と『討鬼伝 極』のセーブデータをPS Network上にアップロードすることで、すべての機種で特典を獲得できます。

『討鬼伝2』発売記念『討鬼伝 極』ディスカウントキャンペーンが実施決定

　『討鬼伝2』発売を記念し、7月6日～7月26日にPS4版『討鬼伝 極』ダウンロード版のディスカウントキャンペーンが実施。販売価格より40％OFFで、PS Plus会員なら50％OFFで購入できます。

初回特典にカスタムテーマを追加

　初回特典の防具“なりきり装束・天狐”ダウンロードシリアルに加えて、『討鬼伝2』カスタムテーマが追加されました。

　パッケージ版では、防具“なりきり装束・天狐”ダウンロードシリアルを入力することで、カスタムテーマを入手可能。ダウンロード版は8月14日までに購入した場合に、防具“なりきり装束・天狐”と『討鬼伝2』カスタムテーマが期間限定購入特典として手に入ります。

　詳しくは公式サイトを確認してください。

ミタマデザインイラストコンテスト最優秀賞作品のDLC配信日が決定

　ミタマデザインイラストコンテストで最優秀賞作品に選ばれた、カリビトさん作の“ククリヒメ”が、8月4日にミタマDLCとして配信することが決定しました。

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• 『討鬼伝2』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『討鬼伝2』公式サイト