2016年7月8日（金）

『シヴィライゼーション6』日本のリーダーは北条時宗。日本文化の象徴・侍やエレクトロニクス工場が登場

文：Taka

　2KおよびFiraxis Gamesは、10月21日発売予定のPC用ゲーム『シドマイヤーズシヴィライゼーションVI』に登場する日本の紹介動画を公開しました

●動画：『シヴィライゼーション VI』初公開：日本

　紹介動画の公開に加えて、日本のリーダー“北条時宗”や特殊能力と固定ユニットの情報が明らかになりました。

北条時宗について

　北条時宗は1251年に生まれ、鎌倉幕府の第8代執権（当時の日本の事実上の統治者）です。

　時宗は“元寇”というモンゴル帝国の侵略から日本を守った人物として有名ですが、禅宗を日本全土に広め、武士道の基盤を確立させた人でもあります。また、時宗はその強気の政治によって知られています。

　274年の元（モンゴル）と高麗の連合軍による最初の来寇があっけない敗北に終わると、元は5人の使節を時宗のもとに派遣しました。

　彼らは時宗に謁見するまでは日本を去らないと主張しましたが、時宗は彼らの首を刎ねさせて返答とします。

　その後、元は再度5人の使節を派遣しますが、時宗は彼らの首も刎ねさせます。かくして1281年、元軍が再び来寇しますが、侵略はまたしても失敗に終わります。

　敗北の一因は予期せぬ台風の襲来だったとする伝説は有名です。元の脅威が日本を脅かしていたこの時代、武士の地位は以前にも増して確固たるものとなりました。

　後世には“侍”とも呼ばれる彼らは、戦いに長け、繰り返される元の侵略から国を守る先頭に立ち、世界史上稀に見る屈強な戦士としての伝統を確立していきました。

日本の特殊能力と固定ユニット

●特殊能力：明治維新

　“明治維新”は他の区域と隣接して建っている区域にボーナスを与えるという効果を持ちます。

●特殊能力：神風

　北条時宗は“神風”という能力も持っています。これにより、地上ユニットは沿岸沿いで、海上ユニットは浅瀬での戦闘能力が上がります。

●固有ユニット：侍

　侍の歴史は1000年近くにおよびます。武士道が定められ、日本中の武家がこの規範に従って生きました。1868年に武士階級は正式に廃止されましたが、侍は日本文化を象徴する存在のひとつとなっています。

　侍は、傷を負っても戦闘力が低下せず、命を落とすまで勇敢に戦います。“戦術”のテクノロジーを開発することにより、侍を生産できるようになります。

●固有建造物：エレクトロニクス工場

　家庭用電子機器が誕生した20世紀後半、日本が世界最大の電子機器生産国となりました。

　最初の近代的なエレクトロニクス工場は、1946年にソニーによって建設されました。以来、日本は数々の革新を成し遂げました。

　また、歴史上最も激烈な競争が繰り広げられているこの業界において、大きな利益をあげていることでも知られています。

　エレクトロニクス工場は、通常の工場より生産力が高く、さらにその都市と近隣の都市に文化をもたらします。

　区域同士を隣接させて、高密度の都市を建設するのが日本でプレイするキーポイント。海岸線の守りも固めやすいため、島を拠点とするのに向いた文明となっています。また、領土を広げる際は、中盤で侍による攻撃をかけることが重要とのことです。

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