2016年7月9日(土)
PS VRコンテンツのコンテスト企画の詳細が明らかに。当選賞は開発環境をサポート!【BitSummit】
7月9日、10日に京都で開催されている日本最大規模のインディーゲームの祭典“BitSummit 4th”。そのBitsummit初日の最後のステージイベントは、インディータイトルに力を入れているソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が飾った。
このSIEのステージでは、4月に行われた“Unite 2016 Tokyo”で発表されたPlayStation VRコンテンツのコンテスト企画“Made With Unity Contest with PlayStation VR”の詳細がアナウンスされた。
“PlayStation VR”は新しい発想を活かせるチャンスの場。開発のハードルを越えやすくするUnityとクリエイターを応援する会社が集い、企画から、タイトル成立までのサポート体制を用意するのが、“Made With Unity Contest with PlayStation VR”と称されたPlayStation VRのコンテスト企画。
“Made With Unity Contest with PlayStation VR”応募概要
応募期間:2016年7月11日(月)~8月31日(水)予定
対象:Unityを使用したコンテンツ開発が可能な企業、個人
応募コンテンツ:Unityで制作されたVRコンテンツ
応募方法:専用サイトより企画書をエントリーフォームで提出。
またUnityデモを提出(推奨)
当選発表:2016年9月中旬予定
当選賞:PlayStation VR開発環境サポート
※審査のうえ、該当者なしの可能性があります。
※制作進行上パブリッシュまで至らない可能性がございます。
主催:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
協力:Cygames/ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン
特別審査員:Cygames 芦原氏、Unity 大前氏、SIE 吉田氏・秋山氏
審査員:Cygames/Unity/SIE、パブリッシュ予定社
ステージでは、このコンテスト企画の特別審査員となるCygamesの芦原氏、Unityの大前氏、SIEの吉田氏&秋山氏らが登壇。コンテスト応募者への激励の言葉のほか、トークセッションなども行われた。
大前氏:私がこれから今後の展開に期待しているのはネットワークを使ったマルチプレイ。普通のゲームでもマルチプレイは面白いですけど、VRでやるとさらに面白くなる。非常に可能性を秘めているのではないかと思ってます。
吉田氏:ヴァーチャルリアリティは、おもしろいものを少人数で作っているものも多い。10月13日にリリース予定の『Thumper』などは2人で作っている。今VRの技術を使うと、これまでできなかった体験を、世界で初めて作ることも可能。世界初のものを、まったく無名の人が作って、世界に挑戦することができるチャンス。こんな機会はめったにないでしょう。そんな夢を持って作ってみてください。
芦原氏:PS VRで『アイドルマスター』を作らせてもらっていますが、一番気をつけていることは、本当にそこに居るんだとユーザーさんに感じてもらえること。VRそのものが没入感の高いものではありますが、そこからさらに調整をし、世界に自分が入り込んだことをどう表現するのかというところに、こだわって作っています。コンテストに応募する方々も、そういったところに気を付けてもらえればと思います。
PlayStation VRコンテスト企画“Made With Unity Contest with PlayStation VR”は7月11日月曜日から応募開始! ゲームクリエイターはもちろんプレイヤーも、今後の展開をチェックしてみてほしい。