2016年7月19日(火)
ところにょりが配信しているiOS/Android用アプリ『ひとりぼっち惑星』を遊んでみた感想をお届けします。
本アプリの目的は、ジンコウチノウたちが争う戦場で飛び散る部品を拾い、集めた部品で“あんてな”を作成。そして、“あんてな”を拡張しながら宇宙からのこえを探していくというもの。
舞台は地球ですが、人間はもうおらず、確認できるのはプレイヤーの分身となる“ひとりぼっちのいきもの”と戦争をしているジンコウチノウのみとなっています。
“あんてな”ゲージを部品をつかって最大にすると、アンテナが拡張され“じゅしん”ゲージが解放。その後、“じゅしん”ゲージを最大にするとこえの受信状態に移行し、一定時間が過ぎると、こえを読むことができます。
▲作成された“あんてな”。どんどん大きくなっていきます。 |
▲ジンコウチノウたちが破壊されると部品が飛び散ります。 |
▲中央の電波のようなマークをタップすると、巨大なジンコウチノウが登場。戦いが激化し多くの部品が飛び散ります。 |
詳しい内容はネタバレになるため伏せておきますが、受信できるこえには、送り主の地球に対する思いが詰まっており、読んでいるとノスタルジックな気持ちにさせてくれます。
本アプリに用意されているこえは全部で6つと多くないので、そこまで集めるのに苦労しないというところも時間がない社会人の僕にとってはありがたい点でした。
▲移民船からのこえ。さまざまな立場・状況の相手からこえが送られてきます。 |
▲こちらは女の子からのこえのようです。隣にはパパがいるのか、微笑ましいですね。 |
本アプリに用意されたこえをコンプリートすると、以降は本アプリをプレイしている他のユーザーからのこえを受信できるようになります。
受信できる声は完全にランダムとなっており、日頃の悩みや役に立つ一言、物語風のものなどさまざまなこえが送られてきます。
▲送られてくるこえは送り主によって千差万別です。 |
▲時には誰かからの悩みが送られてくることも。誰にも言えないのでこの先はカットです! |
▲僕は何やらすごいことを頼まれてしまったようです。 |
読んでいて考えさせられたりクスリと笑わされてしまったり、こえを送ってきた人のことが思わず心配になってしまったりと、送られてくるこえは千差万別で、次のこえを受信するのが待ち遠しくなってしまいます。
他のユーザーからのこえを受信できるように、こちらから他のユーザーにこえを送ることもできます。
“あんてな”・“じゅしん”ケージと同じく、ジンコウチノウたちの部品を使って“そうしん”ゲージを最大にすると、送信機が完成して、こちらからこえを送ることができるようになります。
▲こえの入力画面。何を打ち込むか迷います。 |
こえは、入力画面から好きな内容を打ち込んで送信できますが、送る相手はランダムで自分の名前などは一切表示されないので、普段は恥ずかしくて言えない思いの丈などを送ってみるのも面白いかもしれません。
▲自由に文章を打ち込んで送信できます。ちなみに、翌日寝坊しました。 |
▲こちらは真面目な文章。受け取った相手のことを考えながら送信するのも楽しいですね。 |
アプリ自体は、ジンコウチノウたちの部品を集めてこえの送受信を行うというシンプルなものですが、知らない誰かからのメッセージと少しもの悲しい世界観がマッチしており、プレイしていると「見知らぬ人に届け、僕の想い……」などとノスタルジックな思いに浸りついついプレイしてしまいます。
見知らぬ誰かからのメッセージにロマンを感じるという方や胸に秘めた言いたいことがある方は、プレイしてこえを送受信してみてはいかがでしょう?
(C)Shogo Senouchi
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