2016年7月29日(金)
30万ダウンロードを突破した、AimingのiOS/Android用ボスバトルRPG『トライリンク 光の女神と七魔獣』。その人気の秘密を、1週間ほどプレイしてみてのレビューで紐解きます!
みなさんは、見ず知らずの他人と一緒に遊ぶマルチプレイに抵抗を感じたことはありませんか?
「攻撃をミスしたらどうしよう」から始まって、ついには「生まれてきてゴメンナサイ」までこじらせてみたり。MMOプレイ歴が10年以上あるにもかかわらずネットでは引きこもり気味のライターMが、注目のRPG『トライリンク』のレビューをお届けします。
さて、なにゆえネット引きこもりネタから語ったのかというと、本作ではマルチプレイでの連携が勝敗のカギを握ります。ボスバトルRPGというだけあって、通常のストーリーモードでも、クライマックスでは必ずマルチプレイ仕様のボスが出現。もはや引きこもっている場合ではありません!
▲各章の道中バトルでは、ターゲット、使用スキルと順に選んで敵を殲滅していきます。 |
▲道中バトルをすべてクリアすると選べるようになるのがボスバトル。仲間が参戦した時点で警告メッセージが入りボスバトルへと突入! |
▲同じボスバトルに挑戦中のプレイヤーが自動的にマッチングされ、力を合わせて巨大なボスに挑みます。 |
初めの内こそ「嫌だなぁ、嫌だなぁ」と謎の人見知りを発揮しつつ、ガタガタガタ、ガタガタガタとビクついていました。
いざ始めてみると……。
「ぉぉ、仲間が部位破壊したおかげでボスの攻撃が止まった!」
「自分の位置からは狙えない弱点を仲間が叩いてくれてお宝ドロップ♪」
などなど、マルチプレイならではの心地よさを体感。チャット機能がついているものの、最初のうちは慌ただしくて作戦の相談どころではなく、バトル終了後に“ありがとう”や“おつかれ”などのプリセット会話を選ぶのがやっとでしたが、それでも、
「お、自分の攻撃コマンドに合わせて変更してくれた!? なんかコンボが発生した~!」
と、意外になんとかなるものです。これなら、バトルをしながらのチャットは苦手だという人でも安心ですね。
▲ボスバトルでは、部位を破壊したり、気絶値を上げたりすることでボスをダウン状態にすることができます。ダウン状態でしか狙えない弱点もあるので、どこを攻撃するべきかを要チェック! |
▲ボスバトルをクリアしたら、チャットで軽く挨拶をして終了。チャットには、顔文字付きでさまざまなメッセージが用意されています。 |
余談ですが、疑り深い筆者は「本当に中の人入っているの? プレイヤーのデータを使ったゴーストじゃないの?」などと勘ぐっていました。だって、いくら人気があるとはいえ、いつでもこんな簡単にマッチングできるとは思えないじゃないですか!
そこで、いろいろな時間帯を選んでマッチングを試してみたところ……予想外のNPC表示を確認。なるほど、他プレイヤーがいない場合はNPCがマッチングされるんですね。しかし、それも一瞬のことで、ほどなくしてシステムメッセージが流れてプレイヤーが乱入。いやはや、疑ってすみませんでした。
ここで、本作の基本システムについても軽く触れておきましょう。パーティはナイト、ハンター、ヒーラーの3人で構成され、プレイヤーは装備をカスタマイズすることでスキルなどのステータスを強化できます。
ストーリーモードは各章複数のステージに分かれていて、シングルプレイの道中バトルをクリアしていくと、最終ステージとして、プレイヤー3人×キャラクター3人による9人パーティでのボスバトルに突入します。
ボスバトルはリアルタイムのマルチプレイで、3人のプレイヤーが同じ部位を同系統のスキルで攻撃することで、本作のキモとも言える特殊攻撃“トライリンクコンボ”が発生します。
トライリンクコンボは、3人のスキル攻撃後、さらに強力な追加ダメージを与えられます。さらに、トライリンクコンボの発生時に仲間のスキルアイコンをタップすると、余剰分のスキルコストを与えて仲間のスキルをパワーアップすることが可能です。
▲“BET”と表示されているアイコンをタップすることで、自分のスキルコストを仲間に託すことができます。 |
自由気ままにプレイするのもアリですが、マルチプレイでは仲間に手持ちのスキルを知らせたり、部位破壊をして仲間を助けたりと、チャットで相談し合ったほうが圧倒的に楽です。
さらに、ある程度プレイに慣れてくると、チャット抜きでも雰囲気でなんとなく意思の疎通が取れてしまうところも本作の魅力の1つ。どんなプレイスタイルでも、マルチプレイの楽しさが味わえてしまうところが、『トライリンク』の人気の秘密ではないでしょうか。
▲3人のプレイヤーの狙いが一致し、トライリンクコンボのチャンス! |
▲特に示し合わせたわけでもなく、左側のプレイヤーさんが突属性から打属性へとスキルを変更してくれてトライリンクコンボが発生! 仲間の状況を見て手を変える見事な連携に感謝です。 |
現在、ストーリーモードは第8章まで実装されていて、各章ごとに初級、中級、上級と3つの難易度で遊べます。
サービス開始から間もないということもあり、調整を含めてさまざまな新要素の実装も期待したいところ。お手軽に遊べてマルチプレイの空気感を味わいたいとか、スマホのファンタジーRPGが好きだという方におすすめしたい一本です。
▲戦士たちを導く女神アウレーア(声優:佐藤利奈)。よほど暇……もとい、フレンドリーなのか、ちょいちょい地上に降臨します。 |
▲邪神討伐の任を国王から承っている司令官ハンター・ルード(声優:小川剛志)。新人戦士を鍛え上げる教官でもあり、バトルの訓練で何かとお世話なります。 |
▲ある事件をきっかけに、主人公たちと行動をともにすることとなる半魔獣の少女キャス(声優:村川梨衣)。本作の看板娘的な存在でもあります。 |
▲第8章では、ラスボス的存在の邪神ラハリール(声優:置鮎龍太郎)と対峙することになります。 |
最後に筆者のプレイ状況も書き添えておきましょう。ガチャは基本10連(最低でも1つは星4以上確定)のみで、ミッション報酬をやりくりしつつ6回ほど回してみました。結果、ナイトとハンターが3つ、ヒーラーが1つの計7つほど星5装備を入手できました。
ストーリーモードもあっさりクリアできたし「もしかして、かなり強い!?」などと油断しつつネットで情報を漁っていると、この程度の強さではまだまだ初心者レベルだということが判明。
▲プレイを始めてから1週間の時点での筆者の装備。強化のためのジェムも十分ではなく、各装備の限界突破もまだまだですが、頼れる光の輪の戦士を目指してがんばります! |
ストーリーの上級をクリアするごとに補助装備枠が解放されるのですが、すでに補助装備枠まで星5装備で埋め尽くしている猛者もいるようです。
攻撃もシンプルな力押しなどではなく、毒によるスリップダメージを活用できて一人前なのだとか。想像以上に奥が深く、筆者が上級者と肩を並べて戦える日はまだまだ先のようです。
Copyright (C) Aiming Inc.