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2016年7月23日(土)

動き回れるこれまでにないVR『ゾンビ サバイバル』を体験。協力してゾンビを撃つ爽快感をレポート

文:kbj

 セガ・ライブクリエイションが運営する東京・台場の屋内型テーマパーク“東京ジョイポリス”に、VRアトラクション『ZERO LATENCY VR』が7月23日にオープンする。

『ゾンビ サバイバル』

 『ZERO LATENCY VR』は、東京ジョイポリスのオープン20周年を記念して登場するVRアトラクション。プレイヤーが能動的に動くことができるうえに、他のプレイヤーと協力しながら同時にプレイできるのが特徴だ。

 オープンに先駆けて、『ZERO LATENCY VR』第1弾『ZOMBIE SURVIVAL(ゾンビ サバイバル)』を体験したので、その模様をkbjがレポートしていく。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 『ZERO LATENCY VR』では、“世界初”となるフリーロームでのVRアトラクションを体験できるということで、kbjは東京ジョイポリスを訪問。案内された部屋の席に着くと、作戦に参加するチームメンバーの上司となる女子が現在の戦況を語り始めた。

 我々が所属する“チームアルファ”は、ゾンビに襲われた街の救出拠点を守るのが目的だという。大量に発生しているゾンビに対抗するため、装備が支給されるようだ。「個人成績が足元に出ます」と書いてあったが、なんのことだろう?

『ゾンビ サバイバル』
『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 こちらが背負うことになる装備だ。リュックは4キロあって、肩にずっしりと重さを感じる。さらに頭にはヘッドマウントディスプレイ(HMD)とヘッドフォンを付けることに。ここで上官からメガネを外すという指示が飛んでくる。

 ちょっと待った~~! こちとら、ゲームをプレイし続けて幾年月。四捨五入したらなくなるほどの視力なんだっつうの……ですよ、上官!! メガネを外されたらゾンビ退治どころではないであります!!!

 「四の五の言わずにメガネを外せ」という上官の命令にしぶしぶ従い、HMDとヘッドフォンをかぶる。先ほど背負った装備よりも、頭の装備のほうが重く感じたのはメガネがなかった心細さのせいなのかもしれない。

『ゾンビ サバイバル』
『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 上官から案内されたのは、舞台となる街……が映し出される空間。ここが我々の戦地となるわけだ。上官からはゾンビを攻撃する武器が手渡される。銃の横にあるボタンを押すと、ショットガン、スナイパー銃などの切り替えが可能。底にあるボタンを押すとリロードができる。一部の銃では銃口の下にある部分を使う。

 ここで、HMDのモニターを覗いてみる。「VRはメガネのままでプレイできるものが多いのに、なんてひどい仕打ちだ!」と思っていたら、モニターの下にレバーが存在。そのレバーを動かすことで、画面がくっきり見られるようになる。

 上官、これは素晴らしいであります! メガネをつけたままVRのディスプレイをつけると、メガネがずれたり、ピントがずれたりするが、そもそもこの作りであればそんなことは起こらない。これならゾンビもなんぼのもんじゃい!

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 作戦が始まる前には、VR空間で武器を試射するので、銃の扱い方がわからないという新兵でも安心だ。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 降り立った街の中央部に、救出拠点が存在。そこをめがけてゾンビが迫ってくるという。「ゾンビなんて、ゲームで散々倒しているし、驚かないだろう」と高をくくっていたが、立体的に表示されるうえに目の前まで迫ってくるゾンビに思わず声を出しそうになる。一緒に作戦に参加したチームのメンバーも声をあげながら、銃を乱射していたところを見ると、臨場感はかなり高いと思われた。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 迫ってくるゾンビに対して我々は、射撃だけでなく移動して距離をとることも可能。そう、このVRは移動しながら体験することができるのだ。ゾンビは左右からだけでなく、上から迫ってくることもあるため、ある程度倒したら、移動したり仲間の援護をしたり、その場に応じて自由に行動することがポイントだと感じた。

 ゾンビには、薄着のものから防護服を着ているものまで、さまざまなタイプが存在。一律で頭を攻撃するのが有効と上官から教えてもらっていたので、頭部めがけて銃を撃ちまくる。ゲームで鍛えた射撃の腕を見せてやるぜ!

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 ステージの中には防壁ボタンとエレベーターが存在。中でもオススメしたいのは防壁。このボタンを銃で撃つと、障害物ができてゾンビと距離を保てる。障害物はしばらくすると壊れてしまうが、それまで一方的に攻撃できるので、有効利用したい。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 ゾンビを倒すとスコアが入るが、防壁ボタンを撃ってもスコアが入る。ゾンビを倒すのが苦手という人は、防壁を維持してチームに貢献するべし。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 エレベーターのかごに入り、マークを撃つとエレベーターが作動。上のフロアに移動する。上から狙撃しながらメンバーを援護することができるだろう。上空から有利に攻撃できる……のだが、突然近くにゾンビが出ることもあるので油断はできない。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 ゾンビを撃破し続けていると、さらにゾンビの集団が押し寄せているという情報が。普段のゾンビに加えて、白く巨大なゾンビが登場。このゾンビは耐久度が高く、チームメンバーがゾンビの攻撃を受けてやられてしまった。

『ゾンビ サバイバル』

 やられてしまった人はその場でジッとしていると回復する。しかし、メンバーが倒されると、そこから別のメンバーのところにゾンビが押し寄せ、さらにピンチになるので、こまめなリロードや障害物の利用を意識しながら、メンバーと協力してやられないようにしたい。

『ゾンビ サバイバル』 『ゾンビ サバイバル』

 ゾンビ撃破や作戦遂行に夢中になっていると、メンバーと接近しすぎてしまったり、作戦区域の端に寄っりすぎてしまったりすることも。その際には警告音がなるうえに、上官からマイクで指示があるので落ち着いて行動しよう。

『ゾンビ サバイバル』

 作戦時間が終了したら、街から脱出することになる。ヘリに備え付けられたガトリングガンで攻撃でき、ゾンビを倒せるので最後まで狙っていこう。

 プレイ後には、作戦に参加したメンバーが集まり、戦績が発表される。足元に出ていたスコアはこの時に使われるわけだ。

『ゾンビ サバイバル』

 ゾンビが目前まで押し寄せてくるうえに、はいずりながら迫ってくることもあるため、かなりドキドキした。もし気分が悪くなってしまった場合、上官に合図を送ることで救助してもらえるため、安心してほしい。

 HMDには3Dで表現されたゾンビが立体的に映し出されるうえに、ヘッドフォンからはゾンビの息づかいも聞こえるため、臨場感はかなりある。さらに自ら能動的に動けるという自由度の高さも見逃せない。これまでに味わったことのないVR体験ができ、非常に興奮した。作戦が終わったにもかかわらず、まだゾンビが迫ってくるような感覚があった。

『ゾンビ サバイバル』

 7月22日現在、アトラクションは完全予約制となっている。料金は1,800円(税込・オープニング価格)で、予約時にクレジットカード、PayPalで支払う必要がある。

 東京ジョイポリスに足を運ぶ予定のある人はもちろん、他では味わえないVR体験に興味がある人はぜひプレイしてほしい。

(C)SEGA LIVE CREATION

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