2016年7月31日(日)
こんにちは。MMORPGをプレイしていても、誰かに話しかけられたと思ったら即座にログアウトするレベルでネット人見知りのライター・黒船Mk-IIです。
PC用MMORPG『エルダー・スクロールズ・オンライン(以下、ESO)』日本語版が発売されているのは知りつつもしり込みしていたのですが、本作はソロプレイでも十分楽しめるとのことなので、まずはあえてソロプレイに挑戦。その様子や感想などをお届けすることにします。
本作は、世界中で高く評価され数々の賞を受賞してきた『エルダー・スクロールズ』シリーズ初のMMORPGとなります。日本国内で広く知られるようになったのは、4作目『オブリビオン』からで、5作目の『スカイリム』はプレイしたことはないけれど名前を聞いたことはある人も多いのではないでしょうか?
そんな本シリーズのウリは、どこまで行っても果てがないように感じる広大な世界と、尽きることがないような圧倒的なボリュームのサブクエスト。ファンからは「このシステムでMMORPGがやりたい」という声もあり、そんな人にとって本作は「待ってました!」といった感じのタイトルなわけです。
特にゲーム世界の広さについては、本作ではタムリエル大陸全土(詳しくは後述)が舞台になっていることも注目のポイント。ピンとこない人向けに簡単に例えると、今まで北アメリカの一部が舞台で、それを「すごい!」「広い!」って言っていたのに、本作ではいきなり「アメリカ全土が舞台です」って言われた感じです。ファンの興奮がわかるでしょうか?
▲本作の舞台は、シロディール(『オブリビオン』の舞台)やスカイリムを含んだタムリエル大陸。シリーズファンなら歩いているだけで感慨深い気持ちになれるでしょう。 |
ゲームを開始して最初に行うことはキャラクターの作成。10種類の種族(1種は有料)、4種類のクラスから選択することになります。
いきなり「40種類の組み合わせを考えろ」と言われても困ると思いますが、種族については公式サイトに各種族のスキルが掲載されているので、そちらを参考にしするといいでしょう。
個人的には見た目やイメージで決めてしまってもいいと思います。クラスについては、特徴を簡単にまとめてみたので、参考にしてみてください。
■ドラゴンナイト
いわゆる“戦士”で、特に対人戦で力を発揮できるクラス。ちなみにドラゴンに乗って戦う人じゃありません。
■テンプラー
回復役。防御力の向上や攻撃系のスキルもあるので、わりとなんでもこなせるクラス。
■ソーサラー
名前からわかる通り“魔法使い”。火力重視で範囲攻撃や召喚魔法が使えます。イメージ通り防御面は残念な感じです。
■ナイトブレード
影分身をしたり見えなくなったりとトリッキーな戦い方が得意な“暗殺者”。
種族やクラスと並んで(個人的にはそれ以上に)重要な要素がキャラクターの外見の決定です。『エルダー・スクロールズ』シリーズでは、外見決定にあたって顔の造作などを非常に細かく設定できるのですが、それは本作でも健在。
こだわるのであれば、じっくり各項目を吟味してほしいところですが、「こういうキャラメイクって、最終的になんだか似通ったものになっちゃうんだよね……」という“箱庭ゲーあるある”にお悩みの人は“外見のランダム化”もオススメです。
キャラクターの外見をランダムに生成してくれるので、今までわからなかった自分の好みの顔を発掘できるかもしれませんしね。
▲初心者は軽く引くレベルの細かい外見設定。個人的には身長設定など、体つきの設定ができるのは、ロールプレイがはかどるのでいいと思います。 |
さて、種族を変えては顔の作り直しを繰り返すこと数時間。ようやくできたキャラクターがこちらです。
▲男ならオーク! クラスはなんとなくのイメージでナイトブレードにしました。個人的にはもっとだらしない体つきながら下に筋肉がある体型が……(以下省略)。 |
そんなこんなで、ようやくゲームスタート……と思ったらいきなり牢屋の中。過去作と同様、囚人からのスタートのようです。シリーズを初めてプレイされる方はいきなりな展開に驚くかもしれませんが、伝統のようなものと考えてください。
▲牢屋の中というのはいつものこととしても、やけにおどろおどろしいなと思っていたら……。 |
扉に近づいて待っているとリリスというお姉ちゃんが助けてくれる上に、親切にも状況を説明してくれるのですが、なんかもうすごい勢いで固有名詞を並べてくれます。
読み流しちゃっても大丈夫ですが、冒頭に出てくる用語や予備知識をザックリとまとめたので、プレイする際には参考にしてみてください。
ちなみに、調べていくとそれぞれに深い設定や物語が潜んでいたりします。ゲームを遊ぶかたわらで、気になったことを調べてみるのも、このシリーズの大きな楽しみのひとつじゃないかと。
●黒船Mk-IIによる超簡単な用語説明
ニルン……『エルダー・スクロールズ』シリーズの舞台となる惑星の名前。
タムリエル……ニルンにある大陸のひとつ。過去作では、タムリエルの一地方が舞台だったのです。
デイドラ……悪魔とか魔族的な人。わりと強い。“王族”と呼ばれるクラスになると神様扱いになります。
モラグ・バル……デイドラの王子。不和とか冒涜をつかさどっている“いかにも”な悪い神様。
オブリビオン……デイドラが住んでいる地獄みたいなところ。前々作のサブタイトルにもなっています。
コールドハーバー……モラグ・バルが支配するオブリビオンの領域の名前。
そして、結構長いリリスの説明についても簡単にまとめておきましょう。だいたいこんな感じです。
・主人公は死んでいた。
・死んだ後にコールドハーバー(今いる場所)に送られた。
・“預言者”と呼ばれている人を助ければ生き返られるっぽい。
……三行で書いちゃいましたが、そんなに外れてはいないかと。とりあえずリリスの指示に従っていれば、生き返られる上にゲームの操作まで理解できるということさえわかれば大丈夫です。
▲テキスト量が多いところは『エルター・スクロールズ』シリーズの特徴のひとつ。最初のうちは適当に流し読みでOK。後で読み返してみて、点と点がつながる瞬間が楽しいんですよ。 |
そんなわけでオブリビオンからの脱出です。『オブリビオン』では中盤以降に行けるエリアだったので、戦闘は極力回避するものかと思いきや、そこはチュートリアル。デイドラを正面からなぐりつけながらマップを進んでいきます。昔の人は偉大だったんだなぁ。
▲デイドラはいくら倒しても“デイドラの心臓”も装備も落としてくれません。残念! |
ダッシュや攻撃方法、その他のアクションの使い方をリリスから教えてもらいつつサクサク進行。……嘘です。過去作での経験から何かアイテムが落ちていないか、あちこちウロウロしていました。すまんリリス。
ちなみに、これまでのタイトルでは使える使えないを問わず、ゲーム内に非常に多くのアイテムが配置されていましたが、本作ではそれほど落ちていませんので(それでも他のタイトルに比べれば多いですが)、どんどん進めてしまって問題ありません。
▲例によって使い道のよくわからないアイテムが落ちています。シリーズ経験者的には、落ちているアイテムはとりあえず拾ってしまうところですね。 |
▲行動によって左上の経験値ゲージが増え、いっぱいになるとレベルが上がるというシステム。獲得できる能力やスキルは、後で振り直しができるので気軽に考えて大丈夫でしょう。 |
▲ゲーム全体を通して言えることですが、次の目的地の方向は画面上部のマーカーに表示されるので、黒船Mk-IIのような方向音痴でも安心です。 |
リリスがとらわれている“預言者”の身代わりになったり、ラスボスどころではないレベルで強大な存在であるモラグ・バルが登場したりと、チュートリアルとは思えないドラマチックな展開にドキドキしつつも、どうにか“預言者”を救い出して現世へ。
身代わりになったリリスは置いてけぼりですが、メインストーリーを進めれば救出できる……んじゃないかと思ってるんですが、どうなんでしょうかね。
▲チュートリアルのボス(画像上)との戦闘前には、なんとモラグ・バルまで登場(画像下)。もちろん戦ったりはしないんですけどね! |
▲ようやく現世に帰ってこれた……と思ったらおじいちゃん、背景が透けてるよ! 思わず自分は大丈夫か確認してしまいました。 |
コールドハーバーからどこに転送されたのかと思ったら、なんと海賊船の中! なんでも海を漂っているところを助けてもらったようです。親切な海賊もいたもんだなぁ。え? 助けてやったんだから、ちょっと盗みに協力してほしいですって? そんなことだろうと思いましたよ。
▲生き返ったと思ったら、知らない間に生死の境をさまよっていた模様。死体の扱いが雑すぎやしませんかね? |
そんなわけで次回からはいよいよクエストに挑戦してみようと思います。まぁ、自由度がウリの『エルダー・スクロールズ』シリーズですから気が変わったらスルーしますが、予定は未定ということでひとつよろしくお願いします!
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