2016年8月10日(水)
カプコンがサービス中のPC/iOS/Android用RPG『ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち(BOF6)』に新たに登場するレトを演じる、小清水亜美さんへのインタビューを掲載する。
レトは、強力な風属性のスキル攻撃を持つ魔法使いタイプのフェロー。通常攻撃の発射間隔はやや長いが、攻撃力が高い。味方の会心率を上昇させるスキル“素晴らしきレト様の集中力”でパーティー全体の火力を底上げすることができる。
▲星5レト。 |
▲星6レト。 |
インタビューでは、レトを演じた感想やアフレコ時の印象、アクションや演技のうえで意識していることなど、さまざまなことを語ってもらっている。ゲームをプレイしている人だけでなく、小清水さんのファンもぜひチェックしてほしい。
なお、レトとリュウのかかわりは、『ブレス オブ ファイア』シリーズポータルサイトのWebコミックコーナーで読むことができるので、あわせてご覧いただきたい。
――レトというキャラクターをご覧になられて、どのような印象を受けましたか?
▲インシディア帝国の将軍・レト。 |
表情を見た時、少し気だるげな女性なのかと思ったのですが、台本を読ませていただき、ちょっと高飛車な一面を持つ女性で、でもそこが魅力的なキャラだと思いました。強気だけれど女性らしくて、たまにカワイらしいところが出てくる、チラリズムを持っている人だと思いましたね。
あとは、イラストを見たところ、角が片方折れているので、そこにどんなエピソードがあるのか、個人的に気になりました。
――設定などは開発スタッフから説明があったのでしょうか?
実際にセリフを言って雰囲気を見ていただいたところ、問題ないということでしたのでそのまま収録に入らせていただきました。セリフの修正は多少あったのですが、言葉的なものが多くて、大きな指示や変更はありませんでしたね。
――ということは収録はスムーズだった?
そうですね。ただ、「あら、枝毛ですわ!」とか「私こそがナンバーワンですの」というセリフの“枝毛”と“ナンバーワン”を立てる感じでお願いしますという指示がありました。そこはちょっと大きめでやらせていただきましたね。
――何か印象的だったエピソードはありますか?
芝居をしているので、「芝居がかった表現」というのも変かもしれないのですが、ちょっとそういうセリフもあったので、おもしろいキャラになっていると思いました。
――高飛車な女性を演じるに際して心がけたことは?
レトは戦っているところを含めて、自分が優位な立場だと自然に笑みがこぼれるようなイメージがあったので、基本的には楽しそうな声を心がけました。あとは先ほども言ったように、少し芝居がかっているような大きめな反応、表現をすると、存在がより大きく見えるので、そこを意識しました。
――アクションのセリフが多かったと思うのですが、おもしろかったセリフ、特長的なセリフを教えてください。
味方を支援するスキルですね。普通だと「今、助ける!」とか「待っていて!」と言いがちなんですが、彼女はそこも「お待ちなさい!」とか「なんて優しい、この私」とか、上から目線だったり自分をたたえたりする。キャラが立っていると感じて、おもしろかったですね。
――アクションシーンを録る場合に心がけていることはありますか?
「たー!」とか「やー!!」というセリフは、ゲームをプレイしていて一番聞くので、繰り返し聞いていてもストレスにならない雰囲気にしたいと思っています。
収録時は1つ1つのセリフは別々に収録しているんですが、技を出す時はつながって聞こえる。なめらかで、綺麗に聞こえるようなつながりになることを気にしています。まだ研究途中ではあるんですが……自分がゲームを遊ぶので、その時に気になる要素です。
――今回の収録はうまくいきましたか?
実は高飛車な女性を演じたことはそこまで多くないんです。そのため、皆さんが聞きたい声になっているか、できあがりが楽しみでもあり、不安でもあります。
最近は、単純でいわゆる“脳筋キャラ”やヤンキーっぽいキャラが多く、がらっぱちに発言することが多かったのですが、今回は力を入れ過ぎて声が乱れるようなキャラではないと思いました。むしろ、レトはそういうところを見せずに優雅さを出しつつ戦いそうだと考えたので、ちゃんとできているとうれしいですね。
――今回演じられたのは、羊の特長を持つ獣人族・アルガル族。他にもさまざまな種族がいますが、小清水さん自身はどの種族に近いですか?
どれもカワイイですよね。このパケタ族はすごくかわいいです。もちろん人に近い種族だと思うのですが……それ以外だと、オオカミ的なウルバ族でしょうか。力が強そうなのが個人的にはすごくいいですね。
▲パケタ族 |
▲ウルバ族 |
――ファイター系がお好きなんですね。
先日身体測定をした際に、右利きにもかかわらず握力が右が43で左が46だったんですね。女性にしては高い数字が出たんですよ。
――確かに、やや高めですね。
なぜかを考えてみたら、普段の収録では右手にペンを持ち、左手に台本を持つんですね。30分アニメだとそこまで重くないんですが、ゲームの台本だと分厚いことも多いんです。それをつねに左手で持っているので、左手の握力が強いのかもしれません。
あと、叫ぶセリフの時、体を動かせないけど、力を逃がしたい。そんな時は、手に力が入るんですよ。以前に持っていたボールペンを折ってしまったこともあるくらい……。
――え? それはすごいですね。
叫ぶセリフの時に、息を吐きながら腕に力を込める。ロングブレスダイエットのような要領で筋肉がついているのかもしれません。
――では、もし黒竜騎士団に所属するとしたら、前線で武器を振るような役割になりそうですか? それとも後方から魔法を使うような役割でしょうか?
自分ができないことに憧れるので、もし使えるなら魔法を使ってみたいですよね! 正直どちらもやってみたいんですが、自分がゲームをプレイする時に使うのは、ガンガン攻撃できるキャラが好きなんです。なので、結局最前線で武器を振りまわしているかもしれません(笑)。
――最後に読者にメッセージをいただけますか?
セリフの数は多くなかったんですが、とても楽しみつつ演じさせていただきました。いままでに演じていないキャラになっていると思うので、もし遊ばれる際にはそこも少しだけ意識していただきつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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