2016年8月4日(木)
8月4日に発売された『限界凸旗 セブンパイレーツ』。本作はコンパイルハートが贈る『限界凸騎』シリーズの最新作で、お色気要素満載のRPGとなっています。ここでは、プレイのレビューとともに、その魅力を紹介していきます!
物語は海賊の少女“パルテ”が空から落ちてきた謎のモン息“オットン”にぶつかり、海賊船から投げ出されるところから始まります。漂流した彼女が目を覚ました場所は、さまざまなモンスター娘が共存する“モンスピ海”。主人公のパルテは、そこで出会ったモン娘たちとともに海に眠る幻の秘宝を探すべく、船を駆って大海原を冒険します。
▲未知なる海に宝を求める海賊のパルテ。彼女の冒険の先には何が待ち受けているのでしょうか。 |
ゲームは海に点在する島をめぐり、そこに存在するダンジョンを探索しつつイベントを達成するのが基本の流れです。ダンジョンの宝箱やパイ族からの依頼で入手できる海図を手に入れると、海(ワールドマップ)の探索範囲が広がっていきます。
▲ダンジョン内部にいるヘンテコモンスターに触れると戦闘になります。後ろから触れられると不利な状況からバトルが始まるので注意しましょう。 |
▲依頼画面では依頼達成に必要な素材アイテムを検索でき、入手場所がわかります。 |
前作『モエロクリスタル』は、ダンジョンに棲む魅力的なモン娘を仲間にするということがゲームの流れであり魅力でもありました。ダンジョンRPGからRPGになった本作ですが、そのようにモン娘に出会い、仲間にするという基本の流れは健在です。
また、本作はフィールドやダンジョン、いたるところでモン娘に関するイベントが発生します。このイベントはメインストーリーのみならず、各モン娘の魅力を引き出す個別イベントなど、さまざまなものが用意されていますので要注目です。
▲新しいモン娘と出会った際には専用イベントCGを見ることができます。 |
本作のキャラクターデザインはモタさんが担当。ゲーム中ではモタさんによるイラストチックなデザインが3Dで忠実に再現されています。
▲柔らかそうなグラフィックがじつに素晴らしいです。 |
そんな魅力的なキャラクターたちのおっぱいを自分好みに育成できる“パイ育”というシステムは、キャラクターゲームの世界に革命を起こす画期的な内容です。“パイ育”とはキャラクターのおっぱいに直接触れて成長させ、“キャラクターのステータス上昇”や“スキルの取得”といった効果をもたらします。
普通のゲームでは貧乳のキャラクターは貧乳、巨乳のキャラクターは巨乳と決められているものですが、本作ではそれを自由にいじることが可能です。これにより、キャラクターを自分色に染め上げることができ、より愛着がわきます。
▲触ったことでどのようにおっぱいが成長するかは文字で表示されます。 |
▲好きな角度からキャラクターを見れるビューモードで、育成の成果を確かめられます。 |
しかも、育成したおっぱいは会話シーンやダンジョン探索、戦闘シーンなど、キャラクターが登場するあらゆるシーンで反映されます。シリーズ作品をすべてプレイしている筆者は、3Dでの表現に不安を感じていたのですが、ふたを開けてみればすばらしい変化だったと感じています。
▲貧乳から巨乳まで、あらゆるタイプのおっぱいに成長できます。貧乳キャラが巨乳になることはたまにあるものの、巨乳から貧乳になる作品はかなり珍しいです。 |
▲最大サイズにしたおっぱいは戦闘中かなりの存在感があるので必見です。 |
上記の点で1人1人に対するこだわりが増えたためか、前作までと比べるとキャラクターの総数は減っています。ですが、そのぶんキャラクターの掘り下げが深く、メインイベントでも各キャラクターの出番が増えているのもうれしいです。
▲豊富なキャライベントにより、キャラクターの魅力が存分に引き出されています。 |
おっぱいを育成し、大きさや柔らかさなどのおっぱいパラメータでキャラクターの能力にボーナスがつく“パイ育”。この要素により、仲間になる際のキャラクターのステータスにとらわれず、好きなようにキャラクター育成が可能です。
例えば、素早さが高く非力だったキャラクターを全く逆の重く攻撃力の高い性質にしたりなどができます。また、回復がメインのキャラクターの体力を高めることで倒れにくくするなど、自分の戦闘スタイルに合わせてキャラクターの性質を変えることが可能です。
▲この2枚の画像は同じキャラを別々の方針で育成した結果のものです。ステータスの違いが出始めていることがわかります。 |
また、各キャラクター固有のスキルのほかに全キャラクター共通で使える“パイ族サポート”というスキルが存在します。パイ族サポートはパイ族というサポートキャラを仲間にすることで使えるようになります。それ以外にも、購入できるアイテムや装備品が増えたり、珍しいものを発見できるようになるなどの効果があります。
▲“パイ族サポート”の存在で、キャラクター育成の幅が広がっています。 |
育成したキャラクターを活用する場である戦闘シーンですが、これは各キャラクターに設定された赤・緑・青の3種のフェロモンと、MP(ムラムラポイント)の管理が重要です。
フェロモンには○○は□□に強く△△に弱いというような相性が設定されており、その相性で攻撃の威力が増減します。この攻撃力の差は大きく1.5~2倍近くのダメージ差が出てしまいますので、基本的に相手に有利なフェロモンで攻撃することが必要です。
そのために、戦闘中フェロモンを操作する共通スキルが用意されています。ただし、これはターン制限があり、また敵キャラクターがこちらのフェロモンを変更してくることもあるため、注意が必要です。相手のフェロモン変更に合わせてこちらも変更するか、はたまたあらかじめフェロモンを変更しておき少しでもダメージを稼ぐか、そのあたりの敵とのやり取りが楽しいです。
▲フェロモン変更スキルは誰でも発動でき、味方キャラクター1人を特定のフェロモンに変更できます。MPに余裕があるキャラクターに使用させるのがおすすめです。 |
▲同じスキルを同じ相手に与えた場合でも、フェロモンの違いでこれくらいのダメージ差がうまれます。 |
MP(ムラムラポイント)はスキルを使用するのに必要なポイントで、攻撃するかされるかなど、特定の行動をすることで増加します。また、100を超えると高揚状態となりステータスが上昇、200になると発情状態となり、5ターン限定でさらに能力が上昇します。なお、発情状態では状態異常を回復し、発情中は状態異常を受けなくなります。
▲発情状態になると妖艶な演出とともに表情が変化し、さらに専用の必殺技が使えます。 |
発情状態はとても強力ですが、終了時にMPが0になってしまうという弱点があります。通常攻撃の威力が低く、スキルが戦闘においてかなり重要になってくるため、こうなってしまうと苦しいです。なので、MPが200になるまえに適度にスキルを使って高揚状態を維持し、発情はここぞというときまで使わないようにしておきたいです。
なお、行動することでMPが回復するので、スキルをたくさん使えます。ザコ戦でもスキルをばんばん使えるのがプレイしていて気持ちいいです。
▲単体攻撃スキルはMPの消費が低く、フェロモン操作で弱点もつきやすいので便利です。 |
▲強力な全体攻撃を繰り出してくるヘンテコモンスターも存在。相性が悪いモン娘は注意が必要です。 |
このようにMPをやりくりしつつ、いかに相手の弱点をついて攻撃するか、その立ち回りが戦闘の基本であり醍醐味となっています。
本作は自分の好きなキャラクターを好きなように育成し、どんなキャラクターでも活躍させられる魅力的なキャラクターゲームです。この夏は気になるあの娘を欲望のおもむくままにパイ育し、ともに大海原を冒険しましょう!
(C)2016 COMPILE HEART / FELISTELLA
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