2016年8月3日(水)

“日本ゲーム大賞2016 アマチュア部門”最終審査に進出した17作品が発表。応募総数は329作品

文:Dai

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、“日本ゲーム大賞2016 アマチュア部門”の一次と二次審査を実施し、最終審査へ進む17作品を発表しました。

“日本ゲーム大賞2016 アマチュア部門”

 本年の募集テーマを“流れる”に設定したアマチュア部門の応募総数は329作品になり、日本ゲーム大賞20年の歴史の中で、過去最多のエントリー数を記録しました。

 ゲーム開発者や業界誌編集者で構成されるアマチュア部門の審査員によって、プレイ映像を視聴する一次審査を実施。329作品から85作品が選出され、その後、試遊による二次審査を経て、最終審査へ進む17作品が選出されました。

 二次審査通過17作品の紹介動画が、日本ゲーム大賞公式サイトで公開されています。また、公式サイトでは一次審査を通過した85作品も公開されています。

日本ゲーム大賞2016 アマチュア部門 最終審査進出 17作品が公開

※作品タイトル50音順

作品タイトル プラットフォーム 制作者/制作チーム名 団体/個人 学校名
Elec Head(エレキヘッド) PC パグンタラン イチロ デコロンゴン 個人 日本工学院専門学校
ELECT CORRECT(エレクト コレクト) PC No Plan 団体 HAL大阪
おおかみとひつじたち PC ひつじもやし隊 団体 ECCコンピュータ専門学校
気龍(キリュウ) PC サンドストーム 団体 日本工学院八王子専門学校
CLOSE CALL(クローズ コール) PC ウイルス制作委員会 団体 日本工学院八王子専門学校
Gossip Quest(ゴシップ クエスト) PC Team Gossip Quest 団体 名古屋情報メディア専門学校
ことばすたー PC プロジェクト ことばすたー 団体 HAL名古屋
Stream League(ストリーム リーグ) PC Trajectory 団体 バンタンゲームアカデミー
Ding Dong War(ディン ドン ウォー) スマートフォン/タブレット Project D.D.W 団体 HAL大阪
Trail(トレイル) PC Project Trail 団体 HAL大阪
NAGARAIL(ナガレール) スマートフォン/タブレット ちぃむ ろーがくれき 団体 HAL大阪
FACTORIAN(ファクトリアン) スマートフォン/タブレット 古川 貴士 個人 名古屋工学院専門学校
FLOWer(フラワー) スマートフォン/タブレット 華 GAMES 団体 ECCコンピュータ専門学校
Flow with shea(フロウ ウィズ シー) スマートフォン/タブレット ゲーム制作研究会 団体 専門学校サンテクノカレッジ
FLOLF(フロゥフ) PC 野津 宗一郎 個人 HAL名古屋
Milky Star Way(ミルキー スター ウェイ) PC 橋本 龍弥 個人 HAL名古屋
流闘(ルート) スマートフォン/タブレット チーム大陸 団体 HAL大阪

 アマチュア部門では、この後17作品による最終審査が行われます。最終審査でも、日本のゲーム業界の一線で活躍している業界誌編集長やクリエイターが厳しい審査を行い、アマチュア部門の受賞作品(作品数未定)が決定します。

一次・二次審査に携わったアマチュア部門審査員からのコメント

 本年度の日本ゲーム大賞アマチュア部門は、過去最多の329タイトルのエントリーをいただきました。まず最初に、奮ってエントリーいただいたアマチュアの皆さん、それをご指導いただいた学校関係者の皆さま、ありがとうございました。

 今回、はじめてエントリーいただいた学校も9校もあり、新たな息吹を感じました。“流れる”というテーマをどう消化するのか? 頭を悩まされた方も多かったことでしょう。

 やはり、企画、コンセプトが面白くないタイトルはなかなか良い評価を得ることはできません。プロではなく、アマチュアならではのユニークで大胆な発想のゲームにチャレンジしていただきたいと思います。

 ただ、逆に、荒唐無稽な実現できないもの、ゲームにならないものを面白おかしく考えることがいいわけではありません。

 企画の本質をしっかりと見極め、コンセプトをはっきりさせ、なにが面白いのか? を自分でちゃんと練りこんだうえで、つくりあげてください!

 また、今回は数多くのエントリーがあったことは喜ばしいのですが、問題もありました。それは、お送りいただいた作品の中に、起動できないものや、動作不良のものが散見されたことです。

 面白いものをつくることも大事ですが、やはり、最低限守らないといけないことはあります。動作確認を必ずおこなうことを心がけましょう!

 また、今回は個人作品にも素晴らしいものが多数ありました。ゲームを開発する環境が整い、全国どこにいようとも、誰であろうともチャレンジできる時代がきたことをあらわしていると思います。

 来年以降も楽しみです! 東京ゲームショウ当日の最終結果発表をお楽しみにしてください!!

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