2016年8月15日(月)
皆さまこんにちは。他プレイヤー同士のオープンチャットを自分に話しかけられたと勘違いして、ログインしたままゲームを半日放置したこともある黒船Mk-IIです。
そんな黒船Mk-IIが、PC用オンラインRPG『エルダー・スクロールズ・オンライン(以下、ESO)』日本語版のソロプレイに挑戦する企画の第2回。
今回は、冒頭の黒船Mk-IIのような勘違いとは違う意味で“気付いたら数時間経過している”こともザラなクエストとクラフトについて見ていきたいと思います。まずはクエストから行きましょう!
第1回では、近所のおばちゃんを思わせる見た目の海賊船長から悪事の片棒を担ぐように言われたのですが……。
いくら命の恩人である海賊のおばちゃんことカリーン船長の頼みで、ターゲットが悪党とはいえ、この善良な黒船Mk-IIが盗みの片棒を担ぐだなんてできません! ……すみません。嘘をつきました。
正直、最初のクエストがいきなり盗みだと聞いてワクワクしています。フツーに生きていたら体験しない、ゲームならではのことですからね。それに何より、世界をぐりぐり見回ることができるってのが最高じゃないですか! というわけで船長、後でクエストが受けにくるから、それまで待っていてくれよな。
▲後回しにしたのは、もちろん理由があってのこと。盗みを成功させるには3人の協力者が必要みたいなんですよ。彼らを集めるのが先ってことですね。 |
さて、とりあえずどこに向かおうか迷っていたら、マップの右下にいかにも「試しに来てみなさいよ」と言わんばかりの島があるじゃないですか。ウォーミングアップがてら向かってみたのですが……。
▲見るからに怪しげな島が右下にあります。手近な冒険の目的地だと思っていたのに……。 |
!? アっという間にHPが削られて、よくわからないままに死亡しましたよ!! 本作では死亡原因や被ダメージが表示されるので、対策が考えやすくていいですね。……ってそういう話じゃないよ!
どうやら深みを泳いでいると魚型のモンスターに殺されるようです。これ見よがしな“初心者にうってつけですよ”的島で素人を釣っておいて、問答無用で殺すとはまったく容赦がありません。オラ、ワクワクしてきたぞ!
泳いでスタート地点の島から脱出するのは無理なようなので(実はあの後2、3回同じ死に方をしました。テヘ)、どうしたものかとウロウロ。すると、宝の地図を見つけたり、カリーン船長と対立している海賊シードレイクの集落を見つけたりと、クエストが次々見つかります。
「このクエストが終わったら脱出方法を探そう……あっ、次のクエストにつながっていた……。じゃあこれが終わったら……」。あっ、これ黙々とクエストをこなしているうちに寝る時間がなくなるパターンですわ。
クエストのどの部分が時間泥棒なのか? 簡単に説明したいと思います。『エルダー・スクロールズ』シリーズをプレイした人ならわかると思いますが、本シリーズには“しっかりとした世界設定が存在”しており数々のクエストには“そのフレーバーがしっかりとちりばめられている”という点が挙げられます。これがクエストの楽しさであり、時間泥棒な理由のひとつです。
さらに「この話って、あの話とつながっているんじゃ……?」といったように、各クエストで出てくる単語だったり人間関係だったりが、意外なところでつながったりするんですよね。それを追いかけていくのもまた楽しいところ。
加えて、クエスト内容のユニークさも理由のひとつですね。ただのモンスター退治であっても、無理やり現世に呼び戻された幽霊から「自分を呼び戻した司祭を倒してくれ!」と頼まれたり、臆病な戦士から「1人じゃあモンスター退治できないっす……」と泣きつかれたり。こちらの義侠心をあおるものから、ミョーにくだらないものまでさまざま。
しかもクエストの数がまた圧倒的なんですよ。1つのクエストを進めている間に別のクエストが見つかったりするので、「やることがなくなった……」ということがありません。むしろ中断するタイミングがわからなくなって困っています(笑)。
▲変装して敵の目をごまかす、敵にとどめを刺すか見逃すか選ぶなど、随所にプレイヤーが関与できる点がちりばめられているのもポイントが高いところです。 |
▲島を散策していたら“旅の祠”を発見。別の場所にある“旅の祠”に瞬間移動できる旅の必須施設です。これで島から出られる! けどクエストをこなしますよ。 |
クエストの時間を盗まれ続けて10数時間……おかしい。全然お金がたまらない。というか装備も満足に新調できない。おかげで王様を暗殺者の魔の手から救うクエストを颯爽(さっそう)と登場したのに、王様そっちのけで逃げ回るなんて展開に。
▲暗殺者はどうにか倒せたものの、必死に逃げ回りながら攻撃するという体たらく。ちなみに必死すぎていいスクリーンショットは撮れませんでした。すみません。 |
王様は救えましたけど、ギリギリでいつも生きていたいわけじゃありませんので、決意しましたよ。「これはもうクラフトで装備を整えるしかない!」ってね。ということで、クラフトに挑戦!
料理などは素材があればすぐに調理できるのですが、装備品は素材をいったん加工する必要があるようです。鉄装備の場合は、鉄鉱石を拾う→インゴットに加工→武器や防具を作成……という手順になるわけです。
▲クラフトで消費する素材は、マップのあちこちに落ちています。クラフトを覚えると宝の山に見えてきますね。 |
▲同じ装備でも、消費するインゴットを増やせば、強いものが作れます。その分、求められる必要レベルも高くなりますが。 |
▲装備品は自由に色を変えることもできちゃいます。非常に多くの色が用意されていますが、実績をクリアして解除する必要があります。ぐぬぬ。 |
▲食材を集めれば料理も可能……って、いかつい顔して作っているのが焼きリンゴというのは、ギャップがあって笑えますね。ときめきはないですが。 |
▲そんなわけで装備を新調! やはり自分で作った装備には自然と愛着がわいてきますね。 |
ぶっちゃけ、ゲームを進めていくうちに性能的にはもっと高いスペックのものを手に入れられるとは思うんですよね。でもある程度の期間、冒険で役立ったアイテムって、思い出が染み付いていてなかなか捨てられなかったり。
装備品だけでなく、ポ―ションをはじめさまざまなアイテムをクラフトすることができますし、それらは確実に戦闘や冒険に役立ってくれます。これもやっていると本当にすぐ時間が過ぎていくんですよねぇ。恐ろしや……。
本作ではアイテムの所持限界は重量ではなく個数(同じ素材などはいくつ持っていても1種類として計算)になっています。「これは持ち物の多さに困らないで済みそう!」なんて考えていたこともありましたが……クラフトを始めると素材を拾いまくるようになり、収納スペースなんていくらあっても足りません!
有料のプレミアムメンバーシップ・ESO Plusに加入すると、素材を無制限に収納できる“クラフト・バッグ”が使えるようになるそうです。素材を無制限、無制限に収納できるんですよ、奥さん! 加入しちゃおうかなぁ。すべてのDLCにアクセスできたり、課金アイテムを買うのに必要なゲーム内通貨“クラウン”も入手できますし。
▲キャラクター間のアイテムの受け渡しにも使える銀行。ですが、すでにここもパンク状態です……。 |
クエストをこなしてレベルを上げ、装備も新調できました。なんとなくいっぱしの冒険者になってきたような気がしますが、さらなる力を求めて次回はギルドに加入してみようかと思います。
ギルドには、戦士ギルドに魔術師ギルド、DLCを追加すれば加入できる盗賊ギルドに、“闇の一党(暗殺者ギルド)”といったシリーズおなじみのギルドに加えて、新たに冒険を好む連中の集まりである“アンドーンテッドギルド”が追加。
“アンドーンテッドギルド”では、どうやらダンジョンで役立つスキルが多数身に付けられるとのことなので、こちらもチェックしてみたいと思います。次回もよろしくお願いします!
▲本作で追加された新ギルド“アンドーンテッドギルド”。冒険者集団ということで、加入試験も洞窟探索です。 |
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