2016年8月10日(水)
セガゲームスが12月8日に発売予定のPS4用ソフト『龍が如く6 命の詩。』のプロローグが公開されました。
プロローグでは、『龍が如く5 夢、叶えし者』の物語から4年、その間に何があり、主人公・桐生一馬はいかにして新たな舞台である広島・尾道仁涯町へと足を踏み入れることになったのかが明らかになっています。
2012年、雪の降る夜。日本最大規模のライブ会場で数万のファンが見守る中、一人の少女が告白します。「私は、桐生一馬の家族です」
それは、1人のアイドルが1人の人間――澤村遥として、自身の本当の夢を宣言した瞬間でした。
時を同じくして、“堂島の龍”桐生一馬は、日本五大都市を巻き込んだ一大抗争の決着に辿りついていました。降りしきる雪の中、再会を果たす桐生と遥。その先には、小さく穏やかな日々が訪れるはずでした……。
一大抗争の後、遥、そして沖縄で待つ児童養護施設アサガオの子供たちとの暮らしを迎えるため、桐生は再び身を洗う決意をします。刑期は3年。幸せを手に入れるためには必要な代償でした。だがその僅かな“空白の時間”が、彼らの人生の歯車を狂わせていきます。
衝撃的な形で芸能界から引退した遥。それに対する世間の目は、予想を超えて苛烈なものでした。日夜繰り返される遥への誹謗中傷。大衆の興味という名の無垢な攻撃は、次第にアサガオの子供たちへもおよんでいきます。遥は独り、己の覚悟の甘さを思い知らされていました。
そして2016年。刑期を終えた桐生は、出迎えたアサガオの子供たちから残酷な事実を知らされます。遥の失踪。自分がアサガオにいることで子供たちに悪影響がおよぶことを恐れた遥は、ある日、こつ然と姿を消していました。
事態を予想できなかったこと、傍にいてやれなかったこと。沖縄へと戻った桐生は、自分の不甲斐なさに苦しむのでした。
遥の行方を探る桐生は、東京・神室町へと向かいます。ですが、旧知を頼りながら足取りを追うものの、一向に手掛かりはつかめません。途方に暮れる桐生の元に、刑事の伊達から1本の電話が入ります。
そこで告げられたのは、遥が交通事故に遭い、意識不明の重体だという信じがたい事実でした……。
病室で眠る遥の姿に打ちのめされる桐生。そんな中、遥が失踪中に広島にいたことが判明します。広島の東部の古い街、尾道仁涯町。そこは東城会、近江連合という裏社会の二大勢力いずれにも与せず、独立独歩の姿勢を貫く組織・陽銘連合会が牛耳る地域でした。
東城会の手がおよばない、桐生にとって未踏の地。その広島になぜ遥がいたのか。遥の事故は本当に偶然起きたものなのか。危険を覚悟の上、広島・尾道仁涯町へと足を踏み入れた桐生を待ち受けていたのは、都会の常識が通用しない独特な雰囲気の街と、何かを隠し続ける尾道の住人たちでした。
遥はなぜこの街に来たのか。桐生空白の時間に、遥に一体何があったのか。そして、遥の事故により明らかになってくる“もうひとつの衝撃”。さまざまな謎を抱え、桐生は不可侵の地のさらなる深みへと踏み込んでいきます……。
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