2016年8月10日(水)
吉野裕行さんニューシングル『DRAMATIC SURF COASTER』収録後インタビュー
8月3日にニューシングル『DRAMATIC SURF COASTER』を発売した吉野裕行さんは、現在ライブツアー中! 新曲への想いや、浪川大輔さんとのユニットUncle Bombの1stイベント時の思い出などをたっぷり語っていただきました。
▲豪華盤ジャケット | ▲通常盤ジャケット |
――「DRAMATIC SURF COASTER」のカップリング曲についてうかがいます。「Tricky Love」は、どんな楽曲だと思いますか?
どんな曲にしようかと考えながら、いろいろな曲のPVを見ました。そのときに僕が影響を受けたアイドルグループの曲に、こういう感じの曲があって……と提案させて頂いたんです。いままでダンスできるようなものがあまり多くなかったので、踊れる楽曲を作ることになりました。
上がってきた曲はファンクっぽくて、タイトル通りトリッキーな感じになったと思います。歌詞は以前発売したミニアルバムに入っていた「CATWALK」のように、大人の恋愛の駆け引きを書いてもらいました。いろいろな駆け引きが表現されているので、そのあたりに注目していただけたらうれしいです。
――吉野さんとファンが一緒に踊るような曲なんですか?
できたらスゴイなと思うのですが、一緒に踊れる感じの曲ではないかもしれないです。あとはもう、僕が踊れるかどうかの問題ですね(笑)。ダンスが得意ではないので、歌いながら踊るのは難しいですし、僕自身、歌うだけでもまだまだ難しいので、ギターやダンスが加わるとやっぱりハードルが高いです。相当訓練しないといけないので、がんばっていかないといけませんね!
――ダンスが苦手とのことですが、6月に開催された「Kiramune Music Festival2016」ではガッツリ踊られていましたね!
あのときは浪川大輔さんが一緒ですからね。でも、あれからダンスが楽しくなりました。きっかけは浪川さんと組んでいるユニットUncle Bombの楽曲「Party Star」で、2人だからということもあるかもしれませんが、この曲で練習しているときに踊ることが楽しくなりました。
――技術を盗むではないですけど、やはりいいところはどんどん吸収していきたいですよね。
浪川さんは体の使い方や見せ方がキレイで、彼のダンスが好きなんです。だから一緒にやっていくうちに、どんどん踊ることが楽しくなっていきました。もちろんまだ失敗もしますけどね(笑)。
新曲「Tricky Love」も、そんな感じで自分らしくできるようになったらいいなって思います。ちゃんと歌とダンスが1つのセットというか、合致できたら楽しいですからね。今後はギターもそうなっていくといいのですが、弾きながら歌うのはなかなか難しいです。
――もう1つの新曲「シャララ」は作詞されたとのことですが、こちらはどんな楽曲なんですか?
ディレクターさんからは「とにかく怒ってる詞をいっぱい書いてきて下さい」と言われました。作詞の内容に関してはディレクターさんに色々と手伝って頂きました。内容的には「どんなことも大概どうでもいい話にして、クリアな形にしてやりましょう!」といった感じです。
この曲は最初、メロディに合わせて歌う形だったのですが「メロディは無視して、たくさんしゃべってほしい」と指示を受けて、どんどん詞が増えていきました。とくにBメロの間に入る詞は全然決まっていなかったのですが、仮歌を録っているときになんとなく勢いで言った言葉が、そのまま採用になったりしています。
レコーディングも7回くらいテイクを重ねましたが、回を重ねるごとに「もっとこうしたほうがいいかも」と迷走してきちゃって(笑)。そういうところって普段の声の仕事に近くて、テストのほうが集中しておもしろいことが出来たりするんですよね。「シャララ」も、仮歌のときが一番自分の素直な気持ちが出せていたみたいですね。
――え!? そうなんですか?
この詞はすごくタイミングが難しいと思います。聴いてくれるみなさんのほうがちゃんとテンポがわかっていたりすると「吉野さん、テンポがわからなくて感覚でやってるんだな」ってすぐバレちゃいますね(笑)。ブレイク時にひとことを必ず入れるので、そこまでにセリフが収まらないと……(笑)。
――詞を考える際に苦労はされましたか?
詞を作るのって難しいなって思いました。メロディに合わせて歌う曲じゃなかったから書けているけど、合わせるとなるとうまく言いたいことを書けないかもしれません。まあ、今回はたくさんの言葉を出さないといけないという点では大変でしたが、とくに苦労はしませんでした。
――とても勢いのある歌ですよね。
怒っているようにセリフを話していますが、どうでもいいようなことについてつづっているだけなんですよね(笑)。ただ、それを具体的に書くとおもしろくないので、言葉を変えて表現してみたりしています。
いつか解説できる日がきたらおもしろそうですが、まずはみなさんでどんな意味なのかを考えてもらえたらいいかなって思います!
――また最近では浪川大輔さんとのユニットUncle Bombの1stイベントもありましたが、参加してみていかがでしたか?
やりたいことをやらせてもらえてありがたいですね。Kiramuneには何本かの柱があるってよく言いますが、どうせなら、1stイベントではそれらを全部表現してみよう!っていう話しになったんです。
幕間映像みたいなものをCM風に作ったり、クイズ番組っぽくしてみたり。作家さんの意見にも乗っかりつつ、僕たちは自由に遊ばせてもらいました(笑)。まだ1回目なので今後どういう形になるかはわかりませんが、続けていきたいですね。
――テレビ風になっていた点もおもしろい試みですよね。
今はインターネットでいろいろな情報がすぐに手に入ります。好きなタイミングで見ることもできますがそうではなく、そのときじゃないと見られないテレビが好きなんです(笑)。あと一緒に組んでいる浪川さんが、いろいろ「いいよ」って言ってくれるので、それがうれしかったです。
浪川さんは、同じ方向を見ていてもアプローチの仕方や考え方が僕とはちょっと違うんです。どっちも譲るときもあれば、譲らずに強く訴えるときもあったりして。でも、衝突してもめることもなく、すんなり物作りができました。
――お2人は波長のようなものが合うのかもしれませんね!
浪川さんは誰とでも合わせられそうな才能をお持ちなので、懐が大きいなって思います。いろいろな場面で、僕のことをうまく受け止めてくれているなって感じます。
――一緒に何かをやることで刺激を受けることはありましたか?
ありますね。「Party Star」で苦手なダンスをしてもおもしろく感じられたことも刺激の1つです。イベントのタイトルを決めたりするのも2人で話し合って決めていきました。……確かに彼とはやりやすいのかもしれません!
――1stイベントといえば、吉野さんによる浪川さんへのサプライズもありましたね!
ちょうど浪川さんの誕生日だから何かやりましょうって、スタッフさんと話し合って実行することになりました。イベントでは浪川さんの歌を僕がギターを弾きながら歌うというサプライズを披露しましたが、練習ではできたことが人前でやるとなると間違えてしまうんですよね。
リハーサル中は浪川さんとはずっと一緒にいましたし、サプライズ部分の演出なのでリハーサルも全然できなくて大変な部分もありましたが、浪川さんがファンのみんなに向けて歌うことで届けたいと想って作詞した曲を、僕は逆に彼に届けたいって思ったんです。
あのイベントで浪川さんが考えていることに曲を通して触れたことで、浪川大輔という人間を1つ知るきっかけになってよかったです。いいことを言うなコイツ!! って思いました(笑)。
現在発売中の電撃Girl’sStyle9月号(8月9日発売)では、別の質問に答えていただいています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね!
■商品情報
▼DRAMATIC SURF COASTER
■発売日:2016年8月3日発売
■豪華盤(初回限定生産)2,000円+税
封入特典:
DVD <収録内容>1.DRAMATIC SURF COASTER(MUSIC CLIP)、2.TRAILER
初回生産分封入特典:メッセージカード
※通常盤とは写真・メッセージが異なります。
■通常盤 1,400円+税
初回生産分封入特典:メッセージカード
※豪華盤とは写真・メッセージが異なります。
(C) Kiramune Project
データ