2016年8月15日(月)
幽霊よりも生者が怖い。赤いストーカー女の生々しさがヤバイ最恐アプリ
ホラーゲーム好きの間でも評価が高い、EDGESが配信中のiOS/Android用アプリ『赤い女』を紹介します。ガチで夢に見る系の怖いゲームなので、そういう耐性がない人にはオススメしません。
極上のホラーゲームを望む人、怖くても文句を言わない人だけ、続きを読んでいただければと思います。
本作は、スマホ史上“最恐”と言われたホラー脱出ゲーム『呪巣』の開発スタッフが、新たな恐怖を模索して作り上げたタイトルです。最大の特徴は、幽霊が出ないこと。リアルに起こりうるストーカーの恐怖を体験する内容となっています。
▲背筋がぞわぞわ。これですよ、これ。心霊とは違う味わいがある怖さも大好きです。 |
●『赤い女』プロローグ
気が付いたとき、そこはすでに使用を禁じられた古い公衆トイレの中だった……。
入口には鍵がかけられており、窓からも出ることができない。
完全に閉じ込められている……。
薄暗い闇の中、一通の赤い手紙を見つけた。
中には見覚えのない不気味な女の写真と顔のくり抜かれた男の写真がカップルかのごとく貼り合わたものが入っていた。
写真の裏には赤い文字でこう書かれていた……。
「あなたの愛を確かめたい」
監禁状態からの脱出を目指すわけですが、スタート地点が公衆トイレという時点で気持ちが悪くなりますね……。いい意味で!
▲トイレに監禁。ちなみに、窓の外から見られています。 |
▲少しわかりにくい気がしたので、拡大してみました。 |
ゲームシステム的にはしっかりとしたアドベンチャーゲームとなっており、歯ごたえもそこそこあります。かなり本格派ですが、ゲーム内アイテムでヒントをもらうこともできるので、ちょっと謎解きが苦手な人でも先に進めると思います。
いろいろな寄り道をすることでキスマーク(いわゆる実績解除)を探す楽しみが用意されているところもポイント。怖いゲームとして認知されている本作ですが、システム部分もちゃんと作り込まれています。
▲ゲーム的には完成度が高い脱出アドベンチャーです。 |
そんなゲーム的なクオリティもさることながら、やっぱり本作の大きな魅力は恐怖と狂気になるでしょうね。携帯電話やSNSなどを模した、リアリティがある恐怖演出のレベルが高くて、ゲームとわかっていながらも、なんだかイヤな気持ちになってしまいます……。
▲既読スルーとか許されない雰囲気。 |
狂気的な落書き、目のドアップを移した写真が添付されたメール、格子のはまった窓の隙間からのぞいてくる顔……。心霊要素がなくても十分に心がキュッとしてしまうわけですね。
▲やーん。こういう写真を送ってくる神経が信じられません。 |
個人的な経験則で、トイレが汚くて怖いゲームには当たりが多いと思っていますが、この『赤い女』もその代表例。こういうゲームを遊ぶと、夜の公園の公衆トイレが本当に本当に怖くなって困ります(苦笑)。
ちょっとどこかが壊れてしまった人間の怖さが、そこかしこから感じられる本作。怖いものが苦手な人にはまったくオススメしませんが、ホラーゲームが好きな人には、ぜひ一度遊んでほしいゲームです!
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