【mondialが解説! #5】『COJ』トップエージェント対決動画(紫単デッキ)を読み解く
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そのトップランカーによるプレイ動画を"『COJ』電アケ的トップエージェント対決"と銘打ち、<電撃アーケードch>で配信しています。
今回は、"『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.20:mondial/紫単デッキ"と、"『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.21:mondial/紫単デッキ"について、mondialさん自らに試合解説と対戦中の思考を語っていただきました。
こんにちは、mondialです。
カード追加から10日以上たちましたが、みなさん新Ver.のカードはそろえましたか? Ver.2.0EX1のカードには、紫デッキで使う《彼岸のメイカ》《混沌神カオス》《悪意のプレリュード》《ナイトガーデン》といったカードや、青と緑で組まれた通称"鰤ハンデッキ"(《聖少女ブリギッド》とハンデスカードを中心としたデッキ)で使う《グレイブガーディアン》といったカードがあるので、新カードの強さにいまいちピンときていない方は、ぜひこの記事を見て興味を持っていただければと思います。
現在の環境ですが、紫単デッキはもちろん、鰤ハンデッキや前回のにゃしぇさんが紹介していた珍獣紫デッキが多い感じですね。
そのようななかで、今回僕が使用しているデッキは紫単デッキです。
【使用デッキ】
このデッキは、あのちょもすさんにも好評をいただいたデッキで、ドロー効果の付いたインターセプトカードとユニットカードが多く入っており、従来の紫デッキの課題となっていたハンド管理や盤面処理が非常に楽になっています。
《魔導女学院生エリン》が2枚入っているのは、先攻時のマリガンを楽にするためと、紫ミラー対決で重要な《パイモン》を安定して早いターンに引くためです。
そして、トリガー割り用のカードが《ダークプリズン》1枚だけなのは、ドロー付きインターセプトカードによるすばやいデッキ圧縮で、1枚でも対戦中に引きやすいことからです。また、今の紫の勝ち筋は、以前までの《魔天ルシファー》によって一気に大量のライフを奪うといったものだけではなく、《混沌神カオス》による強力な盤面処理をいかした勝ち筋もあるため、《デストラクションスピア》や《アムネシア》といったカードをすべて破壊する必要がないからです。
ジョーカーの1つに《ワンダフルハンド》を選択しているのは、相手のデッキが鰤ハンデッキなどでジョーカーに《明天凶殺》を選択している場合に、《ワンダフルハンド》以外のジョーカーでは勝つことが非常に厳しいためです。
【マリガン基準】
マリガンの基準は先攻の場合は《彼岸のメイカ》、または《魔導女学院生エリン》+《封札の紫呪印》or《魔性のペンダント》or《背徳の翼アザゼル》といったところですね。後攻の場合は、《背徳の翼アザゼル》or《パイモン》+《封札の紫呪印》or《魔性のペンダント》です。
今回は、紫単デッキで対鰤ハンデッキへのプレイングについて研究してきたので、その解説をさせていただきます。まずは動画のほうを見ていただければと思います。
■『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.20:mondial/紫単デッキ
【1ターン目】
おそらく相手の方のデッキが鰤ハンデッキかと思い、《パイモン》を軽減に使っています。
【2ターン目】
《聖少女ブリギッド》はやっかいなので、優先して焼きにいきます。ラグで《アムネシア》がトリガーゾーンにあることがわかりました。
【3ターン目】
デッキを回している途中で《魔導女学院生エリン》を引けたのはラッキーでした。これで《魔人の羽化》を組み合わせることで、《邪眼天使サリエル》を召喚されても対応できる確率が上がりました。1点を奪いたいところですが、これも《邪眼天使サリエル》を召喚されたときにブロックできる確率を上げたかったため、攻撃しませんでした。
【4ターン目】
予想どおり《邪眼天使サリエル》を召喚されましたが、見事にブロック可能なユニットに破壊効果をヒットさせられてしまいました。そのことによる動揺もあり、《ニャザード》をオーバーライドしてしまいましたが、これは大きいミスですね。相手のジョーカーが《明天凶殺》で、ジョーカーをこちらから先に使ってしまうとほぼ負けてしまうため、使用できません。
また、《混沌神カオス》の召喚もあまり有効ではないので、ここはユニットを横に広げて耐えるしかありませんでした。そのため、《ニャザード》2体を含めてユニットを5体展開するのが正解でしたね。引いた変なトリガーカードは気にしないでください(笑)。
【5ターン目】
非常に厳しい展開になりましたが、一応は《混沌神カオス》によって盤面をきれいに処理できました。ここでトリガーゾーンにカードを2枚挿したのはやってはいけないミスですね。《ダークマター》で割られたからという訳ではなく、鰤ハンデッキに対して手札を2枚以下にすると、簡単に手札を0枚にされて《グレイブガーディアン》の特殊召喚の条件を満たしてしまうためです。
【6ターン目】
このような展開になってしまうと、ほぼ負けが確定してしまいます。《ワンダフルハンド》を先に使うと、後で《明天凶殺》を使われ手札をすべて削られてしまうからです。鰤ハンデッキ対紫デッキでは、先にジョーカーを使ったほうが負けることが多いので、気をつけましょう。
【7ターン目】
打つ手なし……ということでサレンダーしました。
このままじゃ終われねぇ……ということでリターンマッチしてきた動画を撮ってきましたので、よろしければそちらも見ていただければと思います!
■『COJ』電アケ的トップエージェント対決Vol.21:mondial/紫単デッキ
【1ターン目】
マリガンは少しミスしたように見えるかもしれませんが、鰤ハンデッキ相手にはいいマリガンになったかと思います。相手のデッキの全体除去カードが《始世姫ジョカ》しかないため、コストの大きいユニットを展開していくより、コストの小さなユニットを数多く並べていくことのほうが有効です。
【2ターン目】
《サイクロプス》を召喚されたからといって焦らずに、ドロー効果を持つユニットを並べて手札を温存しつつユニットを展開していくことが大事です。無理な軽減をしなければ、手札が大きく減ることはありません。
【3ターン目】
ここでは《始世姫ジョカ》をケアしません。盤面に差があまりないため、ユニットを撤退させて、《聖少女ブリギッド》や《邪眼天使サリエル》によって一気に不利になってしまうリスクを避けたかったためです。
【4ターン目】
ここでも《始世姫ジョカ》と《邪眼天使サリエル》or《聖少女ブリギッド》を天秤にかけています。《悪意のプレリュード》を2枚使わなかったのは、使ってもライフを奪えませんし、《始世姫ジョカ》や《邪眼天使サリエル》を召喚された返しのターンのために温存したかったからです。どちらがきても対応できる手札と盤面を維持することが大事ですね。
【5ターン目】
ライフを奪えそうな盤面になったので、ここで一気にたたみかけます。
《混沌神カオス》は第2効果([▲2]このユニットがアタックした時、あなたの紫ゲージが2以上の場合、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それを対戦相手の手札に戻す。あなたの紫ゲージを-2する。)も便利で、このような使い方をすることもまれにあります。ここで前回の反省を生かし、トリガーゾーンに2枚だけカードを伏せてターンを返しました。ジョーカーゲージもたまっているので、《明天凶殺》を使われても大きなダメージにはなりません。
【6ターン目】
《サイレンスビロウ》と《ニードルレイン》で勝ちだと思う方も多いかもしれませんが、ここは《ワンダフルハンド》を使います。確率は低いと思いますが、トリガーゾーンに伏せられているカードが《世界創生》だった場合、負けてしまう可能性があるため、リスクを負わずに安全に勝ちにいきます。優勢なときほど、リスクを負わないプレイングをしたいですね。
【7ターン目】
デッキ内のカードの残り方も強かったため、最後は簡単に詰めることができました。
2試合と長くなりましたが、少しでもこの記事が、紫デッキを使っている方の対鰤ハンデッキ用に役立つようであればうれしいです。
また次回をお楽しみにしてください! ありがとうございました~。
(C)SEGA
- ▼『コード・オブ・ジョーカーS』
- ■メーカー:セガ・インタラクティブ
- ■ジャンル:思考型デジタルトレーディングカードゲーム
- ■操作方法:専用コンパネ
- ■プレイ料金:基本プレイ無料
- ■プレイ人数:1人