2016年8月19日(金)
バンダイナムコエンターテインメントから10月27日に発売となるPS4/PS Vita用ソフト『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』。その最新ROMレビューの第2回をお届けします。
レビュー第1回では、戦闘部分をメインにお届けしていきましたが、第2回のレビューでは、冒険の拠点となる《はじまりの街》でできることや、ヒロインたちとのデートについて書いていこうかと。
《はじまりの街》は、いくつかのエリアに分かれていて、施設が充実したところ、展望がいいところなどさまざまです。それでは街の中を少し見ていきましょうか。
・転移門広場
このエリア中央にある転移門からは、《SA:0》内のさまざまな場所に転移することが可能となっています。また、倉庫を開いて持ち物を整理することも可能です。
▲冒険に出かけるのはここから! |
転移門のそばにある掲示板では、サブクエストを受けることができます。これまでのシリーズにもあったものとほぼ同じシステムですね。どこかに冒険に行く際には、ついでに受注しておくといいでしょう。
▲掲示板の前にはたくさんのキャラがいますね。掲示板をのぞくと、現状で受けられるクエストの一覧が表示されます。 |
・展望台
こちらでは、大きくせり出した展望スペースから、空中に浮かぶ浮島を眺めたりできます。このエリアには、フードやドリンクなどを購入できるカフェなどがあるみたいです。
▲アスナもお気に入りのご様子です。 |
▲カフェやパン屋、クレープ屋などが並んでいます。もちろん購入して食べることもできます。 |
・商店通り
武器屋に防具屋など、多くのプレイヤーが必ずお世話になるであろうさまざまな店が立ち並ぶ区画です。ここで冒険に旅立つための装備やアイテムを整えることができる他、キリトの部屋がある宿屋で休憩できたりします。
▲鎧の看板を出している店が防具屋、隣の剣の看板を出している店が武器屋です。 |
▲防具屋&武器屋を離れてエリア中央に流れる川を渡ると、宿屋などがあります。 |
▲各商店をどう利用するかはプレイヤー次第ですが、ゲームを開始したらまずはのぞいてみるといいでしょう。 |
ちなみに、このゲームではいろいろなことを好きなタイミングでできるため、ゲーム進行に必要なことを忘れてしまいがちです。「ゲーム(ストーリー)が進行しないな~」と感じたら、メニューの“EVENT LIST(イベントリスト)”を開いて、現在やるべきことを思い出すようにするといいでしょう。
▲メニューのこの項目から確認できます。 |
この街でできるもっとも重要なことの1つ……そう、それは、ヒロインたちとのデートです! ヒロインたちと街を歩いていると、時折このようなピンクのアイコンが表示されます。ここで話しかけてみると、こちらの画面に移行します。
▲このアイコンが出た時に話しかけると……。 |
▲ヒロインたちの前にハートマークが表示される、デート会話シーンへ。 |
ここでは、相手の会話に対してうなずいたり首を振ったりするYes・No形式で会話を楽しめます。また、話を振られてから一定時間リアクションを示さないと、彼女たちの話を無視したと取られてしまいますので、注意しましょう。
▲好感をもたれる返事をすることができれば、ハートマークからピンクの音符などが飛び出します。 |
▲返事によっては、ヒロインたちがしょんぼりしてしまうことも。なんでもうなずけばいいってわけでもないので、その辺は実際に遊んでみた時にいろいろと試してみてください。 |
その他にも、左右に回り込んだり、ヒロインたちに近づくこともできます。近づいてみると……んん? “見つめる”というコマンドが出てきました。
▲アスナを見つめてみます! |
▲すると画面に変化が。右下に、ピンクのハートが出てきました。雰囲気がよくなってきたということでしょうか? |
ということで、ヒロインたちに近づくことで特定のアクションを取ることができるようです。もっと近づいてみると……おや、ハートマークの色が紫っぽくなりましたよ?
▲ハートの色が紫っぽくなって、“ほほをつつく”というコマンドが。 |
▲ほほをつついてみたところ、右上のFeelingが“フツウの状態”から“楽しい雰囲気”に変わりましたが、右下のハートはなくなりました。 |
この後、アスナの問いかけに対していい印象を与えられずに会話が終わってしまいました。このあと、何度か会話を試してみましたが、これらのことがわかりました。
・距離を縮めていくとハートマークの色がピンクから紫、青、水色へと変化していき、さまざまなコマンドが表示される。
・水色に近い状態になればなるほど、会話で悪い印象を与えた際に会話が終了しやすくなる。
・会話を無視するのはとてもよくない。
・近づくことで表示されるコマンドを実行すると、Feelingが変わることがある。
・ハートマークの色が水色に近づいていっても、会話でよい印象を与えると、再びハートマークの色がピンクに近づいていく。
といった感じです。また、街中でヒロインのほうをむくと“手をつなぐ”などのコマンドが表示されますが、いきなり手をつなごうとすると、ビックリされてしまいます。
▲いきなり手をつなごうとしたら、そりゃ驚きますよね。 |
しかし、会話でFeelingをよくした状態で手をつなごうとすると、「あっ…」と声をもらしはするものの、しっかりと握り返してくれました!
▲やったぜ! |
さらに、会話でヒロインの気分をしっかりと盛り上げておけば、待望の“お姫様だっこ”をすることも!
▲ここまで来るのは、結構大変でしたよ……。 |
この記事を書くにあたって、何度かデート会話をプレイしましたが、簡単なようでいて奥が深いです。彼女たちの問いかけにはうなずくだけではダメで、しっかりと聞いて答えてあげる必要があります。
それに、距離を縮めていくことで行うことができるアクションも、「これくらいは大丈夫だろう」と思った行動がよくない結果になったり、逆に「アカン、やりすぎた!!」という行動が割と大丈夫だったりします。このへんの見極めが大変ですが、とても楽しいのです!
▲これが見極めを誤ったものの末路……。でも、あきらめずにまたデート会話に持ち込みましょう! |
▲こんなアスナの問いかけに、あなたならどう答える? |
また、ヒロインたちとのデートは、冒険にも役立ちます。キャラクターはそれぞれいくつかの感情を持っていて、それらはステータスや戦闘中の行動にいろいろな影響を与えるのですが、実はデートでの会話は彼女たちの“感情”と深い関係があります。
▲こちらはアスナが持っている感情の一覧です。 |
▲新キャラ・プレミアは、NPCということもあってか感情がありません。キリトとの触れ合いでどう変化していくのでしょうか? |
本作では、デートを通じてヒロインたちに新たな感情を芽生えさせることができるのです。そして生まれた感情は、コミュニケーションや戦いを通じて(戦闘中に“Good”を送るなど)成長させることができます。
そうした育成におけるメリットはもちろんですが、ぶっちゃけヒロインたちとの会話や恥ずかしがる様子を見るのはめちゃめちゃ楽しいです。デートアイコンが出るポイントを探し回ってデートして……を繰り返しているうちに、軽く数時間経っていることもざらです(笑)。
この記事では“お姫様だっこ”までの流れをレビューしましたが、この先にどんなアレやソレが待っているのか気になりませんか? なりますよね! そちらについては8月25日発売予定の『電撃PlayStation Vol.621』や、電撃オンラインに後日情報が掲載されるかも……? 気になる人は忘れずにチェックしてくださいね。
さて、せっかくですのでこのレビューを書くために撮ったスクリーンショットなどをお見せしていこうかと。
▲こちらは、一人称視点にしてみたところ。視点は。方向キーの上を押すことで切り替えられました。あっ、後ろにリズベットが歩いています。 |
▲《Cocoa》という名前のキャラクターが街を歩いていました! 髪形などは違いますが、これはひょっとして……? |
▲ベンチで休憩していたら、隣にシリカが。しばらく見ていると、おもむろに本を読み始めました。どんな本を読んでいるのでしょうか? |
▲デート会話で悪い印象を与えて会話が終了してしまった直後。一人称視点に切り替えてアスナの顔をのぞいてみると、機嫌が悪そうに眉根を寄せています。 |
▲ヒロインたちの表情は、デート会話時でなくてもいろいろと変わるみたいなので、時折一人称視点にしてみるのも楽しいのではないかと。 |
▲デート会話時に、どれだけ近づけるか試してみました。よく見ると、顔が赤くなったりもするんですね。 |
電撃屋限定の『SAO ホロウ・リアリゼーション』スペシャルパックの予約を受け付け中です。このパックは、PS4とPS Vitaの両機種で発売され、それぞれ初回限定生産版と通常版が2種類用意されます。
付属する電撃屋限定の特典はどちらも同じです。また、早期購入特典のゲーム内衣装“いにしえの装備 メイド服”も付属します。初回限定生産版のスペシャルパックは、もともとの豪華特典に加えて電撃屋の限定特典が付属するフルパッケージです。
電撃屋限定の特典は“abec先生描き下ろしA3タペストリー”、“オリジナル缶バッジ”、“ゲーム内衣装「ナイトウェア」のプロダクトコード(※)”の3点です。A3タペストリーのイラストは、初回限定生産版に付属する収納ボックスのものとは別のものになります。
※ゲーム内衣装“ナイトウェア”はソフト発売後、配信される可能性があります。
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