2016年8月26日(金)
どうもこんにちは。黒船Mk-IIです。PC用オンラインRPG『エルダー・スクロールズ・オンライン(以下、ESO)』ソロプレイレビューの最終回となる今回は、ギルドに加入してみたいと思います。
▲盗賊ギルドの入り口です。とってもストレートに“鼻つまみ者”感がありますね。 |
前回は、これからのこと(盗んだ高価なアイテムをさばく)を考えて、とりあえず盗賊ギルドに入っておきたいと考えていたところで終わりました。レビュー第3回では、いよいよギルドに所属しようと思いますよ。
『エルダー・スクロールズ』シリーズでは、それがアイテムとして配置されているものであれば、売り物だろうと馬だろうと盗むことができました。
本作はオンラインRPGということで、さすがに盗めるものがずいぶん少なくなってしまいましたが(なんでも盗めてしまうとゲーム内の経済がおかしなことになってしまいますしね)、それでも他のゲームに比べると圧倒的にユビ技を披露する機会が多いです。
▲盗みをする時はバレないように隠密行動をとる必要があります。もし、バレてしまうと懸賞金をかけられてしまいます! |
モラルにとらわれなければわりとお得な盗みですが、1点だけ問題があります。それは、一般の店では盗品を売れないということ。高価なアイテムだからと盗んでも、売れなければまさに宝の持ち腐れなわけです。そんな悩みを解決してくれるのが、盗賊ギルド。
盗賊ギルドのメンバーであれば、専門のお店で盗品でも買い取ってくれます。裏社会バンザイ! そんなわけでマップを見てみるとありましたよ、うさんくさい場所が!
▲赤い枠で表示されているのが盗品です。たとえリンゴ1つであっても盗品かどうかを見破って買い取り拒否。恐るべし、タムリエルの商人! |
▲フィールド上には盗賊ギルドに加入しないと開けられない宝箱がいくつもある模様。中身が気になります! |
▲どうでもいい話ですが、盗賊ギルドの場所がまるわかりな状況はどうなんでしょう? あえて「無害ですよ」とアピールしている説を唱えたいところ。 |
盗賊ギルドにお邪魔すると、いかにもな怪しいキャラクターたちが。シリーズのお決まりとして、まずはギルドマスターから加入クエストを受けるところから始めるのかと思って探しますが、ギルドマスターが見当たりません。「ははん、ギルドマスターを見つけることが最初のクエストなわけね……」と思ってそこらのNPCに話を聞きますが、どうもそういう様子ではないみたいです。
こ、これでは盗品をさばけない!! と愕然としつついろいろと調べていたところ、驚愕の事実が判明。ギルドに加入していなくても、盗品をさばくことができるのです! これはシリーズを遊んでいるがゆえにハマる巧妙な罠ですね……。本作では、盗品商は盗賊ギルドの管轄ではなかったのか。
▲ギルドメンバーでなくても気軽に盗品を引き取ってもらうのはありがたいですが、出鼻をくじかれた気がしないでもないのが複雑なところ。 |
どうやら盗賊ギルド、そして“闇の一党”という暗殺者ギルドは有料DLCとのこと。だから盗賊ギルドに所属しなくても盗品を売ることができる様子です。「ははん」なんて言って見当違いのことを考えていた自分が恥ずかしい……。そして、ギルドに所属せずに目的を果たしてしまった!
【黒船Mk-IIの『ESO』ソロプレイレビュー、完】
いやいやいやいや、終わっている場合ではありません! せっかくなので、現状で加入できる戦士ギルドと魔術師ギルド、そして『ESO』から新たに加わった冒険者ギルド“アンドーンテッドギルド”の3つのうち、どれかに所属したいと思います。ここはやっぱり新しいものを……と考えて、まずは“アンドーンテッドギルド”へ向かってみることにしました。
▲ギルドといっても特定の建物があるわけではなく、酒場の片隅を占拠して(飲んだくれて)いる模様。自由だなぁ。 |
“アンドーンテッドギルド”に行くと、ギルドマスターから「加入したければ“スピンドルクラッチ”という“パブリックダンジョン”に行って実力を見せてみろ」という指示が。
“パブリックダンジョン”は、2人以上での参加を前提にしたちょっと難しめの難易度らしいです。2人以上。でも僕はぼっち。大丈夫かな、と思っていろいろ調べてみると、ダンジョンにいるのは蜘蛛で、そんなに強いわけでもなさそうです。大量にいるらしく、そのことだけが気になりますが、少しずつ引き寄せて戦えばなんとかなるでしょう、ぼっちでも!
▲“スピンドルクラッチ”内には大量の蜘蛛の姿。油断できる相手ではないとはいえ、戦い方次第では……。 |
無理!! 少しずつ引き寄せようとしても、アイツら近寄ると一斉に襲い掛かってくるんですよね。とりあえず防御力の向上と攻撃力の増強か敵をまとめて相手にできる範囲攻撃、あとは回復手段の確保が必要です。……なんだ、つまりは戦闘に必要な要素が全部足りてないじゃん!
と気付いたところで“アンドーンテッドギルド”の所属は断念! 「冒険者なんか無理やったんや……」と嘆きつつ、次は戦士ギルドに行こうかと思っていたら(こりない)、なぜかクエストは解決状態。よく考えたら「ダンジョンに行け」とは言われたけれど、「中の敵を倒せ」とまでは言われていませんでしたね。おっかなびっくりギルドに戻ると、無事に帰ってきたことをメンバーが口々にほめてくれて、加入を認めてくれました。……あれ、なんだろう。なんか、すごく複雑な気分なんですけど。
▲みんなで新メンバーを祝ってくれるノリのいい先輩メンバーたち。言えない……まさかフルボッコにされて帰ってきたなんて。 |
▲こちらが“アンドーンテッドギルド”で取得できるスキルの一覧。基本的にはパーティプレイで力を発揮するものが多いようです。 |
てなわけで、精神的ダメージを受けつつも、“アンドーンテッドギルド”に無事所属できました~。いずれ力をつけたら、“スピンドルクラッチ”に再挑戦してやりますよ!
しかしなんだか消化不良! いえね、やっぱり、ぼっちなのにパーティ向けのダンジョンに行ったのが悪かったんですよ。あまり準備もしていなかったし!(言い訳)
というわけでこの胸のモヤモヤをどうにかするべく、戦士ギルドにも掛け持ちで加入を試みます。……次は戦闘とかがないクエストだといいなぁ。戦士ギルドだけど。
▲加入のために戦士ギルドへ。次は何を倒して来ればいいんで……え、見習いとはいきなり加入!? |
どんなモンスターを狩ってこいと言われるかヒヤヒヤしながら採用担当っぽい人に話しかけたら、即採用でギルドマスターにあいさつしてくるようにとのこと。……ありがたいんスけど、戦士ギルドとして本当にそれでいいんスか? 自分、試験とかないと逆に不安になるんスけど。
ギルドマスターにあいさつをすると早速メンバーであるメリックとエリフと合流して、力を貸してこいと命令がくだりました。初任務です。即採用には驚きましたが、なんだかそれっぽい雰囲気になってきましたよ! ワクワク!!
▲戦士ギルドでは先輩にあたるメリックとエリフ。メリックはその優秀さゆえに、モルグバルに仕える“虫の教団”の信者から狙われているとのこと。 |
合流地点に向かうと、いきなりデイドラに襲われている戦士ギルドの先輩2人。新入りの身ながら力を貸したり、いったん報告するためにギルドに戻ったら、その間にメリックがさらわれていたりと、なかなか展開が早いです。というか、ギルドマスターから“優秀”と言われている割には、敵にいいようにされていますな。
メリック救出に向かおうとするエリフと黒船Mk-IIの前に立ちはだかるデイドラ。そんなに強くないのでサクサク進められる……かと思いきや、やたらと強い敵が1匹! このままではやられてしまうと思ったところで、おそらく同じクエストを受けているのであろう他のプレイヤーがあっさり倒してくれました。オンラインRPGは、プレイヤー同士の予期せぬ出会いみたいなのがあるのがおもしろいです。ありがとう、見知らぬ誰か!
▲他プレイヤーのおかげでなんとかクリア。というかエリフ、お前もちゃんと戦えよ! |
この勢いに乗って、メリックが囚われているというダンジョンへ。このまま彼(先ほど助けてくれたプレイヤー)の後ろをついていけば楽にクエストがクリアできそうです! しかし、そんなに都合よく話は進まないもので……。
▲メリック救出のため“ダワーストーン貯蔵庫”へ。しかし、入り口とローディング画面には“ソロ”の2文字が! もしかして1人で解決しなくちゃいけないんですか? |
向かった先は“ソロダンジョン”。特に説明はないのですが、名前の通り1人用のダンジョンみたいですね。このレビューの趣旨にはあっていますが、さっきは他のプレイヤーに助けられたということもあって、心細さは倍増ですよ……。
▲ダンジョンの最深部には、明らかに強そうなボスが……。 |
おっかなびっくり進んでみたところ、どうやら敵の強さはこちらのレベルに合わせて調整されている模様です。そのおかげで危ういシーンもあったものの、ボスを倒してメリックの救出に成功しました。
どうにかやり遂げたおかげで、“アンドーンテッドギルド”クエストのモヤモヤは晴らせました! これからも楽しくこの世界を冒険していきたいと思います。
先ほど倒したボス・ドシアはなにやら邪悪な計画を立てていたようで、次はその阻止がクエストの目的になるとのこと。まだまだクエストは続きそうですが、いったんここで感想をまとめてみたいと思います。
以前も書きましたが、『エルダー・スクロールズ』シリーズ特有のぼう大な数のクエストや、深みのある世界観は本作でも健在。オンラインRPGですがソロでもそのボリュームは十分感じられるので、ファンなら迷わずプレイして損はないと思います。
この3回の記事でプレイしたのは序盤も序盤といったところですが、同じようなレベル帯のプレイヤーも多いようで、「今からやっても大丈夫かな?」という心配は無用に思えました。これまでシリーズをプレイしたことがなく二の足を踏んでいた人も安心して楽しむことができると思います。
世界的に成功しているタイトルの最新作となる本作の魅力を、次回以降もさまざまな記事でお伝えしていこうと思います。気になった皆さまは、ぜひこの夏、冒険の扉を開いちゃってみてください。
Published by DMM GAMES (C)2016 ZeniMax Media Inc. The Elder Scrolls(R) Online developed by ZeniMax Online Studios LLC, a ZeniMax Media company. ZeniMax, The Elder Scrolls, ESO, ESO Plus, Tamriel Unlimited, Bethesda, Bethesda Softworks and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the US and/or other countries. All Rights Reserved.
データ