2016年8月18日(木)
フジテレビ“ノイタミナ”他で、10月より放送開始のTVアニメ『舟を編む』のキービジュアルと、メインキャラクターの最新ビジュアルおよびキャスト陣が公開されました。
▲キャッチコピーは“人をつなぐ ‐ 言葉を編む”。 |
物語の中心人物となる、櫻井孝宏さんが演じる“馬締光也”、神谷浩史さんが演じる“西岡正志”、そして坂本真綾さんが演じる“林香具矢”の3キャラクターの情報が解禁。
それぞれ、世の中を生きていく上で、想いをうまく伝えられないでいる不器用な人間たちで、そんなキャラクターをキャスト陣が熱演します。
なお、本日8月18日25:05よりフジテレビの“ノイタミナ”で、最新プロモーションビデオが放映されます。本PVでは、初公開となるTVアニメ『舟を編む』アニメーション映像とキャラクターボイスを確認できるとのこと。
アニメ『舟を編む』の本格始動にあわせて、原作者の三浦しをん氏ならびにキャラクターデザインの原案雲田はるこ氏からのメッセージも到着しました。
●『舟を編む』イントロダクション
「まじめもいいけど、もう少し空気を読めってコト」
「西岡さんの仰る“空気”は【呼吸する】ものではなく、【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる“空気”ですね……」
口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。
中型国語辞典“大渡海”の刊行計画を進める、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに……。
「人をつなぐ? 言葉を編む」
伝わらない言葉。伝えられない想い。これは、そんな不器用な人間たちの物語である。
玄武書房・第1営業部に所属。営業マンではありますが、口下手で自分の想いをうまく相手に伝えられません。西岡との出会いをきっかけに、言葉に対する能力を開花していきます。
▲櫻井孝宏さん。 |
玄武書房・辞書編集部に所属。見た目通りのチャラ男でコミュニケーション能力は高いですが、辞書編集に興味はありません。偶然にも書店で営業中の馬締と出会い、辞書編集にその能力を発揮していきます。
▲神谷浩史さん。 |
板前修行中。馬締が下宿している“早雲荘”の大家・タケおばあちゃんの孫娘でもあります。“早雲荘”に住むことになり、馬締に興味を持つようになっていきます。
▲坂本真綾さん。 |
アニメ『舟を編む』、順調に準備が進んでおります。シナリオ、絵コンテ、美術設定など、どれもこれも感嘆のため息が出てきます。スタッフのみなさまの情熱が詰まった作品になりそうで、とっても楽しみです!
しかも、原作の連載当時からイラストを担当してくださった雲田はるこさんに、キャラクター原案としてご参加いただけるとは! 鬼に金棒だ。
先日、雲田さんと一緒にアフレコにお邪魔したのですが、キャストの方々も実力派ぞろいで、すごかったです……。登場人物に声を吹きこむとは、まさに命を吹きこむことなのだなと実感し、感激しました。
いまの段階でこんなに素晴らしいということは、完成品をテレビで拝見したら、私はどうなってしまうのでしょうか。感激死しないよう気をつけます。みなさまにも、放映開始を楽しみにお待ちいただければ幸いです。
関係者全員入魂のアニメ『舟を編む』を、どうぞよろしくお願いいたします。
『舟を編む』連載開始当初から、担当さんと2人で“世界一の『舟を編む』ファンである”ことを自負してまいりました。そんな大好きな作品が、発刊から長年に渡って愛され続け、ついにアニメ化です。こんなに感慨深いことはありません。しかもキャラクター原案としても関わらせていただき、先日はアフレコにも立ち会わせていただきました。
冒頭の、荒木さんと松本先生がそば屋で語り合うシーン。後のお話を知っているからなのか、ムネアツだからか、声優さんの演技があまりに素敵だからか、涙がにじんで止まりませんでした。
声優さん方によって命の色が吹き込まれて行く様子はとても特別なものでした。これから絵も動いて、色もついて、我が子……というにはおこがましいですが、我が孫も同然のキャラクターたちが動いて行くこと、楽しみにしております。
ぜひ、皆様もご期待ください。世界一のファンから見ても、すごく良いアニメになりそうです。
▼TVアニメ『舟を編む』作品概要(敬称略)
■放送情報:2016年10月よりフジテレビ“ノイタミナ”他で放送開始
■メインスタッフ
・原作:三浦しをん
・キャラクターデザイン原案:雲田はるこ
・監督:黒柳トシマサ
・シリーズ構成:佐藤卓哉
・キャラクターデザイン:青山浩行
・アニメーション制作:ZEXCS
・制作:玄武書房辞書編集部
■メインキャスト
・馬締光也:櫻井孝宏
・西岡正志:神谷浩史
・林香具矢:坂本真綾 他
(C)玄武書房辞書編集部