8月10日にNEBULASのセカンドシングル『カナリヤ』が発売になった。電撃Girl’sStyle9月号に掲載された、豊永利行さんのインタビュー完全版をお届け!!　

――今回のシングルの聴きどころやオススメポイントをお願いします。

　今回はNEBULASとして2度目の歌唱だったので、前回を聴いてくださった方には改めてNEBULASの色を再確認していただけると思います。

　どういう感じになるんだろうと思っていた方が、『星だけが知る』を聴いて「こういう色になるんだ」と実感してくださったかと思うのですが、今作はそれを踏まえたうえで聴いてくださると、さまざまな発見があるんじゃないでしょうか。

NEBULASはバラードも悲しみに溢れているところが聴きどころだと思っています。ただ、個人的にカップリングである『Ing...』からラグポやユニコっぽさを感じたので、僕自身はとても歌いやすかったです。

　反面、ルイくんがマジフォーではあまりやらない表現をされるんじゃないかなぁと思います。僕もまだ推測でしかないですが、ルイくんがこういった曲調の歌を歌うということ自体がオススメですね。

――『Ing...』がラグポやユニコっぽかった、とのことですが具体的にはどのあたりでそう思われたのでしょうか？

　曲調の種類が似ているなと思いました。『Ing...』はロックなのですが、その雰囲気がラグポに似ていると感じました。前回の『POLYHEDRON -Stay Foolish Night-』はどちらかというと、ユニコっぽいなと感じたので……。

　今回は『カナリヤ』のバラードと『Ing...』のロックな感じがラグポで歌うバラードとロックに近いなと思いました。大人でゴリゴリした雰囲気がラグポやユニコに近いのかな。

　3つあるジャケットすべてにシャイ様がいるということで、もしかしたら楽曲もシャイ様のイメージで作っていただけたのかもしれません。ラグポっぽさは感じつつも、ルイくんやアルトが絡むことによってNEBULAS色満点の楽曲に仕上がったんじゃないでしょうか。

――ピタゴラスプロダクションのアイドルたちはシャッフルユニットという新しい試みに挑戦しましたが、「今年新しく始めたこと」もしくは「挑戦してみたいと思っていること」などはありますでしょうか？

　毎回、お芝居に関しては色々なアプローチを試していきたいなと思っています。また、ここ最近は、自分で脚本を書いてみたり、演出をしたりという裏方の仕事にも興味が出てきています。ただ、そのためには自分の知識量や演出力が足りていないと思うので色々な舞台を観たり、本を読んだりして引き出しを多く作りたいと思っています。

　ただ、これだとまだまだ先の話になりそうなので、まずは健康管理としてスムージー飲んだり、筋トレをしたりと身近なところから始めていきたいですね。それこそ筋トレはずっとしたいと思っているのですが、なかなか時間が取れなくて……。

　仕事を終えて帰ってくると、大体夜遅くなるので、そのあとで筋トレする気力が湧かないんです（笑）。脚本・演出に関してはまだまだなので、今はイベントの企画を通しておもしろいことができたらと思っています。

――お芝居以外ではなにか挑戦してみたいことはありますか？

　サイクリングに挑戦してみたいです。ただ、おじちゃんになってきてしまったので、なかなか腰が上がりません（笑）。直純さんが色々とアクティブな活動をされているとお聞きしたときも、率直にすごいなと思いました。

――先ほど、豊永さんもスムージーを飲んでいると仰っていましたが、健康管理という意味では運動も食事も大切ですもんね。

　ただ、スムージーって作っても買っても意外に高いんですよね！　今は果物や野菜の値段が高くてスーパーに行く度に仰天しています（笑）。本当はイチゴや巨峰を使ったスムージーが飲みたいのですが、2つとも旬の時期以外だと高いので柑橘系やバナナで作っています。

　これを読んでくださっている乙女のみなさんも同じ悩みを抱えていると思うので、もしオススメのお手軽素材があったら僕に教えてください！　自宅の近くにスーパーが3つあるのですが、それぞれ安いものが違うので帰りはハシゴしています。すごく庶民的な話になってしまいましたが（笑）。

――今年新しく始めたことはありますか？

　カツラだったわけではないのですが、髪型を地毛にしました（笑）。クセっ毛だったのでここ数年は縮毛をかけて伸ばしていたのですが、今年からクセを活かしてみようと思って、天然パーマのままスタイリングしていただくようになりました。今は縮毛矯正をせずに舞台に立っているので、くりくりしたヘアスタイルでいることが多いですね。

　ちなみに先日のRejetフェスも地毛を活かした髪型にしているので、DVDにはウェーブがかったシャイ様を演じた僕・豊永利行が収録されていると思います（笑）。

――シャッフルユニットのなかで、担当キャラクターに役割を付けるとしたらどんなものですか？

　シャイ様は厳しいけれど、きちんと優しさも持っている先輩だと思っています。今回のドラマパートでも仕事では上下関係をきっちりしていますが、遊びに行くときはラフでいいよという柔軟な一面も見られました。

　強いて言えば、シャイ様はツッコミだと思いますが、意外と世間・常識知らずなところもあるので、ツッコミと言い切れないのが悩ましいですね（笑）。前から感じていたのですが、シャイ様はツッコミがそもそもボケているという、“ボケツッコミ”みたいなところがあるので……。

　じつは、たまに出る天然さは僕と似ている部分でもあります。僕も偏った雑学に長けているのですが、みんなが知っていることを知らないときがあって……。きっとシャイ様もそうなんじゃないかなと！

――豊永さんから見て、NEBULASのほかのメンバーはどうですか？

　ルイくんは優しくて意外とふわふわしているので、しっかり者に見えるけれど結果ボケポジションになってしまうタイプかな。直純さんの優しい雰囲気と重なるところがあるので、ルイくんにはずっとニコニコしていてほしいなと思っています。

　アルトもツッコミだと思っていたのですが、いかんせん中の人が沢城千春くんなので、本人の漂う雰囲気から天然枠に入ってしまいますね（笑）。こうしていざ考えてみるとNEBULASボケツッコミしかいないかも!!　誰も地図読めなさそうな気がするので、「こっちです」「いや、こっちじゃないか？」の応酬で結果迷子になりそうな3人だと気づきました（笑）。

　NEBULASはちゃんとしているように見えて、ちょっと抜けている人しかいない気がします。周りから見たら誰よりも安定感あるメンバー揃いなのに、1歩お店から出たら左から来たのに迷わず右に進んでしまう危うさを感じました（笑）。

――NEBULASで旅番組があったら波乱万丈になりそうですね。

　誰も気に留めないような場末のスナックにふらっと入ったり、「なんかにぎやかでキラキラしてる！」と言ってパチンコ屋に惹かれそうですね（笑）。恐らく、ラグポもキラの方が一般的な価値観を持っているので、普通の人が日常で行く場所をきちんと理解してるんじゃないかな。

　シャイ様はものすごく高い喫茶店ばっかり詳しいような気がします。一杯900円のカフェオレに驚くみんなに向かって、「俺はいつもここでお茶を飲んでいるんだが……」とか言い出しそうです。スーパーも高級スーパーに行って、真空パックされたスモークベーコンとか買っているイメージがあるなぁ（笑）。

――シャイさんを始め、NEBULASのみなさんは仕事とプライベートで印象が変わりそうですね。

　仕事としてのNEBULASをまとめるのはシャイ様だけど、プライベートで遊ぶとなったら「誰も行先を知らない」の連続でグダグダになりそうですね（笑）。なので、グループで担当を決めるなら全員が天然ボケを通り越して“天然物”になるかな。みんなにはスリや置き引きに気をつけて欲しいです。特に海外では隙を見せないように、とお願いしたいです（笑）。

――読者の方にメッセージをお願いします。

　このインタビューを読んでくださっているということは、NEBULASのセカンドシングルも発売しております（笑）。発足当時はまさかセカンドが出るとは思っていなかったので、こうしてまた直純さんや千春くんと歌えることをうれしく思っています。　じつは、キラが寂しがっていると元気くんから聞いたのですが、僕も寂しがりつつNEBULASでの活動を楽しんでいる毎日です（笑）。

　WONDER CORONA!やMY▼MILKY▼WAY（▼はハートマーク）と比べてNEBULASはバラードやクールが最大のポイントだと思っているので、2組ではしゃいだ後に僕らの歌を聴いて落ち着いてもらえたらうれしいです。

　シャッフルユニットはひと段落ですが、みなさんのお声があれば第二弾もあるかも知れません。また、マジフォー、ラグポ、ユニコといったオリジナルユニットの活動や『MARGINAL＃4』のアニメ化も発表されたので、そちらにも期待をしていてください！

ツイート

(C)2014 Rejet / IDEA FACTORY
(C)2015 Rejet