2016年8月25日(木)
カプコンから8月25日に発売されるPS4/PS3用ソフト『戦国BASARA 真田幸村伝』のレビューを、ライターのる~ぱがお届けします。
シリーズ屈指の人気キャラクター・真田幸村にスポットを当てた『戦国BASARA 真田幸村伝』。今回はプレイインプレッションとして、序盤のストーリーや新武将の使用感を解説していきます。
さらに、各モードの特徴や新要素についてもレポートします。
本作のストーリーモードである“真田幸村の生涯”は、人気の高い武将・真田幸村にスポットを当てた物語が展開します。
▲戦場を駆けながら、これまでの生涯を振り返る序章。 |
第一章は真田幸村の幼少時・弁丸と、終生のライバルである伊達政宗の幼少時・梵天丸が登場。その出会いと、互いをライバルと認めるまでの経緯が描かれています。
▲実直な性格は変わらず、ただハイテンションなノリはまだ見せていない弁丸。背丈の倍以上ある大人相手に、子どもとは思えない活躍を見せます。 |
▲ライバル梵天丸が登場。さすがにこのころはまだ英語は使っていないようですが、去り際にその一端を垣間見せてくれます。 |
▲第一章ラストは弁丸と梵天丸の一騎打ち。武器破壊後のつばぜり合いが、後々完成される戦闘スタイルを表しています。 |
時代は流れ、青年となった真田幸村が活躍する第二章。父・真田昌幸と兄・真田信之も登場し、主君・武田勝頼を救出するため天目山へと向かいます。
▲この頃になるとノリノリなセリフ回しで戦場を駆ける真田幸村。父と兄の背中に追いつくため、アツい魂で敵武将に立ち向かいます。 |
▲バラバラに戦うことになった3人の前には、手ごわい武将たちが立ちはだかります。 |
▲ラストは織田信長&明智光秀とのバトル。信長の圧倒的な戦闘力と、昌幸が見せる舌戦は必見です! |
第三章は真田家の家紋にまつわるエピソード。北条家に囲まれた絶望的な状況のなか、“奇術師”と呼ばれる真田昌幸が一計を計らいます。
▲一族の命運を賭けて戦う真田と北条。真田家の面々は、敵武将から旗を奪っていきます。 |
▲真田家と戦う風魔小太郎と北条氏政。互いの信念がぶつかり合うアツいバトルが展開! |
他の武将にスポットを当てている“前談秘話”。武将ごとの思惑を知ることで、本作のストーリーに深みを持たせてくれます。
▲弁丸と梵天丸の修行シーンを描いた前談秘話。真田昌幸や片倉小十郎との掛け合いから、2人の性格の違いがうかがい知れます。 |
▲明智光秀や風魔小太郎なども操作可能。敵軍の様子や思惑を知ることで、本作のストーリーをより深く楽しむことが可能です。 |
●真田幸村
空中で突進攻撃を行う“天羽”が特徴の真田幸村。天羽後はさまざまな攻撃への派生が可能で、天羽を繰り返せば高速移動することもできます。
天羽後の派生は連続攻撃を行う“烈火炎”がオススメ。烈火炎後に天羽へと派生させることで、コンボ数がカンタンに稼げます!
●弁丸
弁丸は、天羽を彷彿とさせる“六そう飛び”を習得。攻撃の威力や範囲はまだまだながら、軽快なアクションはその後の成長を感じさせるモノになっています。
炎をまとい連続攻撃を繰り出すバサラ技。青年時との違いを見比べてみるのもおもしろいかもしれません。
●真田昌幸
帽子に身を隠す、瞬間移動を行うなど、特殊なアクションを持つ真田昌幸。そのトリッキーさは扱いがやや難しいものの、ハマったときの強さはズバ抜けており、やり込みがいのあるキャラクターです。
真田昌幸を使いこなす上で重要になるのが瞬間移動を行う“板つき”。長距離を一瞬で移動できるため、コンボをつなげやすいキャラクターと言えます。“大入銭”は球体を呼び出し、連続攻撃を行う固有技。球体出現後は真田昌幸自身の行動が可能なので、追撃するもよし、板つきで遠くの敵を狙うもよしの使いやすい技です。
●真田信之
新武将の真田信之は、はしごのような槍を使ったアクションが特徴。敵をつかんで投げ飛ばすといったパワープレイに加えて、はしごに登ってジャンプ攻撃を行うなど、多彩なアクションで敵軍を圧倒しましょう!
使いやすいのははしご槍に登って叩きつけを行う“蜜登”と、膝蹴りからはしご槍の連続技を繰り出す“兎狩里”。どちらも空中発動可能で、攻撃範囲も広いため、交互に繰り返すだけで敵を一掃することができます。
信之のバサラ技は、髪の毛を振り乱し、はしご槍を8の字に回転させ突進。トドメに猛獣のように大地を揺るがすほどの咆哮をあげるというダイナミックなものです。
●伊達政宗
攻撃ボタン長押しによる追加攻撃を複数回当て続けることで“暴走”状態となり、攻撃速度がアップする伊達政宗。ほとんどの攻撃が長押しに対応しているため、自分の好きな技やコンボで暴走状態を維持できるのが特徴となっています。
個人的にお気に入りなのが“Deadly Cross”。ヒットすると敵を打ち上げるため追加攻撃が命中しやすく、暴走状態にしやすい技になっています。打ち上げ後は“Kill Shake”による追撃を狙ったり、“Magnum Dunk”で遠くの敵を狙ったりと、コンボバリエーションの豊富さも魅力の1つ。
●梵天丸
木刀による斬撃と蹴り技を主体とするワイルドな少年・梵天丸。六刀による派手さはありませんが、攻撃ボタン長押しの追撃を続けることで発動する暴走状態はこの時点で習得済み。リーチが短いため暴走状態を維持するのはやや難しいですが、うまく当て続ければ大人顔負けの活躍ができるでしょう。
攻めの起点となるのがスライディングからの連続攻撃を行う“逆鱗”。移動距離が長めなので、間合いの離れた敵に使っていきましょう。接近したら大ダメージが期待できる“乱尾”を狙ってみるのもオススメです。
これまでは武器や防具を装備することで行っていた武将の強化が、“型”によるシステムに変化。各武将にはバランスタイプの“均”、攻撃タイプの“撃”、防御タイプの“堅”などが用意されており、目的に応じて切り替えることがポイントになります。
▲型は文銭を支払うことで強化可能。お気に入りの型を強化して、自分だけのプレイスタイルを見つけてください。 |
武将にさまざまな特殊効果を付与するスキルも型によって変化。型に設定されたスキルは、敵兵を倒した際に得られる“武心”を集めることで発動していきます。
▲各武将には固有の属性を強化する型が用意。真田幸村の“炎”の型では、属性攻撃を強化するスキルが発動します。 |
▲武心ゲージが1段階上昇してスキルが発動。武心は体力ゲージが青い敵から入手できるので、見つけたら優先して倒していきましょう。 |
▲ステージのどこかにある“伝心玉”を手に入れると“武心伝心”が発動可能に。武心伝心が発動すると、すべての敵が武心を落とすようになるため、武心ゲージをためるチャンスとなります。 |
また、本編クリア後には『戦国BASARA4 皇』に登場した武将を使える“真田の試練”モードが解放。真田の試練はサバイバル形式でステージを進めていくモードで、突破したステージ数に応じて文銭を獲得できます。
▲新武将6人を加えた、46武将が使用可能。 |
他にも虹色チャンスや六丸チャレンジなどの新要素が追加され、よりバトルの魅力が深まった本作。これまでの武器・防具・スキルによるカスタマイズが型システムに一本化されたことで、遊びやすさもアップしています。
▲虹色の扇子を背負った“七色屋”を攻撃すると虹色チャンスがスタート。出現する敵兵を倒すと大量の文銭が獲得できる。 |
▲武将ごとに用意された多彩なコスチュームも健在です。 |
▲戦闘中に交わされた会話をあとから確認することも可能に。 |
真田幸村の生涯を追体験するストーリーとなっており、シリーズ未プレイでも楽しめる内容になりました。入門用にも最適の一本、シリーズファンにも初めての人にもオススメのタイトルです。
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