2016年8月31日(水)
セガゲームスから今秋に配信されるスマートフォン用RPG『ワールドチェイン』を紹介する連載企画の第2回をお届け!
『ワールドチェイン』は、同社の人気スマホアプリ『チェインクロニクル』に続く、新たなチェインシナリオRPG。何者かの手によって歴史がゆがめられた世界を舞台に、“現代”と“過去”が交錯する壮大なストーリーが展開する。
今回はメインストーリーとして描かれる“戦国時代”と“ローマ・エジプト時代”の序盤シナリオや、本作の代表的なレブナント(偉人)たちを紹介。“現代パート”や主人公たち“リライター”の紹介は前回の記事を参照してもらいたい。
シマトラによってタイムドライブさせられた主人公、なぎさ、シンゴの3人が辿り着いたのは荒れ果てた寒村だった。突然襲い掛かってきた騎馬隊や、なぜか野盗をしていた前田利家(戦国時代に活躍した武将で、豊臣政権五大老の1人。史実では野盗をしていたという記録は残っていない)をなんとか退けた3人がチェインドライバーを確認すると、そこには“1601年、京都”と書かれていた。
情報収集のため村人に話を聞くと、「武田家が今川家との戦いを制して上洛している」との情報が。正規の歴史では、1601年に今川家は存在しないはず……。そのことに気付いたなぎさが、ある仮説を立てる。それは、“戦国時代の早い段階で、織田信長が不在になる”ということ。
なぎさの推理が正しいのかを確認するため、リライターたちは桶狭間の戦いが起こった1560年へと向かう、そこで、彼らを待つのは……。
尾張の風雲児“織田信長”
声優:伊智生士冶/絵:春乃壱
尾張の戦国大名。一族の争いを制して尾張を統一し、桶狭間の戦いで今川義元を破って有力大名となる。身分や家柄にこだわらず優秀な者を積極的に登用することで、豊臣秀吉や滝川一益など多くの人材に恵まれた。しかし天下統一を目前にして明智光秀の謀反により、本能寺で生涯を閉じる。
木綿藤吉“羽柴秀吉”
声優:岡野浩介/絵:萩谷薫
信長に仕えて大出世を果たし、農民から天下統一を成し遂げた“戦国一の出世頭”。木下藤吉郎、羽柴秀吉、豊臣秀吉と、出世すると共に名前も変わっていく。“人たらし”とも呼ばれ、多くの人から愛された。また信長の妹であるお市の方に惚れ込んでいたことも。
海道一の弓取り“今川義元”
声優:てらそままさき/絵:小山宗祐
“海道一の弓取り”と言われた、戦国時代初期の大名。名家の今川家に生まれ、軍師の太原雪斎と共に東海地方の大部分を支配した。史実では桶狭間の戦いで信長の部隊に奇襲されて命を落としたとされるが、主人公たちの前に現れた義元は信長の奇襲を知っているようだが……。
近江の鷹“浅井長政”
声優:野宮一範/絵:碧風羽
浅井家の当主。信長の妹のお市の方と婚姻関係を結び、織田家とは同盟関係にあった。しかし大恩ある朝倉家が織田家に攻撃されたことで、長政は義を重んじて織田家との同盟を破棄することになる。
戦国時代を史実通りに修正した主人公たちは、現代で出会ったリザ(エリザベス・ブライトウェル)をリライターの一員に加える。リザがチェインドライバーを手にすると、そこには“80年、ローマ”と表示されていた。さらなる歴史を正すため、リザと、戦国時代を修正中に仲間になったマリカ(常葉・茉莉花・アリーユースフ)を加えた5人は早速ローマへとタイムドライブを行う。
「80年のローマは街道が整備されていて、都市の外も治安がいい」となぎさは言ったが、到着早々蛮族に襲われてしまう。蛮族を返り討ちにして問いただすと、史実とは異なりこの歴史ではローマは国家ではなく小さな一都市に過ぎないようだった。そして蛮族は「ローマには近づくな」と警告する……。
神君ユリウス“カエサル”
声優:杉田智和/絵:五十嵐睦
古代ローマの偉大な英雄の1人で、帝政ローマの礎を築いた人物。ガリア戦争などで軍人として活躍したほか、政治家としても優秀だった。野心家であり、プレイボーイという一面も。クレオパトラは愛人の1人。
『ワールドチェイン』では、メインストーリーで登場しない時代のレブナントたちも、ガチャやイベントなどで手に入る。彼らにはそれぞれ“列伝”と呼ばれる個別ストーリーがあり、史実に基づいた物語が楽しめる。
太陽神の御子“卑弥呼”
声優:たかはし智秋/絵:五十嵐睦
古の日本に生きた、多くの謎に包まれた神秘の女王。“邪馬台国”を都に約30の国から成る“倭国”を治めたことが、中国の歴史書に記されているが、同じ時代に生きた者でも、その姿を目にする機会は少なかったという。はたして“邪馬台国”はどこにあったのか?
牛若丸“源義経”
声優:梅原裕一郎/絵:NPA
平安時代末期の武将。源頼朝の弟で、“牛若丸”の幼名を持つ。平泉の奥州藤原氏の元で育ち、兄・頼朝が挙兵すると、奥州で得た配下を連れて参陣した。一ノ谷や屋島、壇ノ浦の戦いで平氏を破り、源平合戦最大の功労者となる。しかしその後は兄から追われる立場となってしまう。
大楠公“楠木正成”
声優:藤原啓治/絵:杉浦善夫
鎌倉時代末期の武将。楠公(大楠公)の名で知られる。後醍醐天皇に味方して倒幕の兵を挙げた。僅か数百の兵を率いる正成に対し、幕府は数万の討伐軍を差し向ける。赤坂城で迎え撃った正成は、多くの奇策を用いて幕府軍を翻弄した。最期は足利尊氏の軍に敗れる。
伝説のガンマン“ビリー・ザ・キッド”
声優:武内駿輔/絵:文太
西部劇の英雄として描かれる、アメリカのガンマン。ニューメキシコの町でタンストールという牧場主に見いだされ、町の権力者と結びつくドラン一派と激しい抗争を繰り広げた。抗争後、親友だったパット・ギャレットが保安官になり、最期は彼に射殺された。
ヨーロッパ最強の剣士“シュヴァリエ・デオン”
声優:桐谷蝶々/絵:so-bin
フランスの外交官兼スパイ。外交官としてロンドンに出向いたが、帰国命令に従わず、イギリスに政治亡命。のちに一時帰国するが、再びイギリスへ。男性としても女性としても活動したことから、デオンの性別については当時話題を呼んだ。マリー・アントワネットからドレスを贈られたことがあるのは有名な話。
海賊女王“グレイス・オマリー”
声優:東山奈央/絵:NPA
アイルランドの海賊。15歳のときに結婚して子どもを儲けるが、夫が戦死。それに乗じて敵が攻め寄せるが、グレイスが兵を指揮し、守りきった。その後、グレイスは海賊のリーダーとなり、周辺海域を荒らしまわった。息子がイギリスに逮捕された際は、ロンドンに赴きエリザベス女王と会見している。
海賊提督“フランシス・ドレイク”
声優:松田裕市/絵:西野幸治
15世紀エリザベス朝の航海者で、のちに海軍提督に着任。イングランド人として初めて世界一周を果たす。当時イングランドと不仲だったスペインの船を襲撃して多くの財宝を持ち帰ったことから、エリザベス女王に“私の海賊”と呼ばれた。一方、スペイン人からは悪魔の権化として恐れられた。
平原の女王“カラミティ・ジェーン”
声優:水樹奈々/絵:袁藤沖人
アメリカ西部開拓時代の女性ガンマン。馬と鉄砲の名手で、“疫病神(カラミティ)”のあだ名を持つ。本名はマーサ・ジェーン・カナリー。1870年ころから軍隊の斥候として働き、平原インディアンの掃討を行った。ガンマンのワイルド・ビル・ヒコックの恋人だったという話もある。
奥州の独眼竜“伊達政宗”
声優:中村悠一/絵:タカヤマトシアキ
東北の戦国大名。若くして家督を継ぐと、5年余りで周辺の諸勢力を支配下に置き、東北に大きな領土を築く。しかし、時はすでに戦国末期。このころには豊臣秀吉が天下をほぼ統一しており、政宗も秀吉に従属した。領地である仙台の発展に尽力し、徳川家光の時代まで生き続けた。
雑賀衆大将“雑賀孫市”
声優:杉田智和/絵:風間雷太
雑賀衆の頭領。雑賀衆は紀伊の地侍らによる武装集団で、多くの鉄砲を所持していたことから、周辺の諸勢力は傭兵として雑賀衆の戦力を求めた。石山合戦では本願寺に味方し、織田信長と戦う。織田軍は雑賀衆の鉄砲技術の前に苦戦した。謎多き人物で、複数の人物が孫市を名乗っていたという説もある。
女当主次郎法師“井伊直虎”
声優:斎藤千和/絵:碧風羽
遠江の豪族。井伊直親と婚約していたが、井伊氏に今川義元への謀反の疑いが掛けられ、直親は他国へ逃亡。のちに帰参し井伊氏の当主となった直親だが、すでに正室を迎えていた。直親が今川氏真に殺されると、直虎が女性ながら当主となった。ちなみに、2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』が放送予定。
蝮の娘“帰蝶”
声優:古川小百合/絵:山中虎鉄
織田信長の正室。「マムシ」と呼ばれた戦国大名・斎藤道三の娘で、対立関係にあった両家が和睦する際、帰蝶が織田家に嫁ぐことになった。武術の心得があり、戦場では信長の隣に立つ帰蝶の姿が見られることもあったという。明智光秀が従兄弟だったという説もある。
大奥を統べる者“春日局”
声優:内田真礼/絵:五十嵐睦
徳川家光の乳母。父の死後、公家の三条西公国に育てられ、高い教養を身に着ける。家光の乳母に任命されると家康に働きかけ、家光を3代将軍に確定させた。大奥の全権を取り仕切り、老中を上回るほどの絶大な権力を持っていたという。なお春日局と家康の子が家光という異説もある。
巌流“佐々木小次郎”
声優:櫻井孝宏/絵:塚本陽子
安土桃山時代から江戸時代初期の剣客。“物干し竿”と呼ばれる三尺余りの野太刀を愛用した。富田勢源の教えを受け武者修行の後に小倉藩の剣術師範となり、剣技“燕返し”を編み出す。関門海峡の舟島で宮本武蔵と決闘を行うも、敗北した。謎が多く、武蔵より40歳程年上だったという説もある。
女房三十六歌仙“紫式部”
声優:竹達彩奈/絵:匈歌ハトリ
女房三十六歌仙の一人で、平安時代の女流作家。和歌や漢文などの才に秀で、中宮・彰子の女房兼家庭教師を務めた。長編小説『源氏物語』の作者であり、他に彰子の出産の諸事を記した『紫式部日記」』も執筆している。清少納言より10歳ほど年下で、実際には面識がなかったという説も。
不惜身命“真田幸村”
声優:羽多野渉/絵:春乃壱
信濃・上野の戦国大名、真田昌幸の子。大坂夏の陣では徳川家康の本陣に突入する活躍を見せ、“真田日本一の兵”と讃えられた。本名は真田信繁であるが、江戸時代の軍記物語や講談に“真田幸村”の名で登場して以来、その名が定着した。なお彼が従えた真田十勇士たちは、物語に記された架空の人物(モデルとなる人物が存在する者もいるが)。
女房三十六歌仙“清少納言”
声優:東山奈央/絵:武城にしき
女房三十六歌仙の1人で、平安時代の女流歌人。随筆『枕草子』を著した作家でもある。中宮・定子に仕え、才媛ぶりを発揮した。同じく一条天皇の中宮・彰子に仕えた紫式部が清少納言を敵視し、彼女を酷評する文章を残している。没年が不明なこともあり、墓所がいくつも存在している。
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