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2016年8月28日(日)

『三國志13 with パワーアップキット』が今冬発売。新要素“威名”や軍議、戦闘を紹介

文:にじ

 コーエーテクモゲームスは、PS4/PS3/PC用ソフト『三國志13 with パワーアップキット』を今冬に発売することを発表しました。

『三國志13 with パワーアップキット』

 『三國志13』は、“三国志”を生きた英傑の一人になり、神算の軍師や無双の豪傑たちと、時には力を合わせ、時には競い合い、思いのままに自分だけの物語を作り上げる歴史シミュレーションゲーム。

 『三國志13 with パワーアップキット』は、“さらに深まる、百花繚乱の英傑劇。”をコンセプトとして、発売中の『三國志13』に数々の新要素が加えられ、英傑たちの生き様を、より深く、より自由に堪能できるように進化させた作品です。

『三國志13 with パワーアップキット』

 『三國志13 with パワーアップキット』には、人間ドラマの集大成である三国志における、最高の武将プレイを表現するため、英傑たちの活躍手段を大幅に拡大する“威名(いめい)”システムが新たに追加。

 また、中国大陸における要衝をめぐる深い駆け引きが展開する戦略や、地形を駆使した采配による高い戦術性を実現した戦闘など、武将たちがゲームの中でより輝ける新要素が多数導入されています。

 さらに、ユーザーの方たちからの要望が多かった結婚や子育てなどのイベントの拡充に加えて、三国志後期をはじめとしたシナリオの追加、シリーズ初となる“イベントエディタ”の実装なども行われ、シリーズ史上最大のボリュームで進化した“百花繚乱の英傑劇”が実現されています。

新要素“威名”

 新要素の“威名”は、武将が天下に対して名乗る称号のようなもので、プレイヤー武将の生き様を示します。武将の実績に応じて解禁され、新たな威名を名乗ると、その威名独自の特性を得ることができ、新たな行動が行えます。

 また、“小覇王”、“南蛮王”など武将固有の威名もあり、武将の個性も楽しめます。威名には系統があり、仕官専用の威名系統や在野専用の威名系統があります。

 それぞれ系統ごとにできることが異なり、同じ武将であっても威名系統や威名が異なればまったく違ったアプローチで『三國志』の世界を生き、楽しむことができます。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲この画面ではどの威名が獲得可能なのか確認できます。また各威名系統の特徴も確認可能です。

●侠客系

 私兵や同志を率いて、民草の味方となる義勇軍の頭領や天下を乱す賊の頭目になれます。また、闇に潜んで武将たちを狙う刺客・暗殺者になり、歴史の裏を生きることもできます。

●威名の獲得方法、変遷について

 各威名には獲得条件が設定されており、プレイヤー武将が三国志世界でどう活躍するかによって、獲得できる威名が変化します。

 例えば侠客系統であれば、無名の状態から、まず世のために働く“大侠客”になるか、世を乱す“賊徒”になるかで、その後の道が大きく変わります。

 さらに賊徒になってからも私兵を集めて軍勢を動かす頭領である“賊将”になるか、武将の命を狙う“刺客”になるかという大きな分岐がある……というように、徐々に分野のスペシャリストになることも可能です。

 上位の威名であるほど強力で魅力的な特性や行動が解禁されていきます。さまざまな武将と絆を結んで人脈を広げ、威名ならではの経験を積むことで自身の道を極め、より特異な存在として三國志世界を思いのまま生きることができます。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲この画面では威名系統別に、どの威名で何ができるのかを詳細に確認できます。

●威名イベント

 獲得した威名を名乗ると、威名に応じた個性的な専用コマンドを実行できます。例えば威名“賊徒”を名乗ると、都市の金と兵糧を奪う“略奪”コマンドが実行できるようになります。

 略奪コマンドを実行すると、略奪を阻止しようと他の武将から一騎討ちを挑まれることもあり、その威名ならではの展開を楽しむことができます。

 また侠者として民の悩みを解決したり、時には刺客として仕事をしたり、君主から登用を持ちかけられたりといった威名に応じたイベントが発生することがあり、三国志の世界をさまざまな形で体感することができます。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲威名“賊徒”の専用コマンドである“略奪”を実行しています。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲威名“侠者”を名乗っていると、民から頼られるといった具合にさまざまなイベントが発生します。

軍議・戦闘

●軍議

 “軍議”は采配戦闘の開始前に開催される、いわば作戦会議です。どの“戦術”を戦場に持ち込み、それをどの戦術地点に配置するかを決定・提案することができます。

 軍議では、最初に総大将が参軍を任命し、参軍が戦術とそれを配置する戦術地点を決定します。総大将自ら参軍を務めることも可能で、また戦術の選び方によっては、他の武将から反論が出て舌戦に発展することもあります。

 戦術には、山岳で使用でき敵部隊の兵力や士気を下げる“落石”や、広範囲の味方部隊の士気を上昇させる“軍楽陣”など強力な効果を持つものばかりで、いずれも戦場に配置された“戦術地点”や“陣”を制圧することで使用できます。

 戦術を使用することで、兵力以外にも逆転の余地が生まれるため、地形を活かした戦況の変化をより実感できるようになっています。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲軍議で戦闘中に使用する戦術を設定しています。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲野戦での部隊配置の例です。戦場が広くなったことに伴い、部隊配置や侵攻経路など攻略の幅も広がっています。

●戦闘画面

 すべての戦場の広さが『三國志13』から約4倍に拡大されました。スケールアップした迫力の大戦場を体感することができます。

●攻城戦

 攻城戦では、陣を守備側が占有しているため、攻撃側は戦術の使用でも、部隊の布陣でも不利を強いられます。戦術地点を活用して敵部隊を迎撃、もしくは戦場が広くなったことで増えた侵攻経路から奇襲を仕掛けるなど、『三國志13』にはなかったスケール感のある攻防が楽しめます。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲画面奥にある曹操軍(青旗)の城に向かって、袁紹軍(黄色旗)が攻撃を仕掛けています。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲画面中央の劉備部隊が戦術“軍楽陣”を使用しています。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲城門に迫った袁紹軍と、守備側の曹操軍が白熱の攻防戦を展開しています。

●野戦

 野戦では、戦場の拡大や戦術地点の追加により、戦闘での選択の幅が増えています。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲野戦場で、孫堅軍と張角軍が激突しています。

 写真の場面だけでも、プレイヤー(孫堅軍)には、大量の敵部隊(張角軍)に対して正面から正攻法で攻めるか、画面右上の坂にある“陣”(テントっぽい赤い丸いアイコン)を制圧し、戦術を使用することで自軍の損害を抑えながら、一気に勝利を狙うのか、という2つの選択肢があり、ユーザーの選択次第で戦況が多彩に変化します。

要衝・軍勢士気

 本作では、『三國志13』の集落が“要衝”として表現されています。要衝には五丈原や夷陵といった三国志の戦場として描かれた場所もあり、要衝に“城塞”と呼ばれる施設や軍勢を布陣させて備えることで、大軍勢による侵攻に対しても“要衝”で迎え撃つことで守備側が優位に立つことができます。

 また、全国1枚マップの戦略性をより活かすため、行軍中に徐々に士気が減っていく“軍勢士気”が追加されています。

 “軍勢士気”は軍勢ユニットの兵力の下にあるバーで表示されており、軍勢士気は進軍につれて下がり、要衝の上で待機すると回復するため、長距離行軍を行うと軍勢士気が低下し戦闘力が大幅に下がってしまいます。

 そのため要衝を制圧しながら士気を上げじっくり攻めるか、軍勢士気が低下する前に一気に敵を攻めるかという軍勢運用の駆け引きが攻略のカギとなります。

『三國志13 with パワーアップキット』
▲五丈原など有名な地名な戦場は要衝として、戦場の要になります。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲都市“済北”に隣接する要衝“歴城”です。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲魏の勢力下にある要衝です。官渡や匡亭、白馬港など。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲呉の都、建業周囲の要衝です。長江に接する港は要衝となっており、強力な水軍を誇る呉の実力を垣間見ることができます。また近隣には魏との大決戦の舞台となった要衝“合肥”も存在します。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲蜀の都、成都周囲の要衝です。山岳地帯にも要衝が存在し、蜀の地形的な堅固さがうかがえます。また漢中の周囲には諸葛亮が最期を迎えた“五丈原”も存在します。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲軍勢士気の状況は軍勢ユニットの兵力の下にあるバーで確認できます。軍勢士気が下がるにつれて、緑→黄色→グレーの順でバーの色が変化します。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲劉備勢力が支配する建業を、私兵を率いた孫策、正規軍の劉備が攻撃しています。

武将スチル

 パワーアップキットでは、本編の700人に加えて、新規に100名が追加されます。今回は新規に追加する武将、既存から刷新する武将を何人かの情報が公開されました。

●曹仁

『三國志13 with パワーアップキット』

 字は子孝(しこう)。魏の将で、曹操の従弟。武芸百般に通じ、弓術、馬術を得意としました。赤壁の戦いののちは荊州を守備します。曹丕の代には魏の大司馬を務めました。

●曹洪

『三國志13 with パワーアップキット』

 字は子廉(しれん)。魏の将で、曹操の従弟。曹仁とともに曹操の挙兵に参じました。軍の中核として各地を転戦し、活躍します。曹丕の即位後、魏の衛将軍、驃騎将軍を歴任しました。

●杜氏

『三國志13 with パワーアップキット』

 呂布配下・秦宜禄の妻。秦朗の母。のちに曹操の側室となります。夫が使者として袁術の下へ出向くと、下ヒで留守を守ります。子の秦朗は曹操の宮中で育てられました。

●蔡ヨウ

『三國志13 with パワーアップキット』

 字は伯[ロ皆](はくかい)。後漢の学者。隠棲中、董卓に恫喝され出仕。しかし董卓が呂布に討たれると、厚遇され恩義を感じていた蔡ヨウは悲しんだという。王允がこれに怒り、彼を処刑します。

●董白

『三國志13 with パワーアップキット』

 董卓の孫娘。董卓が暗殺された際、董卓の親族は老幼を問わず殺されたとあります。董卓が政権を握った際には、15歳未満でありながらも渭陽君として領地を与えられました。

●高順

『三國志13 with パワーアップキット』

 呂布配下。“陥陣営”の異名を取った武将。徐州の攻防戦では、夏侯惇と劉備の連合軍を破ります。侯成らの裏切りによって捕らえられ、命乞いする呂布とは対照的に、潔く斬られました。

●陳宮

『三國志13 with パワーアップキット』

 字は公台(こうだい)。後漢の中牟県令。董卓の暗殺に失敗した曹操に同行しますが、曹操の非情さに呆れ決別します。のちに呂布の謀臣となりますが敗北して捕らえられ、自ら処刑を望みました。

●呂玲綺

『三國志13 with パワーアップキット』

 史実には記載がない、架空の人物。呂布の娘で、父親譲りの武勇を誇ります。なお、呂布には厳氏との間に娘がいました。取り止められましたが、袁術の息子との縁談がありました。

【武名】

『三國志13 with パワーアップキット』
▲侠客では、私兵を率いて他勢力の依頼をこなすことで、より高位の威名を獲得できます。
『三國志13 with パワーアップキット』
▲[募兵]で私兵を率い、他勢力の都市を解放できるようになります。

本作のパワーアップポイント

●“威名”で極まる、さらに奥深く、さらに自由な武将プレイ

 武将として実績を積むことで獲得できる“威名”を名乗ることにより、さまざまな“できること”が開放されていきます。私兵を率いて中華全土に武名を轟かせる“侠客”や、蓄えた私財を投じて好みの勢力に肩入れする“商人”など、在野でのプレイスタイルが大きく強化されます。

 さらに、人心の掌握に長けた“軍師”や、軍勢の運用に能力を発揮する“将軍”など、いっそう多彩な活躍で、仕官後の勢力の中華統一を目指すこともできます。あらゆる身分と立場において、プレイヤー自身の思い描く生き方を三国志世界に刻むことができます。

●大陸全土に拡大する“要衝”をめぐる戦略と、個性が息づく“君令”

 大陸全土に存在する集落や地点を“要衝”とし、さまざまな機能をもつ“城塞”を建築することで、戦略上の要にできます。

 攻め寄せてきた大軍勢を、“要衝”に布陣したより少ない兵力で防ぐ間に、別ルートからの侵攻を進めるなど、局地戦での勝敗だけではなく、勢力全体の展開を練り上げる戦略が求められるようになります。

 さらに君主の戦略方針を示す“君令”の導入により、劉備の“大徳顕示”や董卓の“酒池肉林”など、君主たちの個性が強く感じられる深い戦略場面が展開します。

●“軍議”と“戦術”で大きくスケールアップする英傑たちの戦い

 新要素・“軍議”では、軍師たちの知謀による“戦術”を巡る論戦が展開します。戦闘では、山岳や森林、陣といった戦場の要地に配置された“戦術地点”をいち早く確保することで、落石や伏兵などの“戦術”による、これまでにない地形を駆使した戦いが可能になります。

 前作から4倍ものスケールアップを果たした戦場を、英傑たちが縦横無尽に駆ける、新たな戦いが始まります。

●『三國志』シリーズ史上最大のパワーアップ

 結婚、子育て、災害、異民族、放浪軍など、三国志世界での臨場感を深めるイベントを大幅に拡充します。また、三国志後期をはじめとする新シナリオや、三国志の物語を追体験しながら新要素の理解ができる英傑伝ステージが追加。

 さらに“史実武将編集”や“勢力編集”といった各種編集機能に加えて、シリーズ初となる“イベントエディタ”が実装されたことで、自分だけの人間ドラマを自由に創り上げることができます。

『三國志13』公式Facebookが開設

 『三國志13』の公式Facebookが開設されました。公式サイト公式Twitterとともに、情報が配信されます。

『三國志13 with パワーアップキット』

第一回生放送が配信決定

 9月5日に、インターネット番組“『三國志13 with パワーアップキット』第一回生放送”がニコニコ生放送YouTubeLiveで配信されます。

『三國志13 with パワーアップキット』

 番組では、発売を発表したばかりの『三國志13 with パワーアップキット』の魅力を利川プロデューサーが、ユーザーからの質問に答えながら紹介します。本作に関する深い情報の他、新情報や新企画の発表もあるとのこと。

 また、番組での質問やメッセージを8月31日まで受付中です。詳細は公式サイトをご確認ください。

▼“『三國志13 with パワーアップキット』』第一回生放送”番組概要
■実施日時:2016年9月5日20:00~21:00(予定)
■出演者(敬称略)
・『三國志13 with パワーアップキット』プロデューサー:利川哲章
・ゲスト:北口徒歩2分(ゲーム雑誌編集者)
・MC:天野唯

(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.

データ

▼『三國志13 with パワーアップキット』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PS4
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 with パワーアップキット』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 with パワーアップキット』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PC
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 with パワーアップキット(ダウンロード版)』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PS4
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 with パワーアップキット(ダウンロード版)』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 with パワーアップキット(ダウンロード版)』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PC
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 パワーアップキット』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PC
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 パワーアップキット(ダウンロード版)』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PS4
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 パワーアップキット(ダウンロード版)』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定
▼『三國志13 パワーアップキット(ダウンロード版)』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PC
■ジャンル:SLG
■配信日:今冬
■価格:未定

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