2016年8月28日(日)
8月28日開催の“FINAL FANTASY XV powered by 電撃PS プレミアムイベント“。そのステージイベント第2部“アクティブ・タイム・レポート gamescom振り返りSP!”の模様をお届けします。
▲『FFXV』ディレクターの田畑端氏(左)と『FFXV』グローバルブランドディレクターの大藤昭夫氏(右)。 |
冒頭では、『FFXV』の発売日を9月30日から11月29日に延期したことを改めて謝罪。マスター版を見た直後に延期を即決したことなどを語るとともに、現状のマスター版以上のものを届けることが約束されました。
8月17日から21日にかけてドイツで行われたgamescomでの様子が、現地の写真とともに田畑氏の口から語られました。
▲設営中の様子。 |
▲スクウェア・エニックスのドイツチームが作った椅子と、アメリカチームが作った剣。 |
▲インタビュールームの様子。コールマン社のキャンプグッズが置かれているなど、『FFXV』らしい雰囲気が再現されている。 |
試遊は最大7時間待ちという大盛況っぷりで、人が来すぎて主催者に中止させられた企画も多数あったとのこと。
さらに“IGN gamescom People’s Choice Award 2016”と“gamescom award 2016 Best Role Playing Game”という2つの賞も受賞。“Best Role Playing Game”の受賞はE3と合わせて欧米連覇となる快挙を果たすなど、海外ユーザーの期待と関心が表れたイベントに田畑氏も大喜びといった様子でした。
試遊者のプレイ後アンケートでもGOODと答えた人が90%と、クオリティにも太鼓判が押されました。
▲BADと答えたのはわずか2%という驚きの結果! |
ファンミーティングには150人のユーザーが集結。熱さと緩さが混ざった楽しいひと時だったようです。
また、gamescomで出展された最新プレビュー版に対するメディアの反応も良好だったようで、海外メディアからは「ファイナルファンタジーは再び最先端に立ちつつある」「思い出せる限りでは過去最高のファイナルファンタジーになりそうだ」「ファイナルファンタジーXVは再びファイナルファンタジーを大好きにさせてくれそう」などと称賛の嵐。
電撃オンラインにて掲載したレビューはこちらの記事を参照してほしい。
加えて、延期発表後のgamescomのインタビューでは、延期の説明はビデオで見たからもういいので、それよりもゲームの内容、延期の先を見た質問が多かったそうです。
久々のQ&Aコーナーでは大藤さんから田畑さんに鋭い質問の数々が飛び出しました。以下ではその質問と回答を掲載します。
Q:なぜこんなに直前になって延期したの?
A:マスター版を見たときに最高のものができたかといわれるとそうではなかったので、延期を即決した。急な話になって、関係者にはご迷惑をお掛けしたが、クオリティを上げることが一番だと思った。また、世界同時発売を考えた時、海外ではネットの接続率が高くない地域もあるという現実を真剣に考えた結果でもある。
Q:公式がネタバレしすぎじゃない?
A:『FFXV』が一体どこまででき上がっていて、何を目指して延期したのか、それをしっかりわかってもらうため。『FFXV』の今をしっかり見てもらいたかった。見る・見ないの取捨選択をしていただきたい部分もある。大きなネタバレや、ゲーム体験を損なわせてしまうような部分は出さないというのは一貫している。
▲冒頭動画日本語版が本日公開されることが判明! 英語版にはなかったバトルもあるそうです。ぜひ綺麗な映像でご覧ください。 |
Q:50分動画の冒頭のあれはラスボス?
A:『FFII』にインスパイアを受けていますが、今回はラスボスではなくイフリート。なぜあのタイミングで戦うのかといった周辺説明は、それこそネタバレなので許してください。
Q:冒頭にでてくるのは大人になったノクトなの?
A:そうです。あれはノクト。なぜ年をとっているのか、などはストーリーで楽しんで欲しい。
Q:同梱版が気になって予約できないのですが
A:我々が決められることではないが、我々としては実現させたい。今もソニーさんと話し合っている。
Q:延期したなら、『アルティメットコレクターズエディション』をもっと作ってよ!
A:延期を決めた直後に検討をしてみたが、もう部材の生産が完了していて、多くの生産ラインを閉じてしまっていたので、今からでは追加ができないとわかった。前回は作っている最中の増量だったのでいけたけど、ラインが閉じるとお手上げだった。本当に申し訳ありません。
Q:シーズンパスとDLCの情報が少なくないですか
A:公開した直後に延期を決めたので、非常に中途半端な見え方になってしまった。本当に申し訳ありません。DLCの内容は変わっていないので、今出ている情報に変更はありません。シーズンパスは非常にお得で豪華な内容となっているので、気になる人は是非買ってください。本編がマスターしたら、しっかりと詳しい情報を届けていく。
Q:『KINGSGLAIVE』のニックスは『FFXV』に出てくるの?
A:彼は『KINGSGLAIVE』の主人公だし、あの作品で完結しているので出てこない。しかし、その軌跡を感じられる何かは入っている。
Q:解像度とフレームレートは?
A:E3の情報と大差ないが、PS4版は900P~1080Pでほぼ30fps。XBOX版は756P~900Pでほぼ30fps。もちろん現時点での話なので、発売に向けて最適化作業を止めることはない。フレームレートの安定化など、最後まで努力し続ける。
Q:オルティシエ中盤、終盤問題について
A:オルティシエが中盤か終盤のどっちだ、ということですね。オルティシエは“中盤"。自分の滑舌が悪くて終盤と聞こえるように言ってしまい、通訳さんもそのまま終盤と訳してしまった。申し訳ないです。
Q:後半のリニア(物語が一直線)問題
A:後半には列車の旅があり、そこでは怒涛のストーリーが展開される。意図としては、オープンワールド部分だけでも十分のボリュームがあるものの、そこにFFらしいストーリーの楽しみも加えてゲーム全体を引き締めたかった。ハイブリッドな面白さがあるので期待していてほしい。
終盤には『FFXV』関連のプロデューサーで、田畑さん曰くチョコボの飼育員(プロデューサー)のサワタリ氏が登場し、『FFXV』内のミニゲーム“チョコボレース"の実機プレイが披露されました。
▲サワタリ氏。 |
▲ジャンプなどで障害物をこえつつチェックポイントを進み、ゴールを目指します。 |
“チョコボレース”には、プロンプトとの対戦形式や制限時間内にゴールを目指す障害物レースなどがあるとのこと。スピーディーかつ腕を磨いて楽しむ部分も見られ、視聴者からは「これは楽しそう」といったコメントも。
チョコボで動き回るだけでも楽しいのはもちろん、ほかにも釣りなどのミニゲームが用意されているのでご期待くださいとのことだ。
次回の“アクティブ・タイム・レポート”は、9月18日の東京ゲームショウ2016の会場からの生放送。コスプレでの参加も歓迎だそうです。後日、ネットに衣装の参考資料を公開する予定だそうなので、コスプレが好きな人はぜひ自慢の衣装で参加してみてはいかがでしょうか。
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